
本記事では、足腰に不安を感じるようになった方や、これからの暮らしを快適にしたいとお考えの方に向けて、椅子に座ったままお参りできる「台付きモダン仏壇」のメリットや選び方のポイントについて、専門家が詳細に解説いたします。
台付きモダン仏壇とは?
台付きモダン仏壇とは、現代の洋風な住空間にも調和するようにデザインされ、直接床に置くタイプの新しいスタイルの仏壇です。特定の宗派にとらわれないシンプルなデザインが多く、椅子に座ったままで丁度良い目線の高さになるよう設計されているのが大きな特徴です。リビングやダイニングといった日常の空間に違和感なく溶け込みます。
年齢を重ねるにつれて、「正座をしてのお参りが辛くなってきた」「今の生活スタイルに合わせて、もっと気軽にお仏壇に手を合わせたい」というお悩みを抱える方は非常に多くいらっしゃいます。従来の和室に置くお仏壇から、洋間で椅子に座って手を合わせるスタイルへの移行は、現代のライフスタイルの変化において自然な流れと言えるでしょう。本記事を最後までお読みいただくことで、ご自身の暮らしに最適な、後悔しないお仏壇選びの基準が明確になります。
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椅子に座って手を合わせる。新しい祈りのスタイルとは
現代の住環境や生活様式の変化に伴い、お仏壇のあり方も大きく変わってきました。これまでは和室に座布団を敷き、正座をしてお参りをするのが一般的でしたが、現在はリビングやダイニングに仏壇を設置し、椅子に座って手を合わせる新しい祈りのスタイルが主流となりつつあります。この章では、その背景と魅力について解説します。
正座が辛い時代の「台付きモダン仏壇」の定義と魅力
日本人の生活様式が和式から洋式へと変化し、ご自宅から和室が減少している現代において、お仏壇の形も進化を遂げています。特にご高齢の方にとって、毎日の正座は膝や腰への負担が大きく、それが理由でお仏壇から足が遠のいてしまうケースも少なくありません。そこで注目されているのが「台付きモダン仏壇」です。
台付きモダン仏壇の最大の魅力は、椅子に腰掛けた状態でお参りすることを前提に設計されている点にあります。床から直接立ち上がるデザインでありながら、下部が収納スペースを兼ねた台になっており、上部の仏さまを安置するスペースがちょうど椅子の高さに合うように作られています。
- 身体的負担の軽減: 膝や腰に痛みを抱える方でも、無理なく毎日手を合わせることができます。
- 洋間への適応: フローリングの部屋や、洋風の家具が並ぶ空間に設置しても違和感がありません。
- 日常との一体感: 特別な部屋に行かなくても、生活の一部として自然にお参りができます。
このように、台付きモダン仏壇は、現代の住宅事情と高齢化社会のニーズを深く理解し、身体への優しさと心の安らぎを両立させた、これからの時代にふさわしい祈りの形なのです。
リビングやダイニングに自然に溶け込むデザイン
台付きモダン仏壇のもう一つの大きな特徴は、その洗練されたデザイン性にあります。かつての伝統的なお仏壇は、重厚な黒檀や紫檀の木目、金箔の装飾などが特徴で、和室や専用の仏間にはよく合いましたが、現代の明るいリビングルームでは少し浮いてしまうことがありました。
しかし、モダン仏壇は「家具調仏壇」とも呼ばれるように、インテリアの一部として空間に美しく調和するように計算されています。使用される木材も、ウォールナット、タモ、メープル、ナラなど、現代のフローリングやダイニングテーブル、テレビボードなどに用いられる人気の素材が多く採用されています。
デザインの傾向としても、直線を基調としたスタイリッシュなものから、北欧家具のように丸みを帯びた温かみのあるものまで、多種多様なラインナップが存在します。そのため、ご自宅の壁紙の色や、すでにある家具のテイストに合わせて、まるで最初からそこにあったかのように自然に溶け込むお仏壇を選ぶことが可能です。「いかにも仏壇」という存在感ではなく、空間を彩る上質な家具の一つとして、ご家族の暮らしに寄り添います。
家族が集まる場所だからこそ生まれる感謝の連鎖
お仏壇を家のどこに置くかという問題は、ご家族のコミュニケーションに大きな影響を与えます。普段誰も入らない奥の部屋や、冷暖房の効きにくい部屋にお仏壇を置いてしまうと、どうしてもお参りの回数が減ってしまいがちです。一方で、台付きモダン仏壇を選び、家族が最も長い時間を過ごすリビングやダイニングに設置することには、計り知れないメリットがあります。
- 自然な語りかけ: 食事の前や出かける前など、日常生活の延長線上で、ご先祖様や故人様に自然と挨拶や報告ができます。
- 心の教育: お子様やお孫様が、ご両親がお仏壇に手を合わせる姿を日常的に見ることで、「お陰様」や「思いやり」といった感謝の心が自然と育まれます。
- 身近な存在: 頂き物のお菓子や季節の果物を、気軽に「まずはお仏壇へ」とお供えする習慣が根付きます。
リビングという生活の中心にお仏壇があることで、故人様が「遠くの世界の人」ではなく、「今も家族と共に暮らしている存在」として感じられます。この日常空間における祈りの時間の共有こそが、家族の絆を深め、世代を超えて感謝の気持ちを受け継いでいくための大切な役割を果たしているのです。
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高齢になっても使いやすい「台付きモダン仏壇」のメリット
台付きモダン仏壇は、見た目の美しさだけでなく、実際に毎日使用する上での実用性や機能性においても、数多くのメリットを備えています。特に、年齢を重ねて足腰に不安を感じる方や、日々の家事負担を減らしたいとお考えの方にとって、非常に使い勝手の良い設計となっています。この章では、具体的な3つのメリットを深掘りします。
立ち座りの身体的負担を軽減する最適な高さ
台付きモダン仏壇をお選びになるお客様が最も実感されるメリットは、何と言っても「立ち座りの負担軽減」です。床に正座をして立ち上がる動作は、膝や腰、さらには心臓にも負担をかけることがあります。しかし、台付きモダン仏壇であれば、ダイニングチェアやリビングのソファに腰掛けたまま、リラックスした姿勢でお参りすることができます。
お仏壇を選ぶ際、私は常に「日常生活の目線」を意識することをお勧めしています。椅子に座った状態で、お仏壇の中心に安置されている仏さまや、大切なご家族のお位牌を見下ろすのではなく、「やや見上げる」くらいの角度になるのが理想的です。
台付きモダン仏壇は、全体の高さが概ね120cmから140cm程度に設計されているものが多く、これは一般的な椅子に座った大人の目線にぴったりと合う高さです。この絶妙な高さ設計により、背中を丸めることなく、自然と背筋が伸びた美しい姿勢で手を合わせることができます。毎日のことだからこそ、身体に余計なストレスをかけない設計は、長くお仏壇とお付き合いしていく上で欠かせない重要なポイントです。
仏具の出し入れやお供えが楽になる機能性
お仏壇で毎日行うことと言えば、ご飯やお水、お茶のお供え、そしてお線香やろうそくの火を灯すことです。これらの日常的な動作をいかにスムーズに行えるかという点も、台付きモダン仏壇は非常によく考えられています。
多くの台付きモダン仏壇には、「膳引き(ぜんびき)」と呼ばれる手前に引き出せるスライド式のテーブルが備わっています。この膳引きを活用することで、以下のような動作が格段に楽になります。
- 安全な火の取り扱い: お線香やろうそくに火を灯す際、膳引きを手前に引き出して手元で行うことができるため、仏壇の奥まで手を伸ばす必要がなく、袖に火が燃え移るなどの危険を回避できます。
- お供え物の配置: お盆や法事の際など、普段より多くのお供え物をいただく場合でも、膳引きを引き出すことで十分なディスプレイスペースを確保できます。
- お手入れの容易さ: お花の水を取り替えたり、香炉の灰を掃除したりする際も、手元に引き出して作業ができるため、お仏壇内部を汚すリスクが減り、お掃除の負担が軽減されます。
また、リビングのダイニングテーブルに近い場所に設置すれば、炊きたてのご飯をお供えする際の移動距離も短くなり、毎朝のルーティンが非常にスムーズになります。
充実した収納スペースによるスッキリとした空間維持
お仏壇の周りには、お線香、ろうそく、お数珠、お掃除用品、経本、過去帳など、細々とした仏具や小物が意外と多く必要になります。これらを出しっぱなしにしてしまうと、せっかくの美しいリビングの景観を損ねてしまう原因になりかねません。
台付きモダン仏壇の下半分は、こうしたアイテムをすっきりと収納するための広々としたスペースになっています。引き出し収納や、棚板で仕切られた扉付きの収納など、工夫を凝らした収納設備が整っているため、外からは見せたくないものを隠して収納することができます。
- 買い置きの保管: お線香やろうそくのストックを余裕を持って保管できます。
- 思い出の品の収納: 故人様が大切にされていた思い出の品や、写真アルバムなどを仏壇のすぐ近くに保管し、いつでも取り出して見返すことができます。
- 骨壺の仮安置: 納骨までの期間や、手元供養をお考えの場合、下部の収納スペースを骨壺の安置場所として活用できるデザインのものもあります。
このように、十分な収納力を備えていることで、お仏壇の周辺を常に整然と美しく保つことができ、リビングという共有空間の清潔感と快適性を維持することに大きく貢献します。
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後悔しない「台付きモダン仏壇」選びの重要なポイント
お仏壇は一度購入すると、何十年にもわたって日々の暮らしを共にする大切な存在です。だからこそ、「何となく」で選んでしまうと、後になって後悔することになりかねません。ここでは、失敗を避けるために必ず確認しておきたい、プロの視点からの重要な選び方のポイントを解説します。
設置予定場所の「生活動線」と「周囲の色」の確認
お仏壇を選ぶ前に、まずご自宅の「どこに置くか」を慎重に検討する必要があります。私は建築士としての視点からも、間取りと家族の動きを考える「生活動線」を非常に重視しています。家族が自然に集まり、水回りからも遠くないリビングは最適な場所の一つですが、テレビの真横や直射日光が強く当たる窓際などは避けるべきです。
設置場所の候補が決まったら、次に行うべきは「お部屋の壁紙の色」と「周囲の家具の色や高さ」の確認です。
- 壁紙との調和: 白やアイボリーの明るい壁紙のお部屋に、非常に濃い色のお仏壇を置くと、コントラストが強すぎて圧迫感が出ることがあります。お部屋のトーンに合わせた明るいナチュラル色を選ぶか、あえてアクセントとして濃い色を選ぶか、全体のバランスを考えます。
- 家具との調和: テレビボードやダイニングテーブル、食器棚など、お仏壇の周りにある家具の素材(ウォールナット、オークなど)や色調に合わせることで、空間に統一感が生まれます。また、隣接する家具と極端に高さが違うと違和感が生じるため、高さのバランスも考慮することが重要です。
ご自身での判断に迷われる場合は、空間デザインや間取りの知識を持つ専門家をご自宅に招き、プロの視点から直接アドバイスを求めることが、後悔しないお仏壇選びの近道となります。
礼拝対象物(仏像・掛軸・位牌)の正確な採寸の必要性
お仏壇を買い替えるお客様、あるいはご実家から引き継ぐお客様が陥りやすい最大の失敗が「サイズの間違い」です。ここで言うサイズとは、お仏壇の外側の寸法ではなく、「内部の寸法」のことです。
古いお仏壇から新しいお仏壇へ移行する際、仏壇自体は新しくしても、ご本尊様である「仏像」や「掛軸」、そしてご先祖様の魂が宿る「お位牌」といった『礼拝対象物(れいはいたいしょうぶつ)』は、そのまま大切に引き継いでお祀りし続けるのが一般的です。
ここで絶対に忘れてはならないのが、これら礼拝対象物のミリ単位での正確な採寸です。
- 仏像の総高さ、台座の幅と奥行き。
- 掛軸の長さと幅。
- お位牌の総高さ。
これらを正確に測らずに新しいお仏壇を購入してしまうと、「ご本尊様が天井につかえて入らない」「お位牌が並びきらない」といった取り返しのつかない事態が発生します。特に、伝統的な大きな仏壇からコンパクトなモダン仏壇へ買い替える場合は、内部スペースが狭くなるため細心の注意が必要です。ご自身での採寸に不安がある場合は、専門家をご自宅に呼び、正確に測ってもらうことが最も確実で安全な方法です。
画面では分からない「調和と立体感」の確認
インターネットの普及により、ウェブサイト上で数多くの仏壇を閲覧できるようになりました。しかし、お仏壇選びにおいて、画面上の画像やサイズ表記だけで購入を決定するのはお勧めできません。なぜなら、実物を見なければ絶対に分からない「感覚的な要素」が存在するからです。
私が特にお客様に直接お確かめいただきたいのが、「調和と立体感」です。お仏壇は、それ単体で完成するものではありません。内部に仏像や掛軸を掛け、お位牌を並べ、さらに花瓶や香炉、おりんなどの「仏具」を配置して初めて、一つの祈りの空間として完成します。
- 仏具との調和: 画面上では素敵に見えた仏壇も、実際に金色の仏具や色鮮やかなお花を置いてみると、印象がガラリと変わることがあります。お仏壇の木目と仏具の色合いが本当に調和するかは、実物を合わせてみなければ分かりません。
- 立体的な配置の確認: カタログの平面的な写真では、お位牌を前後に並べた際の奥行き感や、扉を全開にした時の実際の幅の感覚、上部からの照明の当たり具合などが把握できません。
だからこそ、最終的な決定の前には、ご自身の目で実際のサイズ感や扉の開閉具合を確認し、プロのアドバイスを受けながら、画面では決して分からない立体的な配置や調和を体感していただくことが不可欠なのです。
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お客様ファーストな仏壇店・専門家の正しい見極め方
後悔しないお仏壇選びを実現するためには、お仏壇そのものの品質だけでなく、「どこで買うか」「誰から買うか」というパートナー選びが極めて重要です。世の中には数多くの仏壇店が存在しますが、本当にお客様の立場に立って親身に寄り添ってくれる業者かどうかを見極めるためには、いくつかの明確な基準があります。
仏具をセットにせず一つひとつ丁寧に提案してくれるか
仏壇店の姿勢が最も分かりやすく表れるのが、「仏具の販売方法」です。「このお仏壇には、この仏具セットが付いてコミコミ〇〇円です!」というようなセット販売は、一見すると選ぶ手間が省けて便利でお得に感じるかもしれません。しかし、本当にそれで良いのでしょうか。
お客様ファーストの姿勢を貫く信頼できる専門家は、安易なセット販売を良しとしません。なぜなら、仏具一つひとつにもお客様の「好み」や「生活スタイル」が反映されるべきだと考えているからです。
- おりんの音色: 毎日鳴らす「おりん」の音色は、商品によって高く澄んだ音から、低く余韻の長い音まで様々です。お客様の心が本当に安らぐ音色を一緒に探します。
- 色とデザインの調和: 仏壇の木材の色に合わせて、ワインレッドのモダンな仏具が合うのか、伝統的な真鍮製のものが合うのか、お客様の感性をヒアリングしながらコーディネートします。
少し時間はかかりますが、面倒くさがらずに数多くの仏具の中から「お客様にとってのベスト」を一つひとつ丁寧にアドバイスし、提案してくれる業者こそが、購入後の満足度を真剣に考えている証拠と言えます。
カタログを活用して無数の選択肢から探してくれるか
店舗に展示されているお仏壇の数は、どんなに大型の店舗であっても物理的なスペースの限界があります。数十本から数百本の展示があるかもしれませんが、世の中の仏壇メーカーが製造しているお仏壇の種類は数万点に及びます。
自分の店に在庫としてある商品だけを何とか売ろうとする店員は、展示品の中から無理やり選ばせようとします。しかし、本当にお客様のことを考える専門家は、「在庫を売ること」よりも「お客様の部屋に完璧に溶け込む一台を見つけること」を最優先します。
そのため、ヒアリングを通じてお客様のお部屋の雰囲気やご希望のサイズ感を把握した上で、店頭の展示品だけでなく、膨大な数のメーカーカタログを積極的に開いて見せてくれます。「このメーカーのこのシリーズなら、お客様のダイニングテーブルの色にぴったり合いますよ」「こちらのデザインなら、ご要望のサイズにちょうど収まります」と、無数の選択肢の中から最適なものを探し出す努力を惜しまない専門家を選ぶべきです。
購入後の生活をイメージさせ、アフターケアも安心か
お仏壇は購入して終わりではありません。むしろ、ご自宅に納品されてからが、仏さまやご先祖様との新しい生活の始まりです。信頼できる専門家は、常に「お客様の購入後の生活風景」を頭に描きながら接客を行います。
例えば、「この場所だと、毎朝ご飯をお供えする際にスムーズに動けますか?」「お仏壇を置くと、ご親戚やご友人がお参りに来られる機会も増えますから、少しゆとりのあるスペースが良いかもしれませんね」といったように、生活に密着した具体的なアドバイスをしてくれます。
また、お仏壇は短くても数十年、長ければ世代を超えて受け継がれていくものです。
- 「将来、扉の蝶番が緩んだり、照明が切れたりした時は修理してもらえますか?」
- 「初めてのお盆の迎え方が分からない時は相談に乗ってくれますか?」
こうした将来の不安や疑問に対して、「売りっぱなし」ではなく、アフターサービスも自社の大切な使命だと捉え、責任を持って対応してくれる姿勢があるかどうか。これこそが、長く安心して付き合える仏壇店を見極める最大のポイントです。
[お仏壇買い替えに関するご相談は、新川崎雲山堂へ]
【お客様の事例】椅子に座って快適に。理想の祈りの空間を実現
ここでは、実際に足腰の不安から新しいお仏壇選びをご相談いただき、リビングに調和する台付きモダン仏壇をご購入されたお客様の事例をご紹介します。
事例ストーリー:足腰の不安から始まったお仏壇探し
※プラバシー保護のため、内容は一部変更しています。
川崎市宮前区にお住まいの70代の女性、T様からのご相談でした。T様は長年、ご実家から引き継いだ立派な伝統型の唐木仏壇を和室に安置し、毎日欠かさず正座をしてお参りをされていました。しかし、数年前から膝に痛みを抱えるようになり、朝晩のお参りが徐々に身体的な負担となってきたそうです。
「仏さまや両親に手を合わせたい気持ちは強いのに、正座をして立ち上がるのが辛くて、お仏壇の前に座る時間が短くなってしまって……。なんだか申し訳ない気持ちでいっぱいなんです」と、T様は沈んだ表情でお話しされました。また、築40年のご自宅から、マンションへの引っ越しの計画が進んでおり、これを機に新しい生活スタイルに合ったお仏壇への買い替えを検討されているとのことでした。
T様のご要望は、「椅子に座って楽にお参りできること」そして「新しくなる明るい洋間のリビングに置いても違和感のない、今よりずっとコンパクトで家具のようなモダンなお仏壇にしたい」というものでした。
自宅での採寸とご提案で不安を解消
T様は「でも、古いお仏壇の中にある仏像やお位牌が、新しいお仏壇にちゃんと入るのかが一番心配で」と不安を口にされました。そこで私は、お見積もりと状況確認のために直接T様のご自宅にお伺いすることにしました。
ご自宅に到着し、まずは長年大切にされてきた礼拝対象物である仏像、そして複数あるご先祖様のお位牌を、ミリ単位で正確に採寸させていただきました。伝統型のお仏壇は内部が広いため見落としがちですが、これらを新しいコンパクトなモダン仏壇にそのまま引き継ぐためには、緻密な計算が必要です。
採寸後、引っ越しされる予定のリビングの図面を拝見し、設置予定場所の生活動線を確認しました。窓からの採光や、新たに購入予定のナチュラルオーク材のテレビボードの色合いなども細かくヒアリングしました。その結果、T様の洋間に調和するよう、明るいタモ材を使用した、高さ120cmの台付きモダン仏壇をカタログからご提案しました。礼拝対象物もすべて綺麗に納まることをメジャーで示しながらご説明すると、T様は「それなら安心してお任せできます」と、明るい笑顔を見せてくださいました。
納品後の喜び:毎日無理なく手を合わせられる穏やかな時間
引っ越し作業が済んだ新しいリビングに、仏壇を納品に伺いました。礼拝対象物である仏像やお位牌は買い替えることなく、そのまま新しいお仏壇へと引き継がれました。また、仏具は実際のお部屋で仏壇に並べながら、一番しっくりくるものを1つ1つ選んでいただきました。
納品作業が終わりT様からこのようなお話しをいただきました。
「とてもモダンで、仏壇も仏具も気に入りました。ダイニングチェアに座ったまま、ちょうど良い目線で両親に話しかけられるようになりました。膝の痛みも気にせず、ゆっくりとお茶をお供えして手を合わせることができます。本当にありがとうございました。」
T様の声をお聞きし、お仏壇が単なる祈りの対象としてだけでなく、日々の暮らしに寄り添い、心の安らぎをもたらす大切な存在だとあらためて実感いたしました。
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新川崎雲山堂が選ばれる5つの理由とよくあるご質問
数ある仏壇店の中から、多くのお客様に新川崎雲山堂をお選びいただいているのには理由があります。ここでは当店のこだわりと、お客様からよくいただくご質問についてお答えします。
お客様の心に寄り添う、新川崎雲山堂が選ばれる5つの理由
- 代表の青地が直接伺う、安心の事前確認とご提案
仏壇選びに失敗しないためには、ご自宅の環境確認が不可欠です。当店では、お見積りやご相談の際、専門の知識を持つ代表取締役の青地が直接お客様のご自宅へお伺いします。設置場所の寸法確認から生活動線のアドバイスまで、プロの視点で的確にご提案いたします。 - カタログを活用した、妥協のない「唯一無二」のお仏壇探し
店頭の在庫を無理にお勧めすることはありません。当店は、膨大な数のメーカーカタログを駆使し、お客様のお部屋の壁紙、家具のテイスト、そしてご希望のサイズに完璧にマッチする、妥協のない一台を探し出します。あなただけの特別な祈りの空間づくりをサポートします。 - 礼拝対象物の正確な採寸と、安心の引き継ぎサポート
ご本尊様やお位牌といった大切な「礼拝対象物」を新しいお仏壇へ引き継ぐため、ご自宅訪問時にミリ単位での正確な採寸を実施します。新しいお仏壇の内部に美しく納まるかを徹底的に計算し、買い替えに伴う最大の不安を解消いたします。 - 画面では分からない調和と立体感を確認する丁寧な仏具選び
インターネットの画像だけでは分からない、仏壇と仏具の「調和」や「立体的な配置」、そしておりんの「音色」を大切にしています。安易なセット販売は行わず、お客様の感性に響く仏具を一つひとつ丁寧にご提案し、五感で納得できるお仏壇づくりをお手伝いします。 - 建築士の視点を交えた、生活動線を考えた空間コーディネート
代表の青地は二級建築士の資格を有しており、住宅設計の知見を持っています。単にお仏壇を販売するだけでなく、間取り図を拝見しながら「どこに置けば毎日お参りしやすいか」「ご家族のコミュニケーションが生まれるか」といった、生活動線やインテリアコーディネートの観点から総合的なアドバイスを提供します。
台付きモダン仏壇についてお客様からよくあるご質問
Q. 正座ができないのですが、椅子に座って手を合わせても失礼にあたりませんか?
A. 全く失礼にあたりません。仏教において最も大切なのは「仏さまやご先祖様を敬い、感謝する心」です。無理をしてお参りが苦痛になってしまうより、椅子に座ってリラックスした状態で、穏やかな気持ちで長く手を合わせ続けることの方が、ご先祖様も喜ばれるはずです。
Q. リビングに置きたいのですが、来客時に仏壇の中が見えるのが気になります。
A. モダン仏壇には、扉を閉じるとまるで上質なキャビネットやチェストのように見えるデザインのものが多数あります。来客時など気になる場合は、スッと扉を閉めておけば、お部屋の雰囲気を損なうことなく、さりげなく空間に馴染ませることができます。
Q. 古い仏壇からご本尊や位牌を引き継ぐ場合、お坊さんを呼んで法要をする必要はありますか?
A. 仏壇本体は新しくなっても、手を合わせる対象である仏像(ご本尊)や掛軸、お位牌といった「礼拝対象物」をそのまま引き継ぐ場合、魂入れのやり直しが必須というわけではありません。しかし、仏様やご先祖様への新しいお家が完成したというご報告と感謝の意味を込めて、お坊さんをお呼びしてお経を上げていただく(入仏式など)方が、より丁寧で心安らかなお祀りになります。まずはご自身の菩提寺の御住職様へご相談されることをお勧めいたします。
Q. 台付き仏壇の下の収納には、具体的にどのようなものを入れて良いのですか?
A. 決まりはありませんが、日々のお参りに必要なお線香、ろうそくのストック、経本、お掃除道具などを収納される方が多いです。また、故人様との思い出のアルバムや大切にされていた品物、あるいは手元供養の骨壺などを安置するスペースとして活用されるのもお勧めです。
Q. 出張で見積りや相談に来てもらう場合、費用はかかりますか?
A. はい、出張でのお見積りやご自宅でのご相談につきましては、所定の出張費用を頂戴しております。ただし、そのままお仏壇のご注文となった場合には、頂戴した出張費用の全額をお仏壇の代金からお値引きさせていただきますので、お客様の実質的なご負担は「無料」となります。どうぞご安心ください。
専門家を自宅に招いて、失敗しないお仏壇選びを
お仏壇は、愛するご家族との絆をつなぎ、日々の暮らしに心の安らぎを与えてくれる大切な存在です。特に高齢になっても使いやすい「台付きモダン仏壇」は、これからの時代の祈りの形として、多くの方の生活を豊かにしています。
しかし、お部屋に本当に合うデザインなのか、大切な礼拝対象物がしっかりと納まるのかといった不安は、ご自身だけで解決するのは非常に困難です。失敗や後悔をしないためには、専門家の知識と経験を大いに頼ってください。
新川崎雲山堂では、代表の青地が直接お客様のご自宅へお伺いし、お部屋の雰囲気や生活動線を拝見した上で、最適なご提案をさせていただきます。出張相談をご利用いただくことで、カタログの中からあなたの暮らしに完璧にフィットする一台を必ず見つけ出します。ご家族皆様が笑顔で手を合わせられる空間づくりのために、まずは一度、お気軽にご相談ください。
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この記事の監修者
株式会社 新川崎雲山堂 体表取締役 青地 直樹

役職: 代表取締役 / 仏師三代目
経歴:
昭和24年創業の仏壇店「雲山堂」をルーツに持つ「新川崎雲山堂」の三代目。祖父、父の背中を見て育ち、幼い頃から仏壇・仏具に触れる。大学では建築学を専攻し、住宅デザインや動線計画を学ぶ。卒業後、家業を継ぎ、仏壇業一筋の道を歩む。経営者として悩んだ経験から「お客様の心に寄り添う」ことを経営理念の中心に据え、日々お客様と向き合っている。
保有資格:
- 二級建築士
- 仏事コーディネーター
お客様へのメッセージ:
「お仏壇は、特別なものではなく、日常生活の中に溶け込み、故人と共に暮らすための大切な場所です。私たちは、お客様が心から安らぎ、自然と手を合わせたくなるような、世界に一つだけの祈りの空間を創るお手伝いをさせていただきます。どんな些細なことでも、お気軽にご相談ください。
免責事項:本記事の情報は執筆時点のものです。商品・サービスの仕様や価格、法要の慣習は地域や宗派によって異なる場合があります。




