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日常の業務で生まれた「ちょっとした発見や話題」を綴ります。
新川崎雲山堂 三代目当主 青地直樹のブログです。

椅子に座って手を合わせたい。高齢になっても使いやすい「台付きモダン仏壇」のメリット

本記事では、足腰に不安を感じるようになった方や、これからの暮らしを快適にしたいとお考えの方に向けて、椅子に座ったままお参りできる「台付きモダン仏壇」のメリットや選び方のポイントについて、専門家が詳細に解説いたします。

台付きモダン仏壇とは?

台付きモダン仏壇とは、現代の洋風な住空間にも調和するようにデザインされ、直接床に置くタイプの新しいスタイルの仏壇です。特定の宗派にとらわれないシンプルなデザインが多く、椅子に座ったままで丁度良い目線の高さになるよう設計されているのが大きな特徴です。リビングやダイニングといった日常の空間に違和感なく溶け込みます。

年齢を重ねるにつれて、「正座をしてのお参りが辛くなってきた」「今の生活スタイルに合わせて、もっと気軽にお仏壇に手を合わせたい」というお悩みを抱える方は非常に多くいらっしゃいます。従来の和室に置くお仏壇から、洋間で椅子に座って手を合わせるスタイルへの移行は、現代のライフスタイルの変化において自然な流れと言えるでしょう。本記事を最後までお読みいただくことで、ご自身の暮らしに最適な、後悔しないお仏壇選びの基準が明確になります。
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椅子に座って手を合わせる。新しい祈りのスタイルとは

現代の住環境や生活様式の変化に伴い、お仏壇のあり方も大きく変わってきました。これまでは和室に座布団を敷き、正座をしてお参りをするのが一般的でしたが、現在はリビングやダイニングに仏壇を設置し、椅子に座って手を合わせる新しい祈りのスタイルが主流となりつつあります。この章では、その背景と魅力について解説します。

正座が辛い時代の「台付きモダン仏壇」の定義と魅力

日本人の生活様式が和式から洋式へと変化し、ご自宅から和室が減少している現代において、お仏壇の形も進化を遂げています。特にご高齢の方にとって、毎日の正座は膝や腰への負担が大きく、それが理由でお仏壇から足が遠のいてしまうケースも少なくありません。そこで注目されているのが「台付きモダン仏壇」です。

台付きモダン仏壇の最大の魅力は、椅子に腰掛けた状態でお参りすることを前提に設計されている点にあります。床から直接立ち上がるデザインでありながら、下部が収納スペースを兼ねた台になっており、上部の仏さまを安置するスペースがちょうど椅子の高さに合うように作られています。

  • 身体的負担の軽減: 膝や腰に痛みを抱える方でも、無理なく毎日手を合わせることができます。
  • 洋間への適応: フローリングの部屋や、洋風の家具が並ぶ空間に設置しても違和感がありません。
  • 日常との一体感: 特別な部屋に行かなくても、生活の一部として自然にお参りができます。

このように、台付きモダン仏壇は、現代の住宅事情と高齢化社会のニーズを深く理解し、身体への優しさと心の安らぎを両立させた、これからの時代にふさわしい祈りの形なのです。

リビングやダイニングに自然に溶け込むデザイン

台付きモダン仏壇のもう一つの大きな特徴は、その洗練されたデザイン性にあります。かつての伝統的なお仏壇は、重厚な黒檀や紫檀の木目、金箔の装飾などが特徴で、和室や専用の仏間にはよく合いましたが、現代の明るいリビングルームでは少し浮いてしまうことがありました。

しかし、モダン仏壇は「家具調仏壇」とも呼ばれるように、インテリアの一部として空間に美しく調和するように計算されています。使用される木材も、ウォールナット、タモ、メープル、ナラなど、現代のフローリングやダイニングテーブル、テレビボードなどに用いられる人気の素材が多く採用されています。

デザインの傾向としても、直線を基調としたスタイリッシュなものから、北欧家具のように丸みを帯びた温かみのあるものまで、多種多様なラインナップが存在します。そのため、ご自宅の壁紙の色や、すでにある家具のテイストに合わせて、まるで最初からそこにあったかのように自然に溶け込むお仏壇を選ぶことが可能です。「いかにも仏壇」という存在感ではなく、空間を彩る上質な家具の一つとして、ご家族の暮らしに寄り添います。

家族が集まる場所だからこそ生まれる感謝の連鎖

お仏壇を家のどこに置くかという問題は、ご家族のコミュニケーションに大きな影響を与えます。普段誰も入らない奥の部屋や、冷暖房の効きにくい部屋にお仏壇を置いてしまうと、どうしてもお参りの回数が減ってしまいがちです。一方で、台付きモダン仏壇を選び、家族が最も長い時間を過ごすリビングやダイニングに設置することには、計り知れないメリットがあります。

  • 自然な語りかけ: 食事の前や出かける前など、日常生活の延長線上で、ご先祖様や故人様に自然と挨拶や報告ができます。
  • 心の教育: お子様やお孫様が、ご両親がお仏壇に手を合わせる姿を日常的に見ることで、「お陰様」や「思いやり」といった感謝の心が自然と育まれます。
  • 身近な存在: 頂き物のお菓子や季節の果物を、気軽に「まずはお仏壇へ」とお供えする習慣が根付きます。

リビングという生活の中心にお仏壇があることで、故人様が「遠くの世界の人」ではなく、「今も家族と共に暮らしている存在」として感じられます。この日常空間における祈りの時間の共有こそが、家族の絆を深め、世代を超えて感謝の気持ちを受け継いでいくための大切な役割を果たしているのです。
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高齢になっても使いやすい「台付きモダン仏壇」のメリット

台付きモダン仏壇は、見た目の美しさだけでなく、実際に毎日使用する上での実用性や機能性においても、数多くのメリットを備えています。特に、年齢を重ねて足腰に不安を感じる方や、日々の家事負担を減らしたいとお考えの方にとって、非常に使い勝手の良い設計となっています。この章では、具体的な3つのメリットを深掘りします。

立ち座りの身体的負担を軽減する最適な高さ

台付きモダン仏壇をお選びになるお客様が最も実感されるメリットは、何と言っても「立ち座りの負担軽減」です。床に正座をして立ち上がる動作は、膝や腰、さらには心臓にも負担をかけることがあります。しかし、台付きモダン仏壇であれば、ダイニングチェアやリビングのソファに腰掛けたまま、リラックスした姿勢でお参りすることができます。

お仏壇を選ぶ際、私は常に「日常生活の目線」を意識することをお勧めしています。椅子に座った状態で、お仏壇の中心に安置されている仏さまや、大切なご家族のお位牌を見下ろすのではなく、「やや見上げる」くらいの角度になるのが理想的です。

台付きモダン仏壇は、全体の高さが概ね120cmから140cm程度に設計されているものが多く、これは一般的な椅子に座った大人の目線にぴったりと合う高さです。この絶妙な高さ設計により、背中を丸めることなく、自然と背筋が伸びた美しい姿勢で手を合わせることができます。毎日のことだからこそ、身体に余計なストレスをかけない設計は、長くお仏壇とお付き合いしていく上で欠かせない重要なポイントです。

仏具の出し入れやお供えが楽になる機能性

お仏壇で毎日行うことと言えば、ご飯やお水、お茶のお供え、そしてお線香やろうそくの火を灯すことです。これらの日常的な動作をいかにスムーズに行えるかという点も、台付きモダン仏壇は非常によく考えられています。

多くの台付きモダン仏壇には、「膳引き(ぜんびき)」と呼ばれる手前に引き出せるスライド式のテーブルが備わっています。この膳引きを活用することで、以下のような動作が格段に楽になります。

  • 安全な火の取り扱い: お線香やろうそくに火を灯す際、膳引きを手前に引き出して手元で行うことができるため、仏壇の奥まで手を伸ばす必要がなく、袖に火が燃え移るなどの危険を回避できます。
  • お供え物の配置: お盆や法事の際など、普段より多くのお供え物をいただく場合でも、膳引きを引き出すことで十分なディスプレイスペースを確保できます。
  • お手入れの容易さ: お花の水を取り替えたり、香炉の灰を掃除したりする際も、手元に引き出して作業ができるため、お仏壇内部を汚すリスクが減り、お掃除の負担が軽減されます。

また、リビングのダイニングテーブルに近い場所に設置すれば、炊きたてのご飯をお供えする際の移動距離も短くなり、毎朝のルーティンが非常にスムーズになります。

充実した収納スペースによるスッキリとした空間維持

お仏壇の周りには、お線香、ろうそく、お数珠、お掃除用品、経本、過去帳など、細々とした仏具や小物が意外と多く必要になります。これらを出しっぱなしにしてしまうと、せっかくの美しいリビングの景観を損ねてしまう原因になりかねません。

台付きモダン仏壇の下半分は、こうしたアイテムをすっきりと収納するための広々としたスペースになっています。引き出し収納や、棚板で仕切られた扉付きの収納など、工夫を凝らした収納設備が整っているため、外からは見せたくないものを隠して収納することができます。

  • 買い置きの保管: お線香やろうそくのストックを余裕を持って保管できます。
  • 思い出の品の収納: 故人様が大切にされていた思い出の品や、写真アルバムなどを仏壇のすぐ近くに保管し、いつでも取り出して見返すことができます。
  • 骨壺の仮安置: 納骨までの期間や、手元供養をお考えの場合、下部の収納スペースを骨壺の安置場所として活用できるデザインのものもあります。

このように、十分な収納力を備えていることで、お仏壇の周辺を常に整然と美しく保つことができ、リビングという共有空間の清潔感と快適性を維持することに大きく貢献します。
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後悔しない「台付きモダン仏壇」選びの重要なポイント

お仏壇は一度購入すると、何十年にもわたって日々の暮らしを共にする大切な存在です。だからこそ、「何となく」で選んでしまうと、後になって後悔することになりかねません。ここでは、失敗を避けるために必ず確認しておきたい、プロの視点からの重要な選び方のポイントを解説します。

設置予定場所の「生活動線」と「周囲の色」の確認

お仏壇を選ぶ前に、まずご自宅の「どこに置くか」を慎重に検討する必要があります。私は建築士としての視点からも、間取りと家族の動きを考える「生活動線」を非常に重視しています。家族が自然に集まり、水回りからも遠くないリビングは最適な場所の一つですが、テレビの真横や直射日光が強く当たる窓際などは避けるべきです。

設置場所の候補が決まったら、次に行うべきは「お部屋の壁紙の色」と「周囲の家具の色や高さ」の確認です。

  • 壁紙との調和: 白やアイボリーの明るい壁紙のお部屋に、非常に濃い色のお仏壇を置くと、コントラストが強すぎて圧迫感が出ることがあります。お部屋のトーンに合わせた明るいナチュラル色を選ぶか、あえてアクセントとして濃い色を選ぶか、全体のバランスを考えます。
  • 家具との調和: テレビボードやダイニングテーブル、食器棚など、お仏壇の周りにある家具の素材(ウォールナット、オークなど)や色調に合わせることで、空間に統一感が生まれます。また、隣接する家具と極端に高さが違うと違和感が生じるため、高さのバランスも考慮することが重要です。

ご自身での判断に迷われる場合は、空間デザインや間取りの知識を持つ専門家をご自宅に招き、プロの視点から直接アドバイスを求めることが、後悔しないお仏壇選びの近道となります。

礼拝対象物(仏像・掛軸・位牌)の正確な採寸の必要性

お仏壇を買い替えるお客様、あるいはご実家から引き継ぐお客様が陥りやすい最大の失敗が「サイズの間違い」です。ここで言うサイズとは、お仏壇の外側の寸法ではなく、「内部の寸法」のことです。

古いお仏壇から新しいお仏壇へ移行する際、仏壇自体は新しくしても、ご本尊様である「仏像」や「掛軸」、そしてご先祖様の魂が宿る「お位牌」といった『礼拝対象物(れいはいたいしょうぶつ)』は、そのまま大切に引き継いでお祀りし続けるのが一般的です。

ここで絶対に忘れてはならないのが、これら礼拝対象物のミリ単位での正確な採寸です。

  • 仏像の総高さ、台座の幅と奥行き。
  • 掛軸の長さと幅。
  • お位牌の総高さ。

これらを正確に測らずに新しいお仏壇を購入してしまうと、「ご本尊様が天井につかえて入らない」「お位牌が並びきらない」といった取り返しのつかない事態が発生します。特に、伝統的な大きな仏壇からコンパクトなモダン仏壇へ買い替える場合は、内部スペースが狭くなるため細心の注意が必要です。ご自身での採寸に不安がある場合は、専門家をご自宅に呼び、正確に測ってもらうことが最も確実で安全な方法です。

画面では分からない「調和と立体感」の確認

インターネットの普及により、ウェブサイト上で数多くの仏壇を閲覧できるようになりました。しかし、お仏壇選びにおいて、画面上の画像やサイズ表記だけで購入を決定するのはお勧めできません。なぜなら、実物を見なければ絶対に分からない「感覚的な要素」が存在するからです。

私が特にお客様に直接お確かめいただきたいのが、「調和と立体感」です。お仏壇は、それ単体で完成するものではありません。内部に仏像や掛軸を掛け、お位牌を並べ、さらに花瓶や香炉、おりんなどの「仏具」を配置して初めて、一つの祈りの空間として完成します。

  • 仏具との調和: 画面上では素敵に見えた仏壇も、実際に金色の仏具や色鮮やかなお花を置いてみると、印象がガラリと変わることがあります。お仏壇の木目と仏具の色合いが本当に調和するかは、実物を合わせてみなければ分かりません。
  • 立体的な配置の確認: カタログの平面的な写真では、お位牌を前後に並べた際の奥行き感や、扉を全開にした時の実際の幅の感覚、上部からの照明の当たり具合などが把握できません。

だからこそ、最終的な決定の前には、ご自身の目で実際のサイズ感や扉の開閉具合を確認し、プロのアドバイスを受けながら、画面では決して分からない立体的な配置や調和を体感していただくことが不可欠なのです。
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お客様ファーストな仏壇店・専門家の正しい見極め方

後悔しないお仏壇選びを実現するためには、お仏壇そのものの品質だけでなく、「どこで買うか」「誰から買うか」というパートナー選びが極めて重要です。世の中には数多くの仏壇店が存在しますが、本当にお客様の立場に立って親身に寄り添ってくれる業者かどうかを見極めるためには、いくつかの明確な基準があります。

仏具をセットにせず一つひとつ丁寧に提案してくれるか

仏壇店の姿勢が最も分かりやすく表れるのが、「仏具の販売方法」です。「このお仏壇には、この仏具セットが付いてコミコミ〇〇円です!」というようなセット販売は、一見すると選ぶ手間が省けて便利でお得に感じるかもしれません。しかし、本当にそれで良いのでしょうか。

お客様ファーストの姿勢を貫く信頼できる専門家は、安易なセット販売を良しとしません。なぜなら、仏具一つひとつにもお客様の「好み」や「生活スタイル」が反映されるべきだと考えているからです。

  • おりんの音色: 毎日鳴らす「おりん」の音色は、商品によって高く澄んだ音から、低く余韻の長い音まで様々です。お客様の心が本当に安らぐ音色を一緒に探します。
  • 色とデザインの調和: 仏壇の木材の色に合わせて、ワインレッドのモダンな仏具が合うのか、伝統的な真鍮製のものが合うのか、お客様の感性をヒアリングしながらコーディネートします。

少し時間はかかりますが、面倒くさがらずに数多くの仏具の中から「お客様にとってのベスト」を一つひとつ丁寧にアドバイスし、提案してくれる業者こそが、購入後の満足度を真剣に考えている証拠と言えます。

カタログを活用して無数の選択肢から探してくれるか

店舗に展示されているお仏壇の数は、どんなに大型の店舗であっても物理的なスペースの限界があります。数十本から数百本の展示があるかもしれませんが、世の中の仏壇メーカーが製造しているお仏壇の種類は数万点に及びます。

自分の店に在庫としてある商品だけを何とか売ろうとする店員は、展示品の中から無理やり選ばせようとします。しかし、本当にお客様のことを考える専門家は、「在庫を売ること」よりも「お客様の部屋に完璧に溶け込む一台を見つけること」を最優先します。

そのため、ヒアリングを通じてお客様のお部屋の雰囲気やご希望のサイズ感を把握した上で、店頭の展示品だけでなく、膨大な数のメーカーカタログを積極的に開いて見せてくれます。「このメーカーのこのシリーズなら、お客様のダイニングテーブルの色にぴったり合いますよ」「こちらのデザインなら、ご要望のサイズにちょうど収まります」と、無数の選択肢の中から最適なものを探し出す努力を惜しまない専門家を選ぶべきです。

購入後の生活をイメージさせ、アフターケアも安心か

お仏壇は購入して終わりではありません。むしろ、ご自宅に納品されてからが、仏さまやご先祖様との新しい生活の始まりです。信頼できる専門家は、常に「お客様の購入後の生活風景」を頭に描きながら接客を行います。

例えば、「この場所だと、毎朝ご飯をお供えする際にスムーズに動けますか?」「お仏壇を置くと、ご親戚やご友人がお参りに来られる機会も増えますから、少しゆとりのあるスペースが良いかもしれませんね」といったように、生活に密着した具体的なアドバイスをしてくれます。

また、お仏壇は短くても数十年、長ければ世代を超えて受け継がれていくものです。

  • 「将来、扉の蝶番が緩んだり、照明が切れたりした時は修理してもらえますか?」
  • 「初めてのお盆の迎え方が分からない時は相談に乗ってくれますか?」

こうした将来の不安や疑問に対して、「売りっぱなし」ではなく、アフターサービスも自社の大切な使命だと捉え、責任を持って対応してくれる姿勢があるかどうか。これこそが、長く安心して付き合える仏壇店を見極める最大のポイントです。
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【お客様の事例】椅子に座って快適に。理想の祈りの空間を実現

ここでは、実際に足腰の不安から新しいお仏壇選びをご相談いただき、リビングに調和する台付きモダン仏壇をご購入されたお客様の事例をご紹介します。

事例ストーリー:足腰の不安から始まったお仏壇探し

※プラバシー保護のため、内容は一部変更しています。

川崎市宮前区にお住まいの70代の女性、T様からのご相談でした。T様は長年、ご実家から引き継いだ立派な伝統型の唐木仏壇を和室に安置し、毎日欠かさず正座をしてお参りをされていました。しかし、数年前から膝に痛みを抱えるようになり、朝晩のお参りが徐々に身体的な負担となってきたそうです。

「仏さまや両親に手を合わせたい気持ちは強いのに、正座をして立ち上がるのが辛くて、お仏壇の前に座る時間が短くなってしまって……。なんだか申し訳ない気持ちでいっぱいなんです」と、T様は沈んだ表情でお話しされました。また、築40年のご自宅から、マンションへの引っ越しの計画が進んでおり、これを機に新しい生活スタイルに合ったお仏壇への買い替えを検討されているとのことでした。

T様のご要望は、「椅子に座って楽にお参りできること」そして「新しくなる明るい洋間のリビングに置いても違和感のない、今よりずっとコンパクトで家具のようなモダンなお仏壇にしたい」というものでした。

自宅での採寸とご提案で不安を解消

T様は「でも、古いお仏壇の中にある仏像やお位牌が、新しいお仏壇にちゃんと入るのかが一番心配で」と不安を口にされました。そこで私は、お見積もりと状況確認のために直接T様のご自宅にお伺いすることにしました。

ご自宅に到着し、まずは長年大切にされてきた礼拝対象物である仏像、そして複数あるご先祖様のお位牌を、ミリ単位で正確に採寸させていただきました。伝統型のお仏壇は内部が広いため見落としがちですが、これらを新しいコンパクトなモダン仏壇にそのまま引き継ぐためには、緻密な計算が必要です。

採寸後、引っ越しされる予定のリビングの図面を拝見し、設置予定場所の生活動線を確認しました。窓からの採光や、新たに購入予定のナチュラルオーク材のテレビボードの色合いなども細かくヒアリングしました。その結果、T様の洋間に調和するよう、明るいタモ材を使用した、高さ120cmの台付きモダン仏壇をカタログからご提案しました。礼拝対象物もすべて綺麗に納まることをメジャーで示しながらご説明すると、T様は「それなら安心してお任せできます」と、明るい笑顔を見せてくださいました。

納品後の喜び:毎日無理なく手を合わせられる穏やかな時間

引っ越し作業が済んだ新しいリビングに、仏壇を納品に伺いました。礼拝対象物である仏像やお位牌は買い替えることなく、そのまま新しいお仏壇へと引き継がれました。また、仏具は実際のお部屋で仏壇に並べながら、一番しっくりくるものを1つ1つ選んでいただきました。

納品作業が終わりT様からこのようなお話しをいただきました。

「とてもモダンで、仏壇も仏具も気に入りました。ダイニングチェアに座ったまま、ちょうど良い目線で両親に話しかけられるようになりました。膝の痛みも気にせず、ゆっくりとお茶をお供えして手を合わせることができます。本当にありがとうございました。」

T様の声をお聞きし、お仏壇が単なる祈りの対象としてだけでなく、日々の暮らしに寄り添い、心の安らぎをもたらす大切な存在だとあらためて実感いたしました。
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新川崎雲山堂が選ばれる5つの理由とよくあるご質問

数ある仏壇店の中から、多くのお客様に新川崎雲山堂をお選びいただいているのには理由があります。ここでは当店のこだわりと、お客様からよくいただくご質問についてお答えします。

お客様の心に寄り添う、新川崎雲山堂が選ばれる5つの理由

  1. 代表の青地が直接伺う、安心の事前確認とご提案
    仏壇選びに失敗しないためには、ご自宅の環境確認が不可欠です。当店では、お見積りやご相談の際、専門の知識を持つ代表取締役の青地が直接お客様のご自宅へお伺いします。設置場所の寸法確認から生活動線のアドバイスまで、プロの視点で的確にご提案いたします。
  2. カタログを活用した、妥協のない「唯一無二」のお仏壇探し
    店頭の在庫を無理にお勧めすることはありません。当店は、膨大な数のメーカーカタログを駆使し、お客様のお部屋の壁紙、家具のテイスト、そしてご希望のサイズに完璧にマッチする、妥協のない一台を探し出します。あなただけの特別な祈りの空間づくりをサポートします。
  3. 礼拝対象物の正確な採寸と、安心の引き継ぎサポート
    ご本尊様やお位牌といった大切な「礼拝対象物」を新しいお仏壇へ引き継ぐため、ご自宅訪問時にミリ単位での正確な採寸を実施します。新しいお仏壇の内部に美しく納まるかを徹底的に計算し、買い替えに伴う最大の不安を解消いたします。
  4. 画面では分からない調和と立体感を確認する丁寧な仏具選び
    インターネットの画像だけでは分からない、仏壇と仏具の「調和」や「立体的な配置」、そしておりんの「音色」を大切にしています。安易なセット販売は行わず、お客様の感性に響く仏具を一つひとつ丁寧にご提案し、五感で納得できるお仏壇づくりをお手伝いします。
  5. 建築士の視点を交えた、生活動線を考えた空間コーディネート
    代表の青地は二級建築士の資格を有しており、住宅設計の知見を持っています。単にお仏壇を販売するだけでなく、間取り図を拝見しながら「どこに置けば毎日お参りしやすいか」「ご家族のコミュニケーションが生まれるか」といった、生活動線やインテリアコーディネートの観点から総合的なアドバイスを提供します。

台付きモダン仏壇についてお客様からよくあるご質問

Q. 正座ができないのですが、椅子に座って手を合わせても失礼にあたりませんか?

A. 全く失礼にあたりません。仏教において最も大切なのは「仏さまやご先祖様を敬い、感謝する心」です。無理をしてお参りが苦痛になってしまうより、椅子に座ってリラックスした状態で、穏やかな気持ちで長く手を合わせ続けることの方が、ご先祖様も喜ばれるはずです。

Q. リビングに置きたいのですが、来客時に仏壇の中が見えるのが気になります。

A. モダン仏壇には、扉を閉じるとまるで上質なキャビネットやチェストのように見えるデザインのものが多数あります。来客時など気になる場合は、スッと扉を閉めておけば、お部屋の雰囲気を損なうことなく、さりげなく空間に馴染ませることができます。

Q. 古い仏壇からご本尊や位牌を引き継ぐ場合、お坊さんを呼んで法要をする必要はありますか?

A. 仏壇本体は新しくなっても、手を合わせる対象である仏像(ご本尊)や掛軸、お位牌といった「礼拝対象物」をそのまま引き継ぐ場合、魂入れのやり直しが必須というわけではありません。しかし、仏様やご先祖様への新しいお家が完成したというご報告と感謝の意味を込めて、お坊さんをお呼びしてお経を上げていただく(入仏式など)方が、より丁寧で心安らかなお祀りになります。まずはご自身の菩提寺の御住職様へご相談されることをお勧めいたします。

Q. 台付き仏壇の下の収納には、具体的にどのようなものを入れて良いのですか?

A. 決まりはありませんが、日々のお参りに必要なお線香、ろうそくのストック、経本、お掃除道具などを収納される方が多いです。また、故人様との思い出のアルバムや大切にされていた品物、あるいは手元供養の骨壺などを安置するスペースとして活用されるのもお勧めです。

Q. 出張で見積りや相談に来てもらう場合、費用はかかりますか?

A. はい、出張でのお見積りやご自宅でのご相談につきましては、所定の出張費用を頂戴しております。ただし、そのままお仏壇のご注文となった場合には、頂戴した出張費用の全額をお仏壇の代金からお値引きさせていただきますので、お客様の実質的なご負担は「無料」となります。どうぞご安心ください。

専門家を自宅に招いて、失敗しないお仏壇選びを

お仏壇は、愛するご家族との絆をつなぎ、日々の暮らしに心の安らぎを与えてくれる大切な存在です。特に高齢になっても使いやすい「台付きモダン仏壇」は、これからの時代の祈りの形として、多くの方の生活を豊かにしています。

しかし、お部屋に本当に合うデザインなのか、大切な礼拝対象物がしっかりと納まるのかといった不安は、ご自身だけで解決するのは非常に困難です。失敗や後悔をしないためには、専門家の知識と経験を大いに頼ってください。

新川崎雲山堂では、代表の青地が直接お客様のご自宅へお伺いし、お部屋の雰囲気や生活動線を拝見した上で、最適なご提案をさせていただきます。出張相談をご利用いただくことで、カタログの中からあなたの暮らしに完璧にフィットする一台を必ず見つけ出します。ご家族皆様が笑顔で手を合わせられる空間づくりのために、まずは一度、お気軽にご相談ください。
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この記事の監修者

株式会社 新川崎雲山堂 体表取締役 青地 直樹

役職: 代表取締役 / 仏師三代目
経歴:
昭和24年創業の仏壇店「雲山堂」をルーツに持つ「新川崎雲山堂」の三代目。祖父、父の背中を見て育ち、幼い頃から仏壇・仏具に触れる。大学では建築学を専攻し、住宅デザインや動線計画を学ぶ。卒業後、家業を継ぎ、仏壇業一筋の道を歩む。経営者として悩んだ経験から「お客様の心に寄り添う」ことを経営理念の中心に据え、日々お客様と向き合っている。
保有資格:

  • 二級建築士
  • 仏事コーディネーター

お客様へのメッセージ:
「お仏壇は、特別なものではなく、日常生活の中に溶け込み、故人と共に暮らすための大切な場所です。私たちは、お客様が心から安らぎ、自然と手を合わせたくなるような、世界に一つだけの祈りの空間を創るお手伝いをさせていただきます。どんな些細なことでも、お気軽にご相談ください。

免責事項:本記事の情報は執筆時点のものです。商品・サービスの仕様や価格、法要の慣習は地域や宗派によって異なる場合があります。

仏壇引き取りサービスの選び方|「供養証明書」発行の重要性とは

実家じまいや生活環境の変化に伴い、長年ご家庭でお祀りしてきたお仏壇の引き取りや処分を検討される方が増えています。「大きなお仏壇を今の家に置けない」「自分たちの代で仏壇をどうするべきか悩んでいる」といった切実なご相談が、老舗仏壇店である当店にも日々寄せられています。

しかし、お仏壇は一般的な家具とは異なります。ご先祖様への感謝を伝え、日々の平穏を祈ってきた大切な場所だからこそ、「単なる不用品として処分してしまって、罰が当たらないだろうか」「きちんとした手順で手放したいが、どこに頼めばいいのかわからない」と、強い不安や罪悪感を抱える方は少なくありません。

この記事では、仏壇引き取りサービスを検討されている方へ向けて、以下のポイントを詳しく解説します。

  • お仏壇を「礼拝物」として正しく捉え、感謝を込めて手放す方法
  • 仏壇処分の7つの選択肢と、最も安心できる業者の選び方
  • 悪徳業者に騙されないための、見積もりや梱包・運搬のチェックポイント
  • 「ご供養完了 報告証」がもたらす安心感と、お寺の承認印の重要性

結論として、お仏壇の処分は「費用・手間・安心感」のバランスが最も取れている「仏壇・仏具店」へのご依頼が最適です。礼拝物としての丁寧な取り扱いと、正式な供養を約束する専門家に任せることで、心の負担を軽くし、清々しい気持ちで次のステップへ進むことができます。あなたが後悔のない選択ができるよう、仏壇処分の専門家がすべての疑問にお答えします。
[仏壇の供養処分に関するご相談は、新川崎雲山堂へ] 


仏壇引き取りサービスとは?礼拝物としての正しい捉え方

お仏壇を手放す際、まず心に留めていただきたいのは、お仏壇の本来の役割と意味です。引き取りサービスを利用する前に、どのような心構えで対象の品々と向き合うべきか、そしてなぜ専門的な知識が必要不可欠なのかを深く理解しておくことが、後悔のないご供養の第一歩となります。

仏壇は単なる「家具」ではなく「礼拝物(れいはいぶつ)」

お仏壇の処分を考える際、多くの方が「大きな木製の箱をどう捨てるか」という物質的な観点で悩まれます。しかし、お仏壇はタンスやチェスト、本棚といった一般的な収納家具とは決定的に異なります。お仏壇は、ご家族が長年にわたり手を合わせ、故人様への想いやご先祖様への感謝を伝えてきた「祈りの空間」です。

私たちが掲げている「礼拝物供養処分」という言葉には、お預かりする品物を決して「廃棄物(ゴミ)」として扱わないという強い決意が込められています。お客様が大切になさってきたお仏壇は、単なる木の集まりではなく、神仏を敬う心が宿った「礼拝物(れいはいぶつ)」です。

礼拝物である以上、引き取りの際に養生もせずにむき出しでトラックに積み込んだり、使い回しの汚れた毛布で雑に包んだりすることは、決してあってはならない行為です。仏壇引き取りサービスを選ぶ際は、その業者がお仏壇を「単なる大型ごみ」と捉えているか、それとも「大切な礼拝物」として尊厳を持って扱っているかを、慎重に見極める必要があります。

「礼拝物」と「礼拝対象物」の違いと供養の意味

お仏壇の引き取りに伴い、中にお祀りされている様々な品物の処分も同時に発生します。ここで非常に重要になるのが、「礼拝物(れいはいぶつ)」と「礼拝対象物(れいはいたいしょうぶつ)」の明確な区別です。これらを混同してしまうと、適切な供養の手順を踏むことができません。

お仏壇本体、仏具(香炉、花立、火立など)、経机などは、祈りの場を構成する「礼拝物」に分類されます。これらは長年のお役目に感謝し、仏教としての「供養」を行ってから処分をいたします。

一方、仏像、掛軸、位牌、過去帳といった品々は、皆様が直接手を合わせて祈りを捧げてきた「礼拝対象物」です。礼拝対象物には、新しくご用意した際に「開眼供養(魂入れ)」が行われていることが一般的です。そのため、お役目を終えて処分する際には、必ず「閉眼供養(魂抜き)」を行い、手を合わせる対象から元の状態にお戻しするという宗教的儀礼が必要になります。この違いを正しく理解し、それぞれに適切な供養を施すことが私たちの責任です。

なぜ「仏壇の供養処分」には専門的な知識が必要なのか

お仏壇の供養処分は、単に大きな荷物を家から運び出せば終わるという単純な作業ではありません。そこには、仏教の教えに基づいた深い専門知識と、お取り扱いにおける厳格な作法が求められます。

例えば、お仏壇の中から「礼拝対象物」を丁寧に取り出し、傷がつかないよう適切に梱包する技術。引き取り後の保管方法や、提携する寺院のご住職をお招きして正式な供養法要を執り行うためのネットワーク。これらは、不用品回収を専門とする業者には持ち合わせていない、老舗仏壇店ならではの専門領域です。

正しい知識を持たないまま処分を進めてしまうと、「本当にこれでよかったのだろうか」「ご先祖様に失礼なことをしてしまったかもしれない」という罪悪感が後々まで残ってしまいます。仏壇処分の専門知識を持つ私たちにご相談いただくことで、宗教的儀礼に基づいた本物の供養をご提供し、お客様が抱える心の重荷を取り除くお手伝いができるのです。
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仏壇処分7つの方法を比較!それぞれのメリット・デメリット

お仏壇を処分する方法は、決して一つではありません。ご家庭の状況や優先したい事項によって、最適な選択肢は異なります。ここでは、一般的に考えられる7つの処分方法を挙げ、それぞれの特徴とメリット・デメリットを詳しく比較していきます。ご自身にとって一番納得できる方法を見つけるための参考にしてください。

仏壇処分の7つの選択肢と特徴一覧

お仏壇の供養処分を検討する際、主に以下の7つの方法が存在します。それぞれの特徴を正しく把握することが大切です。

【仏壇処分の7つの方法 比較一覧表】

  1. 菩提寺に相談する:代々お付き合いのあるお寺に相談する方法です。供養(お経をあげてもらう)は手厚く行ってもらえますが、お焚き上げなどの物理的な処分は受け付けていないお寺も多く、結局自分で処分業者を探す手間が発生することがあります。
  2. 仏壇・仏具店に依頼する:私たちのような専門の仏壇店に依頼する方法です。礼拝物としての丁寧な取り扱いと、確実な供養・処分の両方を一貫して任せられるのが最大の特徴です。
  3. 仏壇供養処分の専門業者に依頼する:供養処分を専門にうたう業者です。便利な反面、供養が「オプション料金」になっており、供養しない(廃棄物として扱う)選択肢が設けられている業者もあるため注意が必要です。
  4. 自治体の粗大ゴミとして処分する:費用は最も安く済みますが、ご自身で家の外まで運び出す必要があり、また「ごみ」として回収車に入れられるため、精神的な抵抗を感じる方が多い方法です。
  5. 遺品整理業者に依頼する:家全体の片付けと一緒に頼める手軽さがありますが、仏壇の専門知識がないため、取り扱いや供養の確実性に不安が残ります。
  6. リサイクル業者に売却する:お金になる可能性があると考えがちですが、中古の仏壇を求める人は極めて少なく、実際には買い取ってもらえないケースがほとんどです。
  7. 自分で解体して処分する:細かく解体して家庭ごみとして出す方法ですが、非常に労力がかかり、ノコギリなどで仏壇を解体することに強い罪悪感を伴います。

バランスが最も取れているのは「仏壇・仏具店」への依頼

上記で挙げた7つの選択肢の中で、費用、手間、そして何より「安心感」のバランスが最も取れているのが、「2. 仏壇・仏具店に依頼する」方法です。

ご自身で粗大ごみに出したり解体したりする方法は、費用は抑えられますが、肉体的な負担と精神的な苦痛が伴います。また、遺品整理業者や不用品回収業者は、搬出の手間は省けますが、仏壇に対する専門知識が乏しく、礼拝物としての尊厳を持った扱いが期待できない場合があります。

その点、老舗の仏壇・仏具店であれば、お仏壇の構造や素材を熟知しているため、安全かつ丁寧な搬出が可能です。さらに、位牌や掛軸といった「礼拝対象物」と「礼拝物」を正確に区別し、提携する寺院のご住職による正式な供養を確実に行うルートを持っています。最初のご相談から、搬出、供養、そして処分に至るまで、すべての工程をワンストップで、かつ神仏への敬意を持って任せられる点が最大のメリットです。

相見積もりよりも「サービスの内容」で業者を選ぶべき理由

仏壇引き取りサービスを検討する際、複数の業者から見積もりを取る「相見積もり」を考える方もいらっしゃるかもしれません。しかし、仏壇の供養処分においては、安易な相見積もりはおすすめいたしません。なぜなら、金額の安さだけを追い求めると、サービスの「質」が極端に低下するリスクがあるからです。

極端に安い見積もりを提示する業者は、コストを削減するために様々な工程を省いています。例えば、「礼拝物であるという意識が希薄で神仏に対する丁寧な扱いができないため、同じ梱包材を何度も使いまわしたり、梱包せずにむき出しでトラックに積む」といった雑な扱いをする業者が現実に存在します。

お仏壇の処分で最も大切なのは、「安く捨てること」ではなく、「これまで手を合わせてきた感謝を伝え、礼を尽くして手放すこと」です。見積もり金額を見る際は、その金額がただの「運搬・廃棄費用」なのか、それとも「丁寧な梱包と、お寺の住職による正式な供養まで全て含まれた費用」なのか、サービスの内容をしっかりと見極めることが重要です。
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悪徳業者に要注意!引き取りサービスを見極めるポイント

残念ながら、仏壇引き取りサービスを行う業者の中には、お客様の不安や知識不足につけ込む悪質な業者も存在します。「無料回収」をうたいながら後で高額な請求をしてきたり、供養すると約束しながら実際には不法投棄を行ったりするトラブルが後を絶ちません。ここでは、本当に信頼できる業者を見極めるための3つの重要なチェックポイントを解説します。

梱包の丁寧さ:使い回しの資材やむき出しの運搬はNG

業者の質が最も如実に表れるのが、ご自宅に伺った際の「梱包と搬出」の作業です。お仏壇は、長年ご家庭の心の拠り所であった大切な礼拝物です。それをどのように扱うかを見れば、その業者の姿勢がはっきりとわかります。

悪質な業者や、仏壇に対する知識がない不用品回収業者の場合、梱包作業に時間をかけません。礼拝物であるという意識が希薄なため、ボロボロになった使い回しの毛布で適当に包んだり、ひどい場合には全く梱包せずにむき出しのままトラックの荷台に押し込んだりすることもあります。

信頼できる専門の仏壇店であれば、仏壇や位牌などを一つひとつ丁寧に梱包します。決してむき出しのまま運んだり、使い回しの汚れた資材を使ったり、簡易的な目隠しだけで済ませたりすることはありません。毎回、清潔な新しい梱包資材を用意し、仏壇や仏像、位牌などに傷がつかないよう、そして神仏に対する敬意を持って、細心の注意を払って梱包と箱詰めを行います。この「目に見える丁寧さ」が、安心の第一歩です。

料金の透明性:供養料が後から追加されないか確認

次に注意すべきは、料金体系の透明性です。悪徳業者とのトラブルで最も多いのが、「見積もりの時には安かったのに、作業が終わってから想定外の追加料金を請求された」というケースです。

特に仏壇の処分において注意すべきは、「供養料」の扱いです。ホームページ等で「仏壇供養」とうたっている業者であっても、料金表をよく見ると「処分の基本料金」とは別に「供養(魂抜き)の料金」が追加オプションとして記載されていることがあります。「供養が済んでいない場合」と「供養が済んでいる場合」の2通りの料金設定がある業者は要注意です。

これはつまり、お客様がオプションを選ばなければ、お預かりした物を供養せずに「廃棄物(ゴミ)」として収集運搬するということです。当店では、そのような扱いは一切いたしません。ご提示する見積もり金額には全て、お引き取りから最終的な処分、そしてお寺の住職によるきちんとした供養にかかる費用が含まれています。事前の見積もりから金額が跳ね上がるような不透明な料金体系の業者は避けるべきです。

供養の確実性:「ご供養完了 報告証」は発行されるか

お仏壇がご自宅から運び出された後、お客様の目の届かない場所で本当に約束通り供養が行われているのか。これを証明する仕組みがあるかどうかも、業者選びの決定的なポイントとなります。

悪質な業者は、「自社の倉庫でスタッフが拝んでおきました」と口頭で済ませたり、そもそも供養を行わずにそのまま解体・廃棄に回したりすることがあります。これでは、お客様が抱える「きちんと供養して手放したい」という願いは叶えられず、いつまでも不安が残ってしまいます。

信頼できる業者は、供養のプロセスを透明化し、確たる証拠をお客様に提示します。提携する寺院の住職を招いて正式な供養法要を執り行い、その証として「ご供養完了 報告証(供養証明書)」を発行・郵送する仕組みが整っているかを確認してください。口約束だけでなく、書面での報告を約束してくれる業者を選ぶことが、トラブルを未然に防ぐ最大の自己防衛策となります。
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なぜ重要?お寺の承認印がある「供養証明書」の役割

仏壇引き取りサービスにおいて、最終的な安心の拠り所となるのが「供養証明書」の存在です。当店ではこれを「ご供養完了 報告証」と呼んでおり、ご希望されるすべてのお客様に郵送にてお届けしています。この一枚の紙が持つ意味と役割は、皆様が想像される以上に大きく、深いものです。ここでは、その重要性について詳しく掘り下げていきます。

「ご供養完了 報告証」がもたらす家族への安心感

大きなお仏壇がご自宅からなくなり、部屋が広くなったとき、多くの方は一抹の寂しさと同時に「本当にこれでよかったのだろうか」という漠然とした不安を覚えます。特に、親世代から受け継いだお仏壇や、毎日ご自身で手を合わせてきたお仏壇を手放した場合、その喪失感は小さなものではありません。

そんな時、数ヶ月後にポストに届く「ご供養完了 報告証」は、心の不安をスッと拭い去る大きな役割を果たします。書面にて「〇年〇月〇日に○○県□□町△△寺御住職様の元に御供養が執り行われました事を御報告致します。」という明確な報告を受け取ることで、お客様は初めて心の底からの安心を得ることができます。

この報告証は、ご依頼主様ご自身の心のケアになるだけでなく、遠方に住むご兄弟やご親族に対して「お仏壇の件は、きちんと専門の業者に頼んで、正式な供養まで終わらせたから安心してね」と報告するための、何よりの証拠となります。ご家族全員が納得して前へ進むための、大切な節目となるのです。

会社のハンコではなく「お寺の承認印」である意味

「供養証明書」を発行する業者はいくつかありますが、ここで絶対に確認していただきたい重要なポイントがあります。それは、その証明書に「誰のハンコ」が押されているかということです。

処分業者の社印(会社のハンコ)や、社長の個人印しか押されていない証明書は、あくまで「その業者が処分を受け付けました」という社内的な受領書に過ぎません。これでは、本当に宗教的な儀礼としての供養が行われたかどうかの担保にはなり得ません。場合によっては、僧侶ではないスタッフが適当にお経の真似事をして済ませている可能性すらあるのです。

当店が発行する「ご供養完了 報告証」で最も大切にしているポイントは、法要を執り行っていただいた「提携寺院の住職による承認印」がしっかりと押されていることです。これは、仏の道を歩む正式な僧侶が、責任を持って読経し、仏教としての供養を完了させたことを証明する、極めて重みのある印です。会社のハンコではなく、「お寺の承認印」があるからこそ、本物の供養の証となるのです。

トラブルを防ぎ、心の整理をつけるための大切な証明

お仏壇の処分は、時に親族間でのデリケートな問題に発展することがあります。例えば、「本家の仏壇を勝手に処分したのではないか」「本当に供養したのか怪しい」といった疑念を持たれ、トラブルの火種になってしまうケースです。

このような事態を防ぐためにも、お寺の承認印が押された客観的な証明書が手元にあることは、非常に有効です。「この通り、正式なお寺のご住職に供養していただきました」と証明書を見せることで、親族間の無用な争いや誤解を未然に防ぐことができます。

そして何より、この証明書はお客様ご自身の「心の整理」をつけるための大切なアイテムです。お仏壇を手放すという決断は、決してご先祖様を蔑ろにする行為ではありません。現代の生活環境に合わせて供養の形を変え、お仏壇に「これまでありがとうございました」と感謝を伝えてお役目を終えていただく、前向きな儀式です。「ご供養完了 報告証」を受け取った瞬間が、心の負担を下ろし、清々しい気持ちで新たな日常を歩み始めるための、本当の意味での「供養の完了」なのです。
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お客様の想いに寄り添う供養処分事例と選ばれる理由

当店「新川崎雲山堂」には、毎日のように様々な背景を抱えたお客様からご相談が寄せられます。お一人おひとりの悩みや不安に耳を傾け、単なる「処分作業」ではなく、心のこもった「ご供養のお手伝い」をさせていただくことが私たちの使命です。ここでは、実際に当店で承った事例と、多くのお客様から選ばれ続けている理由をご紹介します。

実際の供養処分事例:実家じまいに伴うお仏壇のお引き取り

※プラバシー保護のため、内容は一部変更しています。

横浜市にお住まいの50代男性、鈴木様(仮名)からのご相談でした。お母様が施設へ入居されることになり、長年空き家になっていたご実家を売却(実家じまい)することになったそうです。ご実家の整理は順調に進んだものの、床の間に鎮座する大きな金仏壇、そして神棚、ご先祖様の位牌、複数の遺影の取り扱いに大変困り果てておられました。

「他の家具は不用品回収業者に頼みましたが、仏壇や位牌まで同じトラックにゴミのように積まれるのはどうしても忍びなくて…」と、鈴木様はお電話で切実な思いを語られました。

当店は、まずお電話にてお仏壇の寸法や、位牌、掛軸、神棚といった品物の数量を詳細にヒアリングし、明確な仮見積もり金額をお伝えしました。後日、指定いただいた日時にご実家へお伺いし、実際の品物を拝見しました。事前に伺った寸法や数量と同じ内容であったため、仮見積もり金額から一切変わることなく、ご納得いただいた上で作業を開始しました。

作業においては、仏壇・仏具・神棚といった「礼拝物」と、位牌・掛軸といった「礼拝対象物」を明確に仕分けしました。そして、使い回しの毛布などは一切使わず、毎回用意している清潔な新しい梱包資材を用いて、一つひとつ細心の注意を払って丁寧に梱包・箱詰めを行いました。

後日、当店の提携寺院のご住職をお招きし、厳かな読経とともに正式な供養法要を執り行いました。法要から数日後、「お寺の承認印」が押された「ご供養完了 報告証」をハガキにてご郵送いたしました。ご自宅のポストに投函された報告証を受け取られた鈴木様からは、「丁寧な梱包を見て安心し、証明書が届いたことで長年の肩の荷が下りました」と、大変ありがたいお言葉を頂戴いたしました。

新川崎雲山堂がお客様から選ばれる5つの理由

数ある引き取り業者の中から、多くのお客様が新川崎雲山堂をお選びくださるのには、確固たる理由があります。私たちが大切にしている5つのこだわりをご紹介します。

【理由1】老舗仏壇店ならではの「礼拝物」としての丁寧な取り扱い

私たちは仏壇の販売や修繕を行う専門店です。お預かりするお仏壇を、単なる木箱や家具としてではなく、お客様が長年手を合わせてきた大切な「礼拝物」として尊厳を持って取り扱います。構造を熟知しているからこそできる、安全で確実な搬出作業をお約束します。

【理由2】毎回清潔な新しい資材を使用するこだわりの梱包

コスト削減のために汚れた毛布を使い回す業者がいる中、当店では決してそのような扱いはいたしません。お仏壇や位牌をお包みする際は、必ず毎回清潔な新しい梱包資材を使用します。神仏に対する敬意と、お客様の思い出を汚さないための、私たちの譲れないこだわりです。

【理由3】お寺の住職による正式で確実な「仏教としての供養」

当店の供養サービスは特定の宗派に限定せず、広く「仏教としての供養」として一律に承っております。スタッフが適当に拝むようなことは絶対にありません。4か月に1度程度のペースで、提携寺院の正式なご住職をお招きし、宗教的儀礼に基づいた本物の供養法要を責任を持って執り行います。

【理由4】追加費用なし!供養まで全て含まれた分かりやすい料金体系

当店の料金プランは非常にシンプルで明瞭です。ご提示する見積もり金額には、お引き取りの出張費用から、丁寧な梱包、そしてお寺の住職による正式な「供養」にかかる費用まで、全てが含まれています。作業後になって、供養料や魂抜き代といった追加料金を請求することは一切ありません。

【理由5】お寺の承認印が押された「ご供養完了 報告証」の発行

お仏壇を引き取った後、本当に供養が行われたかをお客様ご自身の目で確認していただけるよう、ご希望の方には「ご供養完了 報告証」を郵送しております。この証明書には、会社のハンコではなく、供養を執り行った「お寺の承認印」が押されています。これが、最後まで責任を持つ私たちの証です。
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仏壇引き取りや供養処分に関するよくあるご質問

お仏壇の供養処分は、一生に一度あるかないかの大きな出来事です。そのため、具体的な手続きや費用、作法について疑問を持たれるのは当然のことです。ここでは、お客様から寄せられる頻出のご質問をQ&A形式でまとめ、一つひとつ丁寧にお答えしていきます。

ご依頼前の準備や見積もりに関する疑問

仏壇処分の第一歩は、費用の確認とご依頼の流れを把握することから始まります。当店では、お客様の不安を取り除くため、ご自宅へ見知らぬ職人が押し掛けるようなことはせず、スムーズで明確な見積もり手順を採用しております。

Q. 仏壇の供養処分はどのような手順で行いますか?

A. 当店の手順は以下の通りです。

①お電話・メールで内容を確認し、仮見積もりと引取り日時を決定します。

②指定日時に引き取りに伺います。

③実際に拝見し金額をお伝えします(※事前情報と同じ内容なら仮見積もりと変わりません)。

④代金を受け取り、領収書をお渡しします。

⑤清潔な資材で丁寧に梱包し、箱詰めします。

⑥車へ積み込み、倉庫へ運びます。

⑦4か月に1度程度のペースで、お寺の住職による正式な供養法要を行います。

⑧ご希望のお客様に、お寺の承認印が押された「ご供養完了 報告証」を郵送します。

Q. 見積もりのために職人が自宅に来るのですか?

A. いいえ、礼拝物供養処分の見積もりのためにご自宅に伺うことは原則としてありません。お見積もりは、事前にお電話またはメールにて、お仏壇の寸法や種類、引き取り品目の内容を詳しくお伺いした上でご提示いたします。引き取り当日に、事前にお伺いした寸法や数量などと同じ内容であれば、仮見積もり金額から変わることはありませんのでご安心ください。

供養の作法や引き取り対象品目についての疑問

お仏壇の中には、ご本尊や位牌、過去帳など、取り扱いに迷う品物が多数収められています。これらをどのように仕分けし、どのような作法で供養すべきか、専門的な見地から明確な基準を持ってお引き受けしております。

Q. 位牌や遺影、神棚も一緒に引き取りできますか?

A. はい、すべて引き取り可能です。当店では、お仏壇や神棚、仏具などは「礼拝物」として供養し、位牌や仏像、掛軸、過去帳などは「礼拝対象物」として「閉眼供養(魂抜き)」の対象と明確に区別した上で、一括して丁寧にお引き取りいたします。ご自身で仕分けに悩む必要はございません。

Q. 対象エリアはどこですか?遠方でも対応してくれますか?

A. 川崎市、横浜市、東京都内の近隣エリアはもちろん、少し離れたエリアでも直接ご自宅にお伺いし対応しております。なお、お引き取りの作業時には必ずお客様(または代理の方)のお立ち会いが必要となります。「立ち会い不要」のプランはございませんので、あらかじめご了承ください。

Q. 供養処分の依頼は、どの宗派でも良いですか?

A. はい、どの宗派のお仏壇であってもお引き取りいたします。当社の供養サービスは特定の宗派に限定せず、広く「仏教としての供養」として一律に承っております。どのような宗派のお仏壇や仏具であっても、お預かりした品物はすべて、提携寺院の正式なご住職による読経・供養法要を厳かに行いますので、安心してお任せください。
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まとめ:最後まできちんと責任を持ってご供養する、そのお手伝いをいたします

お仏壇の引き取りや供養処分は、ただ物を捨てる作業ではありません。これまで家族の平穏を見守り、心の支えとなってくれた神仏やご先祖様に対し、「ありがとうございました」と感謝の気持ちを伝え、きちんとした作法でお役目を終えていただくための大切な儀式です。

だからこそ、業者選びは慎重に行う必要があります。費用が安いからといって、むき出しで運んだり、供養をオプション扱いにしたりする業者に依頼してしまうと、後々まで「これでよかったのだろうか」という不安や罪悪感が残ってしまいます。

私たち新川崎雲山堂は、老舗仏壇店としての誇りと専門知識を持ち、お預かりした品物を「礼拝物」として最大限の敬意を持って取り扱います。清潔な資材での丁寧な梱包、お寺の住職による正式なご供養、そして何よりの安心の証である「お寺の承認印が押された供養完了報告証」の発行を通じて、お客様が心の負担を下ろし、晴れやかな気持ちで次のステップへ進めるよう、誠心誠意お手伝いさせていただきます。

お仏壇の処分でお悩みの方は、ぜひ一度、新川崎雲山堂までお気軽にご相談ください。
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この記事の監修者

株式会社 新川崎雲山堂 体表取締役 青地 直樹

役職: 代表取締役 / 仏師三代目
経歴:
昭和24年創業の仏壇店「雲山堂」をルーツに持つ「新川崎雲山堂」の三代目。祖父、父の背中を見て育ち、幼い頃から仏壇・仏具に触れる。大学では建築学を専攻し、住宅デザインや動線計画を学ぶ。卒業後、家業を継ぎ、仏壇業一筋の道を歩む。経営者として悩んだ経験から「お客様の心に寄り添う」ことを経営理念の中心に据え、日々お客様と向き合っている。
保有資格:

  • 二級建築士
  • 仏事コーディネーター

お客様へのメッセージ:
「お仏壇は、特別なものではなく、日常生活の中に溶け込み、故人と共に暮らすための大切な場所です。私たちは、お客様が心から安らぎ、自然と手を合わせたくなるような、世界に一つだけの祈りの空間を創るお手伝いをさせていただきます。どんな些細なことでも、お気軽にご相談ください。

免責事項:本記事の情報は執筆時点のものです。商品・サービスの仕様や価格、法要の慣習は地域や宗派によって異なる場合があります。

東京・神奈川で「浄土真宗専門」の仏具店が少ない理由と当店のこだわり

仏壇の購入や買い替えは、一生に一度あるかないかの大切な出来事です。特に浄土真宗の教えを大切にされている方にとって、「浄土真宗の正式な作法に則ったお仏壇を選びたい」というお気持ちは強いことでしょう。しかし、東京や神奈川といった首都圏で仏壇店を探してみると、「浄土真宗専門」と掲げているお店が非常に少ないことにお気づきになるかもしれません。総合仏壇店は数多くあっても、宗派ごとの深い教義や細かな仏具の違いまでを熟知し、的確なアドバイスができる専門店は限られています。

本記事では、なぜ東京や神奈川のエリアにおいて浄土真宗に特化した仏具店が少ないのか、その背景にある「在庫の問題」や「専門知識の複雑さ」について詳しく解説いたします。さらに、浄土真宗本願寺派(お西)と真宗大谷派(お東)のお仏壇や仏具の明確な違い、そして現代のリビングに調和するモダン仏壇の選び方など、後悔しないためのお仏壇選びの基礎知識を網羅しました。

私たち「新川崎雲山堂」は、川崎市に実店舗を構え、横浜市や東京都内など近隣エリアはもちろん、少し離れたエリアへも直接お伺いしてサポートを行っております。インターネット通販にはない「五感」での体験と、二級建築士としての空間提案力を掛け合わせ、お客様の心豊かな暮らしに寄り添う伴走者でありたいと願っています。ぜひこの記事を通して、お仏壇選びのヒントを見つけていただければ幸いです。
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なぜ東京・神奈川には「浄土真宗専門」の仏具店が少ないのか?

首都圏で仏壇を探す際、多くの人が直面するのが「自分の宗派に詳しい専門家が身近にいない」という悩みです。特に浄土真宗は、他の宗派とは異なる独自の教えや作法が多く、それに応じたお仏壇や仏具を用意する必要があります。ここでは、専門の仏具店が少ない主な理由を3つの視点から紐解いていきます。

専門知識の複雑さと宗派ごとの細かな違い

浄土真宗専門の仏具店が少ない最大の理由の一つは、求められる専門知識が非常に多岐にわたり、かつ複雑であることです。浄土真宗には、本願寺派、真宗大谷派をはじめ、真宗高田派、真宗興正派などさまざまな宗派が存在します。その中でも代表的な本願寺派(お西)と真宗大谷派(お東)では、教義の解釈は同じでも、お仏壇の構造、仏具の形状や色合い、さらには日常のお参りの作法に至るまで、細部にわたる明確な違いがあります。

例えば、お仏壇の中心となるご本尊の掛軸一つをとっても、阿弥陀如来様が放つ後光(ごこう)の本数が異なります。また、お花を供える花瓶(かひん)や、お線香を焚く香炉(こうろ)のデザインも、お西とお東では全く異なるものが正式とされています。これらの違いを正確に把握し、お客様が所属するお寺の様式に合わせて間違いのないご提案をするためには、仏教全般の知識だけでなく、浄土真宗の歴史や教義に関する深い理解が不可欠です。幅広い宗派を浅く広く扱う一般的な仏壇店では、こうした細やかな違いまでカバーしきれないケースが多く、結果として「浄土真宗専門」を名乗れるお店が少なくなっているのです。

住宅環境の変化と店頭展示スペースの制約

もう一つの大きな理由が、都市部特有の住宅環境と、伝統的なお仏壇のサイズによるミスマッチ、そしてそれに伴う「在庫の問題」です。浄土真宗の正式なお仏壇は、極楽浄土の荘厳(しょうごん:美しく飾ること)を表現した絢爛豪華な「金仏壇」です。金仏壇は非常に存在感があり、かつては和室の立派な仏間に安置されることが一般的でした。しかし、東京や神奈川の現代のマンションや戸建て住宅では、和室や仏間を持たない間取りが増加しています。

金仏壇はサイズも大きく、種類や価格帯も多岐にわたります。これらを店頭に多数展示しようとすると、広大なスペースが必要となり、店舗にとって大きな在庫負担となってしまいます。そのため、多くの仏壇店では、宗派を問わず販売しやすい小型のモダン仏壇を中心に展示する傾向にあります。

当店、新川崎雲山堂におきましても、実は店頭に金仏壇の実物は展示しておりません。その代わり、金仏壇が豊富に載っている専門のカタログをご用意し、お客様のお部屋の雰囲気や設置予定の場所の寸法に合わせて、最適なものをご提案するスタイルをとっております。あえて大型の展示品を抱えないことで、お客様一人ひとりのお悩みやご要望にじっくりと耳を傾け、本当に価値のあるご提案に注力できる環境を整えているのです。

地域の風習やお寺様との連携の重要性

お仏壇選びや仏事の作法は、宗派の教えだけでなく、その地域に根付いた独自の風習や、お付き合いのあるお寺様(菩提寺)の考え方によっても影響を受けます。特に浄土真宗は地域との結びつきが強く、同じ宗派であっても地域が違えば、お盆やお彼岸の迎え方、法要の準備などに微妙な違いが生じることがあります。

そのため、真に頼りになる仏具店であるためには、単に商品を販売するだけでなく、地元の風習に精通し、必要に応じて地域のお寺様とも良好な関係を築いていることが求められます。「この地域のお寺様は、この仏具を推奨されている」「この地域では、このような飾り方が一般的だ」といった、生きたローカルな情報を提供できるかどうかは、専門店の価値を大きく左右します。東京や神奈川のように、全国各地から人が集まり、多様な価値観が混在するエリアにおいて、特定の宗派と地域性に深く根ざしたサービスを提供し続けることは容易ではありません。これが、地域に密着した浄土真宗専門の仏具店が限られている背景の一つとなっています。
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浄土真宗のお仏壇選びで後悔しないための基礎知識

お仏壇は、ご先祖様を偲ぶ場所であると同時に、ご本尊である阿弥陀如来様をお迎えし、仏様の教えに触れる大切な場所です。ここでは、浄土真宗のお仏壇を選ぶ際に必ず知っておきたい基本知識や、お西とお東の明確な違いについて解説します。

浄土真宗の正式な「金仏壇」とは?お西とお東の明確な違い

浄土真宗における正式なお仏壇は「金仏壇」と呼ばれます。金仏壇とは、木地の上に漆や高級ウレタン、カシューなどの塗料を施し、金箔押しや美しい錺(かざり)金具で仕上げられたお仏壇のことです。お仏壇の内部は、阿弥陀如来様がいらっしゃる極楽浄土の世界を立体的に表現しており、見る人の心を穏やかにしてくれます。

金仏壇を選ぶ際、最も注意しなければならないのが、ご自身が浄土真宗本願寺派(お西)なのか、真宗大谷派(お東)なのかという点です。同じ金仏壇でも、お仏壇の内部にあるご本尊を安置する「宮殿(くうでん)」と呼ばれる部分のデザインに明確な違いがあります。これは、それぞれの本山の御堂の造りを模しているためです。

  • 真宗大谷派(お東)の金仏壇の特徴: 宮殿の屋根が「二重の瓦屋根」になっており、柱は黒い漆塗りの上に金色の錺金具が施されています。全体的に黒と金のコントラストが力強い印象を与えます。
  • 浄土真宗本願寺派(お西)の金仏壇の特徴: 宮殿の屋根が「一重の杮(こけら)葺きの屋根」になっており、柱は金箔を押した上に金色の錺金具が施されています。全体的に金色一色に見えるきらびやかなデザインです。

金仏壇をご検討の際は、必ずご自身の宗派を店舗に伝えることが重要です。

お仏壇の中心となる本尊と脇掛の正しい選び方

お仏壇の中で最も重要なのが、中央に安置するご本尊です。浄土真宗のご本尊は「阿弥陀如来(あみだにょらい)」です。浄土真宗では、ご本尊を木彫りの仏像ではなく、「掛軸(かけじく)」の形式でお迎えすることが推奨されています。掛軸は仏具店でも購入できますが、ご本山から「免物(めんもつ)」や「授与品」として受けるのがより正式な形とされています。

ご本尊の両隣には「脇掛(わきがけ)」と呼ばれる掛軸を祀ります。ここにもお西とお東で明確な違いがあります。さらに、中央の阿弥陀如来様の掛軸にも違いがあるため注意が必要です。

  • ご本尊(阿弥陀如来)の違い: 描かれている阿弥陀如来様の背景にある「後光(ごこう)」の本数が異なります。本願寺派(お西)は8本、真宗大谷派(お東)は6本の後光が描かれています。
  • 本願寺派(お西)の脇掛: 向かって右側に「親鸞聖人御影(しんらんしょうにんのごえい)」、左側に「蓮如上人御影(れんにょしょうにんのごえい)」の掛軸を掛けます。
  • 真宗大谷派(お東)の脇掛: 向かって右側に「帰命尽十方無碍光如来(きみょうじんじっぽうむげこうにょらい)」の十字名号を、左側に「南無不可思議光如来(なむふかしぎこうにょらい)」の九字名号を掛けます。

掛軸の選び方一つにも、宗派の深い教えが反映されています。表装や彩色絵のこだわりも含め、専門知識を持った仏具店にご相談されることをお勧めします。

現代の暮らしに調和するモダン仏壇と略式の飾り方

近年、マンションにお住まいの方や和室がないご家庭を中心に、「モダン仏壇」を選ばれる方が増えています。モダン仏壇は、リビングや洋室のインテリアに自然に溶け込むよう、ウォールナットやタモといった銘木を使用し、すっきりとしたデザインに仕上げられているのが特徴です。

「浄土真宗だから金仏壇でなければいけないのでは?」と心配される方もいらっしゃいますが、決してそのようなことはありません。一番大切なのは、日々の暮らしの中でお仏壇に手を合わせ、心安らぐ時間を持つことです。お部屋の雰囲気に合ったモダン仏壇を選び、その中で浄土真宗らしさを大切にする「略式の飾り方」をご提案しております。

略式の飾り方であっても、仏具の基本は押さえます。モダン仏壇の限られたスペースでも、浄土真宗の基本である「三具足(みつぐそく)」を整え、お西であれば色付の華鋲(けびょう)を取り入れたり、お東であれば透かし香炉を置いたりと、宗派の伝統をしっかりと引き継ぐことができます。ご家族の生活スタイルや好みに合わせつつ、教義に反しない美しいお祀りの空間を作るお手伝いをいたします。
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新川崎雲山堂が対面販売と「五感」での体験にこだわる理由

昨今、インターネット通販で簡単にお仏壇を購入できる時代になりました。しかし、当店はあえてネット通販を行わず、お客様との対面販売に強くこだわっています。お仏壇は、数十年にわたって毎日手を合わせる特別な存在です。だからこそ、画面越しでは伝わらない大切な要素があると考えています。

インターネットでは分からない調和と立体感

インターネットの画像やサイズ表記だけでは、どうしても把握しきれないのが、お仏壇と仏具の「調和」と「立体感」です。お仏壇は、本体の箱だけがあれば完成するわけではありません。その中にご本尊の掛軸を掛け、花瓶、香炉、蝋燭立などの仏具を並べて初めて「お内仏(おないぶつ)」としての荘厳が完成します。

ウェブサイトの美しい写真では立派に見えても、実際に仏具を配置してみると、「思ったよりも内部が狭くてお供え物が置きにくい」「掛軸のサイズと仏壇の高さのバランスが悪い」「木材の色合いと仏具の色がちぐはぐに感じる」といった問題が生じることが少なくありません。

当店では、対面でのご相談を通じて、お客様が選ばれたお仏壇の中に、実際の仏具を配置してご覧いただきます。画面では決して分からない立体的な配置や、奥行き感、そしてお仏壇本体と仏具が織りなす見事な調和を、ご自身の目で確かめていただくことが、後悔しないお仏壇選びの第一歩だと確信しています。

お客様の暮らしと気持ちに寄り添う丁寧なヒアリング

お仏壇選びは、単なる家具選びではありません。ご家族を亡くされたばかりで深い悲しみの中にある方、ご実家の片付けに伴い不安を抱えておられる方など、お客様の状況や心境は様々です。当店が最も大切にしているのは、そうしたお客様のお気持ちや、日々の生活スタイルに寄り添った「丁寧なヒアリング」です。

例えば、「猫ちゃんがお家にいるから、火を使う蝋燭は危ないかもしれない」というお話があれば、安全性に優れたLED蝋燭をご提案します。「毎日鳴らすリンの音色は、故人が好きだった高く澄んだ音が良い」というご希望があれば、様々な材質のリンを実際に打ち鳴らしていただき、ご自身の心が最も安らぐ音色を探していただきます。

また、宗派の正式な作法をご説明した上で、「どこまでを正式に行い、どこからを現代の暮らしに合わせて省略するか」といった、お客様それぞれの正解を一緒に見つけていきます。対話を通じて初めて引き出せる「潜在的なご要望」に応えることこそが、専門店の果たすべき役割です。

ご自宅でのシミュレーションによる最適なサイズ選び

お仏壇を購入する際、多くの方が不安に感じるのが「本当にこのサイズで、予定している部屋の場所に収まるのか?」という点です。店舗の広い空間で見るお仏壇は、実際よりも小さく感じてしまう傾向があります。

当店では、店頭にたくさんのお仏壇を並べるのではなく、専門スタッフ(代表の青地)が直接お客様のご自宅にお伺いし、設置予定の場所を見ながらシミュレーションを行うことを重視しています。

お部屋で実際にメジャーを使い、「高さはこの位置まで来ます」「幅はこれくらいです」「扉を全開にした場合は、ここからここまでスペースを使います」と、空間を具体的にイメージしていただきます。さらに、座って手を合わせるのか、立って手を合わせるのかといった生活動線も考慮し、見上げる角度や圧迫感がないかを細かく確認します。このご自宅での綿密なシミュレーションがあるからこそ、納品時に「大きすぎた」「部屋に合わない」といった失敗を防ぎ、しっくりと馴染むお仏壇をお迎えいただけるのです。
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新川崎雲山堂が多くのお客様から選ばれる5つの理由

川崎市、横浜市、東京都内をはじめ、多くのお客様から当店が選ばれ続けているのには、明確な理由があります。単なる「モノの販売」にとどまらず、専門家としての知識、建築士としての視点、そして仏教の教えを重んじる姿勢が、他店にはない安心感を生み出しています。ここでは、新川崎雲山堂が選ばれる5つの理由をご紹介します。

圧倒的な専門知識と二級建築士としての提案力

【理由1】浄土真宗(お西・お東)に特化した深い専門知識

「何故お線香は寝かせるのか」「朱色の木蝋(もくろう)にはどんな意味があるのか」といった素朴な疑問にも、浄土真宗専門の立場から平易な言葉で丁寧にお答えします。本願寺派(お西)と真宗大谷派(お東)による仏具の明確な違いや、正式な飾り方はもちろんのこと、リビングに合うモダンなお仏壇の中に宗派らしさを大切に取り入れる略式の飾り方まで、専門家として確かな知識に基づき、安心してお任せいただけるご提案をお約束します。

【理由2】二級建築士がご提案する「仏間作り」と空間調和

当店の代表である青地直樹は「二級建築士」の資格を保有しております。ご自宅のリフォームや新築の際には、設計事務所との打ち合わせにも同席し、図面を拝見しながらアドバイスを行うことが可能です。お仏壇の納まりだけでなく、下がり壁や鴨居の高さ、お仏壇用の専用コンセントの位置、さらには床の間や収納といった和室全体の意匠に至るまで、建築士同士で専門的なすり合わせを行います。日常の扉の開閉からお参りのしやすさまでを見据えた、完璧な空間作りをサポートいたします。

ご自宅でのシミュレーションと明朗な費用体系

【理由3】代表の青地が直接伺う安心の事前相談とシミュレーション

お仏壇の購入や買い替え、お位牌のご相談をいただく際、当店では専門の職人やアルバイトスタッフではなく、代表取締役である青地が直接お客様のご自宅へお伺いします。実際に設置するお部屋の環境を拝見し、メジャーを用いて高さや幅、扉の開閉スペースのシミュレーションを一緒に行います。出張費は頂戴しておりますが、そのままご注文となった場合は、頂いた出張費用の金額をお見積りから値引きいたしますので、お客様の実質的なご負担は「無料」となります。

【理由4】「礼拝対象物」の緻密な採寸と継続的なお祀りのご提案

お仏壇の買い替えにおいて非常に重要なのが、これまで大切に手を合わせてこられた仏像、掛軸、位牌、過去帳といった「礼拝対象物(れいはいたいしょうぶつ)」の扱いです。当店では、お伺いした際にこれらの寸法をミリ単位で緻密に採寸します。新しいお仏壇が小さくなる場合でも、内部のひな壇をセミオーダーで調整するなどして、古いお仏壇から引き継いだ仏様を、新しい空間でも美しく整然とお祀りし続けられるよう、最善のプランをご提案いたします。

安心のサポートと職人ネットワークによる長期的な維持

【理由5】七職の伝統技法ネットワークによる「塗り替え修繕」

お仏壇は長く受け継ぐものです。当店では、購入後のアフターサポートはもちろん、古くなったお仏壇の修繕も承っております。お仏壇の製造・修繕には、木地師、塗師、金箔押師、宮殿師、彫刻師、蒔絵師、飾り金具師という「七職(しちしょく)」の専門職人が関わります。当店はこの職人ネットワークを活かし、最高ランク「F★★★★」の安全な接着剤・芯材の使用や、高級ウレタン・カシュー塗料を用いた本格的な「塗り替え修繕(アク洗いから完全修復まで)」をご提供し、世代を超えて受け継がれる価値をお守りします。
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実際のお客様の声:ご自宅にぴったりのお仏壇に出逢うまで

※プラバシー保護のため、内容は一部変更しています。

お仏壇の買い替えは、様々な想いや制約が交差する難しいプロジェクトです。ここでは、ご実家の建て替えを機に当店にご相談いただき、想いを引き継ぎながら新しいお仏壇をお迎えしたお客様の事例をご紹介します。

ご相談の背景:お家の建て替えに伴うお仏壇の買い替え

川崎市にお住まいのS様からご相談をいただきました。ご実家を二世帯住宅へと全面的に建て替えることになり、これまで和室の立派な仏間に安置されていた大きな金仏壇をどうするべきか、大変悩んでおられました。

S様のご要望は、「新しい家には和室を作らないため、リビングの作り付け家具の中に仏壇を納めたい」「ただ、これまで大切に手を合わせてきたご本尊(掛軸)やお位牌といった『礼拝対象物』は、絶対にそのまま引き継いでお祀りしたい」「古い仏壇は処分することになるが、先祖代々の思い入れがあるため、何か形として残せないか」というものでした。仏壇のダウンサイズと、伝統の継承という、現代の仏壇買い替えで非常に多く見られる難しい課題でした。

当店からのご提案:図面を活用した打ち合わせとシミュレーション

まずは代表の青地がS様のご自宅の設計図面を拝見しました。二級建築士の視点から、作り付け家具の寸法、下がり壁の位置、そしてお仏壇に照明を灯すためのコンセントの配置などを、担当の設計士の方と直接すり合わせを行いました。

ご提案として、リビングのインテリアに馴染み、かつ作り付け家具の中で扉の開閉スペースを取らない「巻戸タイプ」のモダン仏壇をご用意することにしました。さらに、重要な「礼拝対象物」である大きめの掛軸やお位牌をそのまま無理なく安置できるよう、新しい仏壇の内部のひな壇の高さを調整する「セミオーダー」を行いました。これにより、仏壇自体は小さくなっても、仏様が窮屈になることなく、整然とした祈りの空間を保つことができました。

納品後のご感想:古い欄間の家紋を残し、想いを引き継ぐ

古い金仏壇については、長年の役割を終えた「礼拝物(れいはいぶつ)」として、提携寺院のご住職に供養をしていただいた後、責任を持ってお焚き上げ処分を行いました。ただし、処分する前に、お仏壇の欄間(らんま)に施されていた立派な「家紋」の彫刻部分だけを丁寧に取り外しました。

この家紋を新しいモダン仏壇の内部の意匠としてさりげなく組み込む加工を施しました。完成したお仏壇を新しいリビングに納品した際、S様はご自身のイメージ通りにぴったりと納まった様子と、引き継がれた家紋を見て大変喜ばれました。

「家は新しくなりましたが、ご先祖様のお家も綺麗になり、見覚えのある家紋があることで、不思議と昔からそこにあったような安心感があります。図面から相談に乗っていただき、本当にありがとうございました。」という嬉しいお言葉をいただきました。
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浄土真宗のお仏壇に関するよくあるご質問(Q&A)

ここでは、お客様から寄せられることの多い浄土真宗のお仏壇や仏具、作法に関する疑問をQ&A形式でわかりやすくまとめました。

お仏壇や仏具の選び方について

Q. 浄土真宗の仏具で、「三具足(みつぐそく)」とは何ですか?

A. 浄土真宗を含め仏教において、ご本尊をお迎えするために最も大切で最低限必要な仏具のセットです。お花を生ける「花瓶(かひん)」、明かりを灯す「蝋燭立(ろうそくたて)」、お香を焚く「香炉(こうろ)」の3つを指します。本来は蝋燭立と花瓶を1対ずつ用意し、中央の香炉と合わせて「五具足(ごぐそく)」とするのが正式ですが、現代のお仏壇ではスペースの兼ね合いもあり、三具足で飾るのが一般的となっています。

Q. 本願寺派(お西)と真宗大谷派(お東)で、仏具に違いはありますか?

A. はい、明確な違いがあります。例えばお西の三具足は、色が「茶褐色」で、花瓶の持ち手が獅子の形をしており、蝋燭立は足元が3本脚で鳥の頭が向かい合わせになったデザインです。香炉は丸みのある「玉香炉」を使います。一方、お東の三具足は「金色」で、蝋燭立は亀の上に蓮を咥えた鶴が立っているデザインです。香炉は透かし模様の入った「透かし香炉」を用います。

お参りの作法や購入後のサポートについて

Q. 浄土真宗でお線香を立てずに寝かせるのはなぜですか?

A. 浄土真宗では、1本のお線香を香炉の大きさに合わせて2つ〜4つ程度に折り、火をつけて横に寝かせてお供えします。これは、本山(西本願寺・東本願寺)で行われている伝統的なお香の焚き方(常香盤)を模したものです。香炉の灰の上で粉状のお香(抹香)を長期間燃やし続ける作法を、家庭用の短い線香で再現しています。煙や香りを長時間漂わせることで、阿弥陀如来の慈悲が隅々まで行き渡ることを意味しています。

Q. 浄土真宗ではお位牌を作らないと聞きましたが、作ってもよいのでしょうか?

A. 浄土真宗では「人はみな亡くなると浄土でみ仏に生まれかわる」と考えるため、魂が宿るお位牌は用いず、代わりに「過去帳」や「法名軸」に記録を残すのが本来の教えです。しかし、お位牌に向かって手を合わせたいというお気持ちは大変よく理解できるものです。実際にお位牌を作られる方もいらっしゃいます。銘木をベースにした「蒔絵位牌(まきえいはい)」や、札板が複数入る「回出位牌(くりだしいはい)」などがありますので、まずは所属するお寺のご住職にご相談されることをおすすめします。

Q. お仏壇を買い替える際、古いお仏壇はどうやって処分すればよいですか?

A. 仏壇は単なる家具ではなく「礼拝物」ですので、感謝を込めて「供養」を行ってから処分します。一方、仏像や掛軸、位牌などの「礼拝対象物」は、新しい仏壇に引き継ぐか、「閉眼供養(魂抜き)」を行ってからお焚き上げをします。当店では買い替えに伴う処分も承っており、宗派を限定せず広く「仏教としての供養」として一律に、提携寺院の正式なご住職による読経を行っております。仏壇のお引き取りは必ずお客様の立ち会いのもと、責任を持って対応いたします。
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まとめ:浄土真宗の心豊かな暮らしのために

東京や神奈川で浄土真宗専門の仏具店が少ない理由と、お仏壇選びで失敗しないためのポイント、そして私たちが対面販売にこだわる理由について解説いたしました。浄土真宗のお仏壇選びは、教義に基づいた正しい知識と、現代の住宅事情への適応、そして何よりご家族の想いを形にする「丁寧なヒアリング」が不可欠です。

新川崎雲山堂では、二級建築士の視点と、豊富な専門知識を持つ代表の青地が直接ご自宅に伺い、あなたにぴったりのお仏壇をご提案いたします。古いお仏壇の塗り替え修繕や、礼拝物の丁寧な供養処分まで、仏事に関するあらゆるお悩みに寄り添います。インターネットの画面だけでは決して分からない、本物の調和と安心感をぜひ体験してください。お仏壇の購入、買い替え、お位牌に関するご相談など、まずはどうぞお気軽にお問い合わせください。心よりお待ちしております。
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この記事の監修者

株式会社 新川崎雲山堂 体表取締役 青地 直樹

役職: 代表取締役 / 仏師三代目
経歴:
昭和24年創業の仏壇店「雲山堂」をルーツに持つ「新川崎雲山堂」の三代目。祖父、父の背中を見て育ち、幼い頃から仏壇・仏具に触れる。大学では建築学を専攻し、住宅デザインや動線計画を学ぶ。卒業後、家業を継ぎ、仏壇業一筋の道を歩む。経営者として悩んだ経験から「お客様の心に寄り添う」ことを経営理念の中心に据え、日々お客様と向き合っている。
保有資格:

  • 二級建築士
  • 仏事コーディネーター

お客様へのメッセージ:
「お仏壇は、特別なものではなく、日常生活の中に溶け込み、故人と共に暮らすための大切な場所です。私たちは、お客様が心から安らぎ、自然と手を合わせたくなるような、世界に一つだけの祈りの空間を創るお手伝いをさせていただきます。どんな些細なことでも、お気軽にご相談ください。

免責事項:本記事の情報は執筆時点のものです。商品・サービスの仕様や価格、法要の慣習は地域や宗派によって異なる場合があります。

日蓮宗の位牌|「妙法」の文字は入れる?髭文字の扱いについて

「日蓮宗の位牌を作る際、一番上に『妙法』という文字は必ず入れるべきなのでしょうか?」

「お寺様でいただいた白木位牌の文字が、先が跳ねたような独特の『髭文字』で書かれているのですが、新しく作る本位牌でも同じような書体にすることはできるのでしょうか?」

ご葬儀を終え、四十九日法要に向けて本位牌を準備されるご家族から、当店にはこのようなご質問が毎日のように寄せられます。日蓮宗の位牌には、他宗派とは異なる特有のルールや歴史的な風習があるため、初めてお位牌を作る方にとっては分からないことや戸惑うことも多いのが実情です。

お位牌は、故人様の魂が宿る大切な「礼拝対象物」であり、お墓とは異なりお家の中で一緒に生活をし、ご家族が日々手を合わせる心のよりどころとなります。だからこそ、日蓮宗としての正しい作法に則り、ご家族皆様が心から納得できる品質と形でお作りすることが何よりも重要です。

この記事では、日蓮宗における位牌の文字入れの決まり、「妙法」という冠文字を入れる基準、そして特徴的な「髭文字(ひげもじ)」の扱い方について、専門的な知識を分かりやすく解説いたします。また、記事の後半では、専門店として私たちが強くこだわっている「本物の品質」を持つ位牌の選び方もご紹介しております。

これを読んでいただければ、日蓮宗の位牌作りにおける疑問や不安が解消され、故人様を偲ぶにふさわしい最高のお位牌を迷わずにお選びいただけるはずです。大切なご家族のための位牌選びの参考に、ぜひ最後までお読みください。
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日蓮宗の位牌の基本:「妙法」の文字入れについて

日蓮宗における位牌の役割と「法号」の考え方

お位牌は、亡くなられた方の魂が宿る「礼拝対象物」であり、残されたご家族が日々手を合わせ、故人様と心の対話をするための非常に大切なものです。仏壇や仏具などの「礼拝物」とは異なり、お位牌はそれ自体が直接手を合わせる対象となります。日蓮宗においてもこの考え方は同じで、ご本尊である曼荼羅(まんだら)や日蓮聖人の仏像とともに、お位牌を大切にお祀りします。

また、日蓮宗では仏門に入った証として授かる名前のことを、一般的に広く使われる「戒名(かいみょう)」ではなく「法号(ほうごう)」と呼びます。法号には、日蓮宗の中心的な教えである「法華経(ほけきょう)」を深く信仰し、その教えに従って生きるという意味が込められています。お位牌を作る際には、この法号を正確に札板に刻むことが第一歩となります。白木位牌(仮の位牌)から本位牌へと作り替える際には、お寺様から授かった法号の文字に間違いがないか、一文字一文字しっかりと確認することが非常に重要です。

「妙法」の文字(冠文字)の意味と入れるべきかどうかの基準

多くの方が疑問に思われるのが、お位牌の一番上に刻まれる文字についてです。多くの宗派では、宗派の本尊を表す「梵字(ぼんじ)」(キリークなど)を戒名の上に刻みますが、日蓮宗では原則として梵字は使用しません。その代わりに、法号の頭に「妙法(みょうほう)」という二文字を冠文字として入れるのが一般的です。この「妙法」は、南無妙法蓮華経のお題目に由来し、法華経の素晴らしい教えそのものを象徴しています。

では、この「妙法」は絶対に入れなければならないのでしょうか。結論から申し上げますと、必ず入れなければならないという厳格な決まりはありません。判断の基準となるのは、「すでにお仏壇にある、ご先祖様個人の位牌にどのように文字が入れられているか」です。もし、すでにあるご先祖様個人の位牌に「妙法」が入っている場合は、それに合わせて入れるのが自然です。逆に、「妙法」が入っていない場合は、無理に入れる必要はありません。初めてお位牌を作る場合は、菩提寺のお寺様にご確認いただくか、専門店のスタッフにご相談いただくのが最も確実です。

白木位牌から本位牌へ作り替える際の注意点とスケジュールの目安

ご葬儀の祭壇に安置されていた「白木位牌(しらきいはい)」は、あくまで四十九日法要までの仮の位牌です。四十九日法要(満中陰)を迎えるにあたり、漆塗りや唐木などで作られた「本位牌(ほんいはい)」をご家族で準備し、法要の際にお寺様に「開眼供養(魂入れ)」をしていただくのが仏教の正式な作法です。白木位牌に書かれている文字をそのまま本位牌に引き継ぐのが基本ですが、文字のレイアウトや細かな表記については、本位牌のサイズに合わせて調整が必要になる場合があります。

本位牌の製作には、文字のレイアウト確認から実際の彫刻(または書き文字)、金箔・金粉の定着まで、通常は最低でも2週間程度の時間が必要です。四十九日法要の日程が決まりましたら、なるべく早めに専門店へご相談されることをお勧めいたします。もし「法要まで時間がなく間に合わないかもしれない」とご不安な場合でも、文字入れ職人と交渉して納期を早めるなど、専門店ならではの様々な対応の可能性がありますので、決して諦めずにまずは一度ご相談ください。
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日蓮宗特有の「髭文字(ひげもじ)」とその扱い方

髭文字(ひげもじ)とは?その独特な特徴と込められた深い意味

日蓮宗のお寺様が書かれた白木位牌や、日蓮宗の寺院の看板、御首題(御朱印)などを拝見すると、文字の端が長く伸びていたり、筆の先が跳ねるようにかすれていたりする独特の書体を目にすることがあります。これを「髭文字(ひげもじ)」、または「髭題目(ひげだいもく)」と呼びます。日蓮聖人がご自身で書き残された大曼荼羅ご本尊にも、この力強い髭文字が用いられています。

この髭文字の独特の跳ねやかすれには、単なるデザインではなく、非常に深い宗教的な意味が込められています。伸びた線やかすれは、法華経の尊い教えが、世界の隅々にまで広くあまねく行き渡る様子(光明)を表現しているとされています。また、あらゆる人々の迷いを打ち払い、救済へと導く力強さの象徴でもあります。そのため、日蓮宗の門徒の方々にとって、この髭文字は単なる書体以上の、非常に神聖でありがたいものとして認識されているのです。

本位牌に髭文字を彫刻・書き文字で入れることはできる?

白木位牌に髭文字で法号が書かれていた場合、「新しく作る本位牌でも、故人のためにお寺様が書いてくださったこの髭文字をそのまま再現してほしい」と希望されるご家族は少なくありません。結論から申し上げますと、本位牌の文字全体を髭文字風の書体でお入れすることはできませんが、冠文字である「妙法」の二文字のみであれば、ご希望により彫り文字でも書き文字でも髭文字風でお入れすることが可能です。

本位牌への文字入れには、専用の機械彫りや職人による手彫りで木地に文字を彫り込む「彫り文字」と、漆の表面に直接文字を書く「書き文字」の2種類があります。日蓮宗特有の跳ねや伸びのある力強い髭文字を文字全体に施そうとすると、文字が潰れたり全体のバランスが崩れたりするため当店ではお断りしておりますが、「妙法」のみであればどちらの手法でも対応が可能です。一般的には誰が見ても読みやすい「楷書体」や「行書体」が選ばれますが、ご家族の強いご希望がある場合は「妙法」のみ髭文字風にする選択肢をご用意しております。

髭文字をご希望される場合の専門店への依頼・相談方法

先述の通り、本位牌の文字全体を髭文字風にすることは承っておりません。「日蓮宗らしさを少しでもお位牌に残したい」と髭文字をご希望されるお客様には、冠文字である「妙法」の二文字のみを髭文字風の書体で対応いたしております。この場合、法号や俗名、日付などの部分は、誰が見ても読みやすく美しい楷書体(または行書体)でお入れします。頭の「妙法」に髭文字風の特徴を持たせるだけでも、日蓮宗のお位牌としての風格や力強さを十分に表現することができます。

ただし、「妙法」のみであっても、髭文字風の対応ができるか、美しく仕上げられるかは、依頼する仏壇・仏具店や提携している職人の技量に依存します。決まったフォントしか選べない量販店では対応が難しいケースがほとんどです。髭文字風のニュアンスをご希望される場合は、豊富な経験を持つ専門店にご相談ください。私たち新川崎雲山堂では、文字のバランスや仕上がりの美しさを損なわないよう、最適な文字入れをご提案させていただきます。
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日蓮宗に合う位牌の選び方と文字入れのルール

表面の文字入れ:「冠文字(妙法)」「戒名(法号)」「没年月日」の配置

お位牌への文字入れには、表面と裏面でそれぞれ彫るべき内容と配置の基本ルールがあります。まずお位牌の「表面」ですが、中央の最も目立つ位置に「戒名(日蓮宗の場合は法号)」を大きく刻みます。前述の通り、日蓮宗の場合は法号の上に梵字の代わりに「妙法」という冠文字を入れるのが一般的です。そして、故人様が亡くなられた日付である「没年月日(ご命日)」については、法号の右側に「年」を、左側に「月日」を分けてレイアウトして刻むのが一般的です。

この表面のレイアウトを決める際にも、ご先祖様のお位牌の存在が重要になります。すでに仏壇にお位牌がある場合、新しく作るお位牌で参考にするのは「先祖代々の位牌」ではなく、すでにある「ご先祖様個人の位牌(最も新しく作られたものなど)」です。参考にする箇所は、彫り文字か書き文字か、文字の配置、冠文字や「位」「霊位」などの有無、裏面の没年齢が「行年」か「享年」か、「歳」か「才」かなど多岐にわたります。これらを可能な限り合わせるのが、仏壇の中に統一感が生まれ、美しいお祀りの仕方となります。当店では、新しくお位牌をお作りする際、可能であればご自宅にお伺いしてご先祖様個人の位牌を直接拝見し、違和感のないように正確なレイアウトを作成することを心がけております。

裏面の文字入れ:「俗名(生前の名前)」「没年齢」のルール

続いてお位牌の「裏面」の文字入れについて解説します。裏面には、故人様の生前のお名前である「俗名(ぞくみょう)」と、亡くなられた時の年齢である「没年齢(享年または行年)」を刻むのが一般的です。配置としては、裏面の中央に俗名を、その左側に没年齢を配置します。

ここで注意が必要なのが「享年(きょうねん)」と「行年(ぎょうねん)」の扱いです。どちらも亡くなった時の年齢を表しますが、数え年(生まれた時を1歳とする)で記すか、満年齢(現代の一般的な年齢)で記すかは、お寺様の考え方や地域の風習によって異なります。この場合も、前述の「ご先祖様個人の位牌」を参考にして表記を合わせるのが一般的です。ただし、初めてお位牌を作る場合は、白木位牌やお坊さんから渡された資料の通りに記載すると良いでしょう。また、お墓がある場合は、墓石に刻む没年齢と表記を合わせることも忘れずに打ち合わせすることが大切です。文字入れの原稿を作成する段階で、これらの細かな情報が間違っていないか、専門店のスタッフと一緒に二重、三重の確認を行うことが、後悔しないお位牌作りの絶対条件です。

日蓮宗に適した位牌のデザイン:伝統的な漆塗りから美しい蒔絵位牌まで

「日蓮宗の位牌は、この形やこの色でなければならない」という厳格な教義上の決まりはありません。そのため、ご家族の想いや、ご安置するお仏壇の雰囲気、そしてお部屋のインテリアに合わせて、自由にデザインをお選びいただくことができます。伝統的な格式を重んじる方には、美しい艶と深みを持つ「本漆塗り」のお位牌や、黒檀(こくたん)や紫檀(したん)といった美しく硬い銘木を使用した重厚感のある「唐木位牌(からきいはい)」が根強い人気を集めています。

一方で、近年非常にご好評をいただいているのが「蒔絵位牌(まきえいはい)」です。蒔絵位牌は、黒檀や紫檀などの銘木をベースにしつつ、位牌の台座部分に日本の伝統工芸である「蒔絵」の技法を用いて、美しい絵柄を描き込んだお位牌です。絵柄には、桜や朝顔、秋桜(コスモス)など、四季折々の花々が繊細に描かれています。故人様が好きだったお花を選んだり、お亡くなりになった季節の花を選んだりと、位牌に故人様「らしさ」や特別な想いを込めることができるのが、蒔絵位牌の最大の魅力です。現代のリビングにも馴染みやすく、日蓮宗の華やかな曼荼羅ご本尊とも美しく調和します。
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【お客様の事例】日蓮宗の位牌作りで迷われたご家族のストーリー

※プラバシー保護のため、内容は一部変更しています。

葬儀屋さんの紹介で迷い、位牌の専門知識を求めて当店へご相談いただいた経緯

川崎市麻生区にお住まいのS様は、お父様をご病気で見送られ、深い悲しみの中で四十九日法要の準備を進められていました。ご葬儀の打ち合わせの際、葬儀屋さんの担当者から分厚い位牌のパンフレットを渡され、「法要までにこの中から選んで注文してください」とだけ言われたそうです。しかし、S様のご実家は日蓮宗であり、白木位牌には見慣れない「妙法」の文字と、独特の跳ねがある「髭文字」が書かれていました。

「この妙法という文字は本位牌にも入れるべきなのか?」「この髭文字のまま彫ってもらえるのか?」と疑問に思ったS様は、葬儀屋さんの担当者に質問しました。しかし、返ってきた答えは「申し訳ありませんが、私どもは葬儀の専門家であって、位牌の細かな宗派のルールや文字の仕様については分かりかねます。パンフレットにある決まった書体から選んでいただくしかありません」という冷たいものでした。よくある勘違いですが、葬儀屋さんは葬儀のプロであっても、実は位牌や仏壇の専門知識は持ち合わせていないことが多いのです。不安になったS様は、ご自身でインターネットで調べ、専門知識を持つ当店「新川崎雲山堂」にご相談のお電話をくださいました。

「妙法」と「髭文字」の疑問を解消し、ご家族の想いがこもった本物の位牌が完成

S様からのご相談を受け、私(代表の青地)はすぐにご自宅へお伺いしました。まず仏壇に安置されているご先祖様のお位牌を丁寧に拝見させていただくと、ご先祖様個人の位牌には「妙法」の文字がしっかりとした楷書体で彫られていました。そこでS様に、「本位牌の文字全体を髭文字にすることはできませんが、ご希望があれば『妙法』の二文字のみ、彫り文字でも書き文字でも髭文字風の書体でお入れすることが可能です。一方で、ご先祖様のお位牌に合わせて、全体を読みやすく美しい楷書体で統一されており、こちらに合わせることも可能です」と、それぞれの選択肢をご説明しました。

私の説明を聞き、S様は「葬儀屋さんからは明確な答えがもらえず不安でしたが、実物の位牌を見てプロの視点から提案してもらえて、心のつかえが取れました」と安心されたご様子でした。最終的にS様は、ご先祖様のお位牌とバランスを合わせるために楷書体を選ばれ、お父様のお人柄にふさわしい、国産の上質な朴木を使用し、熟練の職人が仕上げた本漆塗りの位牌をお選びになりました。完成したお位牌をお届けした際、本金の奥深い輝きと、一文字一文字丁寧に刻まれた法号をご覧になり、「これなら父も喜んでくれると思います」と涙ぐんでおられたお姿が、今でも私の心に深く刻まれています。
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新川崎雲山堂が位牌作りで選ばれる5つの理由

理由1・2:上質な国産木材(朴木と姫子松)と本物の漆塗りへのこだわり

【理由1:出どころの確かな国産木材の厳選】

お位牌を選ぶ際、ぜひ皆様に覚えておいていただきたい質問があります。それはお店で「このお位牌の材料(木材)は何ですか?」と尋ねることです。安価な海外製の塗り位牌は、その時々で安く手に入る様々な端材を使用するため、材料名が特定できません。当店が取り扱う会津塗り位牌は、位牌に最も適した材木を厳選し、「上質な朴木(ほおのき)」および「姫子松(ひめこまつ)」を使用しております。戸惑うことなく木材の名前を答えられることこそが、本物を扱う店の証です。

【理由2:深く優雅な艶を生み出す本物の漆塗り技法】

当店の会津塗り位牌は、安価で量産しやすい合成樹脂塗料(ウレタンやカシューなど)ではなく、正真正銘の「本物の漆(天然漆)」を使用しております。天然素材である本漆は、温度や湿度の影響を受けやすく扱いが非常に難しい上、乾燥にも膨大な時間がかかります。しかし、職人が手間暇をかけて何度も塗り重ねた本漆の位牌は、合成塗料では決して真似のできない、深く優雅な艶を持ち合わせています。この漆でしか出せない深みと光沢のある独特の黒色を「漆黒(しっこく)」と呼び、何十年先もその気品ある美しさを保ち続けます。

理由3・4:純度98%以上の本金仕上げと、宗派の深い専門知識に基づくご提案

【理由3:色褪せない輝きを放つ純度98%以上の本金】

お位牌の装飾や文字入れにおいて、当店は金色の塗料や安価な代用品を一切使用しません。当店の会津塗り位牌の装飾、そして文字入れ代として頂戴している彫刻部分の仕上げには、すべて純度98%以上の本物の「金箔」および「金粉」を使用しております。本物の金は、長い年月が経っても酸化して黒ずんだり色褪せたりすることがなく、お仏壇の中で落ち着いた気品ある輝きを永く保ち続けます。故人様の魂が宿る場所にふさわしい、本物の輝きをお約束します。

【理由4:特定の宗派の作法にも精通した専門知識】

日蓮宗の「妙法」や「髭文字」の扱いに代表されるように、お位牌作りには宗派ごとの正しい作法と深い専門知識が不可欠です。葬儀屋さんや量販店では対応できない細かな宗派の疑問に対しても、当店は長年の経験と知識に基づき、明確な回答と最適なご提案をいたします。日蓮宗だけでなく、浄土真宗、曹洞宗、真言宗など、あらゆる宗派の教義や地域ごとの風習を熟知しておりますので、どのようなご不安事でも安心してお任せいただけます。

理由5:代表の青地が直接ご自宅に伺い、お客様のお部屋や想いに寄り添う対応

【理由5:代表自らが伺う安心の直接対応】

位牌や仏壇は、インターネットの画面上やカタログの写真だけでは、その本当の品質やサイズ感、ご自宅の仏壇との相性を判断することは困難です。そのため、新川崎雲山堂では、お見積りやご相談の際、専門の職人やアルバイトスタッフではなく、代表取締役である私(青地直樹)が直接お客様のご自宅へお伺いいたします。

ご自宅へ伺うことで、現在お祀りされているご先祖様のお位牌のサイズや文字のレイアウトを直接私の目で採寸・確認することができ、新しいお位牌との間に違和感が生じないよう完璧なご提案が可能になります。※出張でのお見積りには出張費用を頂戴しておりますが、そのままご注文となった場合は、頂いた出張費用の金額を全額値引きいたしますので、お客様の実質負担は無料となります。カタログ請求やオンライン相談といった簡易的な対応ではなく、直接お会いしてお客様の想いに深く寄り添う対面でのご相談にこだわっております。
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日蓮宗の位牌に関するよくあるご質問(Q&A)

文字入れのルールや宗派の作法に関するご質問

Q1. 白木位牌に書かれている「妙法」は、本位牌にも絶対に入れないとダメですか?

A1. 絶対に入れなければならないという厳格な決まりはありません。判断の基準となるのは、ご自宅のお仏壇にある「ご先祖様個人の位牌」です。すでにあるお位牌に「妙法」が入っていればそれに合わせ、入っていなければ無理に入れる必要はありません。初めてお位牌を作る(ご自宅にご先祖様のお位牌がない)場合は、菩提寺のお寺様にご確認いただくか、白木位牌の記載内容などを拝見した上で私たちが最適なバランスをご提案いたします。

Q2. お寺とお付き合いがなく法号(戒名)がありません。俗名(生前の名前)でも位牌は作れますか?

A2. はい、俗名でもお位牌はお作りいただけます。日蓮宗においては法号を授かるのが正式な作法ですが、様々なご事情により法号がない場合は、表面に俗名を刻み、その下に「之霊位(のれいい)」と入れる形でお作りすることが可能です。どのような形であれ、故人様を偲び手を合わせるお気持ちが何より大切ですので、どうぞ安心してご相談ください。

納期や位牌の品質・価格に関するご質問

Q3. お位牌の文字入れ代はいくらくらいかかりますか?

A3. 当店の文字入れは、安価な金色の塗料ではなく、全て「本金(金箔、金粉)」を使用しております。当店では全て本金で1名様あたりおよそ6000円~12000円で承っております。位牌のサイズ、書き文字か彫り文字か、塗り位牌か唐木位牌か、などで金額が決まります。お位牌本体の価格と文字入れ代を含めた明確なお見積りを、事前に必ずご提示いたしますのでご安心ください。

Q4. 四十九日法要まであと1週間しかありません。位牌の製作は間に合いますか?

A4. 通常、お位牌の製作には2週間程度のお時間をいただいておりますが、法要まで時間がなく間に合わない可能性がある場合でも、決して諦めないでください。当店から直接、文字入れ職人とスケジュールの交渉を行うなど、ご法要に間に合わせるためのいろいろな可能性があります。お急ぎの場合は、まずは一刻も早く当店までお電話にてご相談ください。

古い位牌の取り扱いや仏具店選びに関するご質問

Q5. お位牌を選ぶ際、「材料は何ですか?」とお店に聞くのが大事なのはなぜですか?

A5. それは、そのお店が「本物の品質」を持つ位牌を扱っているかを見極めるためです。安価な海外製の位牌は、その時々で安く手に入る様々な材木を混ぜて使用するため、材料名が特定できません。日本の職人が作る本物の位牌を扱う専門店であれば、「上質な朴木と姫子松を使用しています」と、戸惑うことなく木材の名前を明確に答えることができます。これが安心できる仏具店選びの重要な基準となります。
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まとめ:故人様への想いを形にする、後悔のない位牌選びを

日蓮宗のお位牌作りにおける「妙法」の文字入れや「髭文字」の扱いについて解説いたしました。宗派の作法は大切ですが、それ以上に重要なのは、故人様を想い、ご家族が納得して手を合わせられるお位牌を選ぶことです。

新川崎雲山堂では、上質な国産木材、本物の漆塗り、そして純度98%以上の本金を使用した、職人の手の温もりが伝わる「本物のお位牌」をご提供しております。

「どんな位牌を選べばいいか分からない」「すでにあるご先祖様の位牌と文字のバランスを合わせたい」など、少しでもご不安なことがございましたら、ぜひ新川崎雲山堂にご相談ください。お位牌をお作りする際は、白木位牌とすでにあるご先祖様のお位牌をご持参いただき、ご来店いただくことをお勧めしております。実物を拝見しながら、礼拝対象物であるお位牌の採寸から文字入れのレイアウトまで、プロの視点でしっかりとご提案させていただきます。

また、ご来店が難しいお客様につきましては、代表の青地が直接ご自宅へお伺いすることも可能です。川崎市・横浜市・東京都内の近隣エリアはもちろん、少し離れたエリアでも対応いたしますので、皆様からのご相談を心よりお待ち申し上げております。
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この記事の監修者

株式会社 新川崎雲山堂 体表取締役 青地 直樹

役職: 代表取締役 / 仏師三代目
経歴:
昭和24年創業の仏壇店「雲山堂」をルーツに持つ「新川崎雲山堂」の三代目。祖父、父の背中を見て育ち、幼い頃から仏壇・仏具に触れる。大学では建築学を専攻し、住宅デザインや動線計画を学ぶ。卒業後、家業を継ぎ、仏壇業一筋の道を歩む。経営者として悩んだ経験から「お客様の心に寄り添う」ことを経営理念の中心に据え、日々お客様と向き合っている。
保有資格:

  • 二級建築士
  • 仏事コーディネーター

お客様へのメッセージ:
「お仏壇は、特別なものではなく、日常生活の中に溶け込み、故人と共に暮らすための大切な場所です。私たちは、お客様が心から安らぎ、自然と手を合わせたくなるような、世界に一つだけの祈りの空間を創るお手伝いをさせていただきます。どんな些細なことでも、お気軽にご相談ください。

免責事項:本記事の情報は執筆時点のものです。商品・サービスの仕様や価格、法要の慣習は地域や宗派によって異なる場合があります。

ラジオFMカオンに出演して仏壇のことや経営のことをお話ししました。

仏壇にお線香をあげ、手を合わせる。毎日の大切な時間。

今回の「かながわPOWER☆社長とランチタイム♬.*゚」は、仏壇のお話です。

創業は1949年。株式会社新川崎雲山堂 代表取締役 青地 直樹氏をお迎えします。

高品質で安心の国産仏壇を取り揃え、国産セミオーダー仏壇や、国産リメイク仏壇も手がけています。凄いのは、2級建築士の資格を持っている、青地社長の知識、技術、センス、仕事へのこだわり!

お客様に合わせた特別仕様の仏壇を提案してくれます。

13年前、倒産の危機にさらされ、「万策尽きた」と転職まで考えたという、青地社長。

その時ある経営者に相談。煮詰まっていたはずが、「これはやった?これは?これは?」

やってない。。。ここからの挑戦!そのお話は番組で!

神奈川県央地域コミュニティFM局 FMカオンにて、2026年3月5日㈪12時に放送されました。
音声で聞くアーカイブは現在準備中です。アップされましたらこちらでお知らせいたします。

1.プロローグ

堤:かながわPOWER! 社長とランチタイム♪ この番組は神奈川県中小企業家同友会、「想いを受け止め、想いを創る」栄港建設の提供でお送りします。12時を過ぎましたが、ラジオをお聞きのあなたの今日のランチは何ですか? 美味しいご飯と社長のトークでランチタイムを楽しんでくださいね。かながわPOWER! 社長とランチタイム♪は神奈川県中小企業家同友会会員の社長に仕事のこと、プライベートのことを本音で語ってもらう番組です。ナビゲーターは私、堤由里恵です。最後までお付き合いください。早速、ゲストの方をご紹介しましょう。株式会社 新川崎雲山堂、代表取締役 青地直樹さんです。ようこそいらっしゃいました。

青地:よろしくお願いいたします。

堤:よろしくお願いいたします。新川崎って付いてるから川崎でいいんですよね?

青地:川崎ですね。新川崎駅が最寄りなので、新川崎。

堤:そうなんですか。じゃあ駅が違ってたら違う名前が付いてる、もしかして。

青地:いや、どうでしょうね。

2.青地さんの会社は何屋さん

堤:そんなことはないですかね。雲山堂と名前が付いてますけれども、聞いてるあなた、青地さんの会社は何屋さんだと思いますでしょうか? ということでね。ちょっといろいろされてるんですけれども、教えていただいていいですか?

青地:うちは一般の方にお仏壇とかお位牌を販売、また修理を受けています。また近所の方はお線香とかろうそくとか小物も買いに来たりもしてますし。神棚とかそっちの小物も売ってます。それ以外だとお寺の品物ですね。お寺に入ってる、上からぶら下がってる仏具とか欄間彫とか、下に置いてある仏具類もそうですし。手を合わせる対象になってる仏像自体も納めてるし。あとは壁紙、金箔の壁紙だったりするお寺さんがあるので、ああいうのも受けたりとか。だから大体目に入ってくるものはほとんど受けれるっていう。

堤:そうなんですね。そんなに幅広かったんですね。

青地:そうですね。

3.お客様に向けての「うちならではの」というと。

堤:いろいろと、今のお話を聞いただけでもどこから聞こうかなとちょっと思ったんですけど。まずはじゃあ一般のお客様に向けての「うちならではの」というと。でも仏壇ってまず買うきっかけがどういうときになるんですかね?

青地:昔うちが多かったのは、お寺さんからの紹介が多かった時期は、亡くなったときの四十九日までにお位牌を揃えると。そのお位牌をただ揃えただけだと机の上に置いておくわけにもいかないので、お位牌を祀る場所としての仏壇として四十九日までに全部揃えたいという、この需要が多かったんですね。今はウェブ集客から来るお客様だとちょっとそういう方よりも、家をいじるとき。

堤:家を?

青地:引っ越すとかリフォームするとか、あとは新築、建て替えるとか。そういうようなお客様の方が増えてきてますね。別に誰かが亡くなったとかじゃなくて。そういう家をいじるタイミングで仏壇を綺麗にしたい、仏様のおうちも綺麗にしたいという。その綺麗にするが修理なのかセミオーダーなのかリメイクなのか、まったく新しい新調したものを届けるのか。場合によってはフルオーダーメイドで作る場合もありますし。

堤:そうなんですか。じゃあ青地さんの会社はできてるものを売る、ではなくてということですね。

青地:そうですね。もちろんできてるものも売ってるんですけど、そこにプラスαうち独自として。フルオーダーメイドを最初はやり始めてたところに「そこまで予算が出ないぞ」という方も多かったので、じゃあ既製品を少しお客様仕様にカスタマイズしてあげるというやり方ならそれほど金額が跳ね上がらなくて手が届く金額で、でもオリジナルになって、祀りたい仏様がきちんと祀れるとか。あとお位牌がたくさんあるおうちとかの場合は、ひな壇の数が足りないんですよ、普通の既製品だと。

堤:あ、そうですよね。

青地:じゃあ奥行きを増やしてひな壇をもう一段作ってあげることで、祀りたいものを全部祀れるというオリジナルの仏壇を作ってあげる。でも既製品を元に作ってるので、オリジナルで全部作るよりは手が届くんですよね。

堤:なるほど。あるものに足したりすることができるということですか?

青地:足したり引いたり。「扉はいらない」「じゃあ扉はなしで作りましょう」とか。まあできるところ、できないところはあるんですけど、できる範囲で好みのものに寄せていくという感じですね。

堤:いや、私はもう売られている仏壇を「どれにしようかな」って買うだけかと思ってましたけど。いろんなことができるんですね。

青地:そうですね。あとは「昔から使ってた、自分の両親たちが手を合わせた仏壇があるんだけれども、大き過ぎちゃうしデザインも自分のとこのリビングに合わないから。でもこれ全部なくしちゃうのは忍びないな」っていう人から言われて始めたのがリメイクというやり方で。これも全部作り直すのはやっぱり大変なので、先ほど言ったセミオーダーの発想で、このパーツ、例えば家紋とか、例えばここの彫りの部分だったらとか、そういうのをパーツで取り出して。「ここ綺麗な板があるからこの板を使いましょう」とか。そのパーツだけを取り出して、それを新しい仏壇の中に組み入れて。プラスさっき言ったセミオーダーで棚の高さとかも全部調節してあげて、その仏様専用のもので、しかも昔の思い出も残ってるというリメイク。これも結局、お客様の「そういうのができないかな」というところから始まったサービスなんですけど。

堤:そうだったんですか。でもそういうのは嬉しいですね。代々受け継いでる感じがしますね。

青地:そうですね。すごく喜んでくれて、嬉しいですね、こちらも。

4.仏壇らしくない仏壇を置きたいとか

堤:今だって大きな仏壇、なかなか買えないというか、買っても置く場所がないっていう。そういうのって多くないですか?

青地:そうですね。特にこの地域、東京・神奈川は特にマンションの方とかはそういうことが多いですね。置けない、スペースがそこまでない。戸建て住宅で大きなものをそのまま置く方もいらっしゃるんですけどね。

堤:最近、仏壇らしくない仏壇を置きたいとか。そういうニーズって結構あるんじゃないですか?

青地:そうですね。モダンな仏壇は結構今は主流ですね、この地域は。そもそも和室のないマンションも多いじゃないですか。

堤:たしかに。

青地:和室がないのに和風の仏壇ってどこの部屋に合うのっていう話になっちゃうので。なのでフローリングの洋室に置く仏壇となるとモダンな感じのものになってきて。かといって家具よりももうちょっと厳かな雰囲気が欲しいというところで、やっぱり家具屋さんじゃなくて仏壇屋さんだとその辺はわきまえていてきちんと仏壇っぽさがあるので、モダンの中にも。

堤:それは大事かも。

青地:ただ段があるだけじゃないんですよね。

堤:本当ですね。箱があって、みたいな。

青地:昔からある、建具屋さんが作った造り付けの仏壇なんてのがあるんですけど。結局、建具屋さんって家具屋さんと一緒で段は作れるんですけど、「ここに仏様があって」とか「ここにお位牌がいて」とか、中に祀るものを想像できないのでただ段があるだけなんですよね。「ここ奥行き、こんな必要ないじゃん」とか。あと仏壇だとよくあるのが、真ん中だけちょっと奥行きがある。これは仏像が乗ることを想定してたりとか。乗るものを想定した奥行きできちんと高さの感じも含めて。位牌の下に供物台があるから、その供物台に林檎を乗っけたときにどう見えるかとかね。並べるものを想像して仏壇屋はつくるので。ものを並べたときに全然違うんです。

5.宗派によっても違ってきますか?

堤:違うんですね。それ、宗派によっても違ってきますか?

青地:宗派によっては、浄土真宗だけちょっといろいろこだわりの強い宗派なので。西はこうで、東はこうで、というのがあって。でもそれも並べるもので「らしさ」を出すくらいで、それほどこだわらないという人もなかにはいらっしゃいます。こだわりたければ柱の色1つから違うので。黒と金とか。ここはこうじゃないといけない、というのがきちんと正式ということだとあるんですけど。そういう昔ながらのじゃなくて、さっき言ったモダンな方でいく場合はそこは一旦省いていって。その中に飾る仏具類もよりモダンな中に合う形で。でもやっぱり例えば亀の上に鶴が乗ってる形というのが正式だとすれば、それをもうちょっとデフォルメしてつるんとした感じでちょっとモダンな雰囲気になってるものにするとか。本当に羽まで彫ってあるきちんとした鶴さんとかだとやりすぎなので、モダンな中に。だからつるんとした感じで作っているとデザインとして格好良かったりするんですよ。

6.お客様に対して例えばどういう風にアドバイスされていくんですか

堤:なかなかそこまでの知識がないと思うので、お客様に対して例えばどういう風にアドバイスされていくんですか。実際にお宅に行ったりすることもあるんですか?

青地:そっちがうちは得意ですね。もともと私は建築を出てるので、家を見ながら家に合わせて、部屋に合わせて、あとは家具も含めて。あと家に行くと、最初に僕が1番見るのがアイレベルなんです。この部屋のアイレベルはどこかな。椅子に座ってる目線なのかソファに座る目線なのか、座布団に座る目線なのか。この部屋のアイレベルがここだとすれば、それよりもちょっと見上げる位置に仏様が来てほしいから、こういう高さでやるといいですよ、という話をしてあげる。これも現場に行かないと分からないので。

堤:分からないですよね。本当ですね。

青地:あとは家具がいろいろあるじゃないですか。その家具の上に置く仏壇なので。家具の色を現場に行くと見れるので。写真だと色写りが違ってたりするので。本物を見ないとその色って分かりづらいんですよね。それはカタログでの仏壇もそうで。お客様が自分の知ってるこの色と、カタログに載ってるこの色で合うと思って買ったら「あれ、ちょっと違うな」とかあるじゃないですか。でも一応私は現物を全部見てるので、各展示会も含めて、工場に行ったりも含めて。このメーカーのナチュラル色はこんな色。例えば北海道の職人はこんな色だし、静岡の職人はこんな色。同じナチュラル色といっても違う色で作ってくるので。それの現物を見ていると、「このチェストの上だったらこれは北海道のナチュラル色が1番ピッタリいくな」とか。

堤:そうなんですね。

青地:それもやっぱり現場行かないと分からない。

堤:そうですよね。いや、めちゃめちゃ青地さん、楽しそうよ(笑)。いろいろ浮かんでくるんでしょうね、きっと。

青地:そうですね。

堤:そうですよね。「こうした方がいいよ。この方がいいと思いますよ」って。

青地:だから1番嬉しいのが、納めたときに「この場所のためにあるような仏壇だな」みたいなことを言われると「そうでしょう」って、やったーって思う。

堤:そりゃ思いますよね。でもそれだけこだわって選んで選んでの仏壇だと、ずっと大切にできそう。

青地:そうですね。国産メインでやってるので、修理ができるんですよね。作ってる方がいるので。もちろん何十年後か、その職人はもしかしたら亡くなってるかもしれないんですけど、でも国産の別の職人もいるので必ず修理はできるので。外国産と違うのは、やっぱり修理の対応ができるという。昔の仏壇は特にそうだったんですけどね。修理を念頭に置いて作ってあると。

7.修理ってどこを修理するんですか?

堤:そうなんですか。修理ってどこを修理するんですか?

青地:もう全体的に塗り替える。

堤:塗り替える。

青地:あとは木地も結構おかしくなってたりするので、本当にダメな部分とか、水が染みちゃってブヨブヨになっちゃったりとか、木だと木製品なので。そしたらその部分は木地を取り替えるんですけど。そのときにやっぱり修理ができるかどうか。

堤:それは大きいですね。買ったはいいけど、買って終わっちゃったみたいな。

青地:そういうのが海外製は多いですね。修理じゃなくて、もう新しいのって。車とかでも何でも大体外国製ってそういうの多いじゃないですか。修理じゃなくて新しいのを買うっていうね。

8.お位牌も漆塗り

堤:仏壇はそのままずっと受け継ぎたいですよね。そうなんだ。あとお位牌も漆塗り。

青地:そうですね。漆塗り。みんな漆塗りだと思うと、そうでもなくて。よくカタログとか見てもらうと、黒塗りって書いてあったりするんですよね。それは黒が塗ってあるんであって、漆が塗ってあるとは書いてないんですよ。

堤:たしかに。

青地:そうするとカシューだったりウレタンだったりとか、あとはセルロースラッカーだったりとか、違うものが塗ってあっても黒くなってれば一応間違いじゃないじゃないですか。

堤:たしかにね。でも全然違うんでしょう?

青地:違いますね、やっぱりね。塗料の中で1番歴史が深いのが漆なんですよね。これほど歴史の長い塗料はないので。あとは漆の特徴としては、途中から良さが出てくるという。だんだん落ちていくんですよ、ほとんどの塗料が。白化していったり。これが漆は、数年経つとより良くなるんですよ。ぐーっと一時良くなって、それからピークを迎えてそこからこう落ちていくんですけど。その色の変化だと上がったり下がったりがあるというのもまた漆の面白いところで。

堤:思ったこともない。

青地:お位牌ではないんですけど、お寺仏具とかで朱色の仏具を納めると覿面で。納めたときは若干くすんでるのが、数年経つと赤々として。

堤:綺麗ですね。

青地:すごく綺麗な赤になるんですよね。そういうのが漆ならではで。他の塗料はそういう変化がないので、逆に色が曇ってきたりとかするんですけど。

9.仏壇を処分するときって困りますよね

堤:そうやって買うときもあれば、今度は処分したいってときもあるじゃないですか。仏壇を処分するときって困りますよね。

青地:そうですね。だからうちはもともと仏壇の買い替えのときに古い仏壇を処分で引き取るというのはやってたんですけど、これだけを事業としてはやってなかったんですね。でも近所の方も含めて「ちょっと買い替えないんだけど処分だけ」という話もあったので、そういうのも1つのビジネスにしてもいいのかもしれないと。そういうことをしたいという人がいるのであれば。やり始めたら、やっぱり丁寧に扱うのをすごく喜んでくれて。ただの処分屋さんとか産廃業者とかに頼むと、そのままむき出しでトラックに積んだりとか。あとお位牌とか仏像とかもそのまま段ボール箱にボンボンボンと入れたりとか、やっぱりそういうのが多いんです。でもうちは仏壇は仏壇だと思って扱うのできちんと包むし、お位牌も1個1個白い紙に、薄葉紙という柔らかい白い紙があるんですけど、それで1個1個丁寧に包んでるので。投げ入れるんじゃなくて、そっと置いて箱に入れてあげて。その立ち振る舞いが、もともと仏壇を扱う商売だから仏様を扱う立ち振る舞いをできるというのが、僕にとっては当たり前の僕らのやってることがお客様にとってはそれがすごくありがたいと。

堤:そうですよね。仏壇はやっぱりちょっと特別ですよね。

青地:そうですよね。やっぱり手を合わせたものなのでね。

堤:そうそう、そうそう。もちろん処分するときは魂を抜く。

青地:はい、魂を抜きます。

堤:なんだけど、それでもね。

青地:それもちゃんとお寺の判子が押してある、供養しましたよというお葉書が届くようにうちはしてるんですけど。きちんとお寺の判子が押されているというのが、他社では意外とそうでもなかったりするので。やっぱりお客様としては会社の判子じゃなくて、お寺の判子を押してあった方が嬉しいんですよ。

堤:そりゃそうですよね。ちょっとね、そうですね。嬉しいなと思いますね。そういう本当にきめ細やかな対応をされてるんですね。

青地:そうですね。

10.会社が危機のときもあったと聞きましたけど

堤:でもそれでも危機のときもあったと聞きましたけど、会社が。

青地:そうですね。それはまだうちがウェブ集客も全然手をつける前の、まだ同友会に入って何年目くらいだったかな、3、4年目くらいのころにものすごく売り上げが。ウェブ集客もできてないのに、お寺からの紹介も来なくて、本当に仏壇が全然売れなくて。やめちゃおうかなって。

堤:そうなんですか。ホームページは作ったけど。

青地:まだホームページもつくる前なんです。

堤:前ですか。

青地:で、経営指針をつくってたので、そのときの世話になったOBの方の中で川崎支部の重鎮の木村さんという方がいて。その方のところに相談したら「ちょっと来い」と言ってくれて「電話じゃなくて直接会って話そう」と言ってくれて。自分としては万策尽きたよとか思ってたんですけど、木村さんがいろいろ木村さんなりの。それをそのまま採用するという話ではなくて、でも「あんなことやったり、こんなことやったり、俺だったらするけどな」ってたくさん話してくれて。1つもやってないなと思って。

堤:やってなかったんですか。

青地:そう。勝手に万策尽きた気になってるだけで、やってないな俺、と思って。あとは潰れかけてるというのはお金がないからなので、お金をちゃんとまずは借りなさいと。ついては「例えば制度融資とかあるの知ってる? こういうときに適用できる、有利に借りられる制度とかもあるんだよ」とか。金融機関とかの、僕は普通にかわしんさんとは付き合ってましたけど、日本政策金融公庫とか存在すら知らなかったんですけど。だからまずは産業振興財団に行って制度を使えるという認定をもらって、それを持って日本政策金融公庫に行きなさいって、全部。

堤:教えてもらったんですか。

青地:それでお金を借りて、ちょっと一息ついて。冷静にいろいろ、木村さんから言われたいろいろなものを含めて、いろんなことをやってみようと。

11.まずは何をされたんですか?

堤:まずは何をされたんですか?

青地:最初は同友会の会員でいらっしゃる方も含めて、あとは他の会のつながりも含めて葬儀屋さんに営業に行ったりとか。あとは建築屋さんのところに営業に行って、家を新築するときに仏様を綺麗にしたいというニーズがあると思うんだけれども、そういうときに紹介してもらえないかという営業をしたりとか。でもこれは全然、結局は何の成果も出なかったんですけども。そんなこともした中の1つで、ウェブ集客をしっかりやりたいなと。

堤:今、かなりYouTubeとかにも動画がアップされてますよね。

青地:そうですね。あれは途中から始めたんですけど。最初はただホームページをつくって集客しようと思ってたので、そういうのを立ち上げたんですけど2年くらいは鳴かず飛ばずで。で、広告を出す方向性で、でも地域ビジネスに特化した形のことが得意な人がいるという話を聞いたので、ちょっとそれぜひ紹介してよと言って、連絡先を聞いて電話して。その人がやってる勉強会に参加して、その人にうちの広告集客をやってみたいんだと言ってやり始めたんですけど。これは親父が「広告代を出さない」と言って。

堤:ダメって?

青地:それは「え、出してよ。もうこれで勝負しようよ」って言ってたんですけど出してくれなくて。

堤:どうして、どうして。

青地:だから結局、親父としては分からない世界。広告というとチラシ広告のイメージがあって、過去に何度もやったけど大したことなかった。だから広告なんか大したことないと思ってる親父にとっては出したくないって。当時はまだ僕は代表じゃなかったので親父がうんと言わないと会社の経費が使えないので、しょうがないから僕が自分で立て替えてウェブ集客を始めてみたら、アクセスはあるのに電話が鳴らない。ってことは、うちはもう全然相手に刺さらない内容のページなんじゃん、というところで。2つ参加しているそれぞれのウェブ関係の勉強会できちんとやらなきゃということで中身をどんどん、どんどん変えて。早く反応があるようにしないと僕が自己破産しちゃうので。

堤:本当ですよね。

青地:どんどん自分の貯金が目減りしていくだけなので。

堤:そうね、毎月毎月かかっていくから。

青地:だから早く成果を出さなきゃ、というのも自分に火がついた1つ。

堤:そうなんですか。どこで爆発じゃないけど、お客様から一気に来るようになったんですかね?

青地:一気には。だんだん、だんだんですよ。徐々に、徐々に。ランディングページっていうんですけど、その内容の検索に特化したページというのを1つずつ1つずつ増やしていって。仏壇を探してる人はこのページに来るように、供養処分したい人はこのページに来るようにとか。お位牌はここ、修理はここって、ニーズに合わせた専用ページをどんどん作っていくことで。最近は浄土真宗の方専用のページとか、そういう宗派別のページも今後は増やしていこうかなと思ってるんですけど。そういう風にニーズをものすごくニッチにしていって、その検索だったらうちがポンと出るという。

堤:じゃあ絶好調、今。

青地:いやいやいや、まだまだ。そんなことないです。

堤:でも、そういうことだったんですね。たたまなくて良かったですね。

青地:そうなんですよね。それはもう同友会に救われた感じですね。もうメンターの方々に感謝しかないですね。今、話に出た方以外にもいろいろ相談にのってもらっているので、その後も含めて。

12.同業者の方に

堤:今、同業者の方にノウハウみたいなものも伝えていらっしゃるんですか?

青地:それはまだ始めたばかりではあるんですけど、去年12月にその事業も立ち上げて。まだ数か月しか経ってないので、モニターも1社くらいですけどね。うちの地域と被らない仏壇店であれば、うちの集客ノウハウを入れるという形で。要はウェブ上のフランチャイズ店を出しませんかという感じなんです、簡単にイメージすると。フランチャイズ店って店舗の基本的な動線から何から仕組みは全部一緒じゃないですか。地域さえ被らなければお客の取り合いにはならないので。

堤:考えましたね。でもそうやって同業の方が元気になっていくと、それはそれで業界全体としてはいいですよね。

青地:そうですね。うちの業界は本当に今、しょぼんとしてる方が多いので。そこでもしちょっとでも、そういう人が増えてくれると。

13.最後、やっぱり趣味くらい聞いとこうか(笑)

堤:本当そうですよね。青地さん、仏壇の話になると止まらないんだけども。最後、やっぱり趣味くらい聞いとこうか(笑)。趣味、何ですかね?

青地:趣味はもうスノーボードが大好きです。

堤:スノーボードですか。

青地:はい。

堤:そうですか。もう長いの? 始めて。

青地:そうですね、大学時代からなので。

堤:毎年行かれるんですか?

青地:毎年、何度も行ってますね。

堤:今年も?

青地:今年ももう1月2回、2月にもう1回行くかな。1回に大体1泊か2泊するので。

堤:3月も行くんですか?

青地:3月も行きますね。

堤:これも同友会の人と?

青地:同友会の人たちの集まりがあって。3月のちょうど10日後ですね。

堤:もうすぐですね。

青地:すぐですね、はい。

堤:1番上手いんですかね、そうすると。

青地:いや、全然そうでもなかったのがびっくりしちゃうんですよね。

堤:そうなんですか。上には上がいたんですか?

青地:皆さん、やっぱり腕に覚えがあるから。今この年になっても続けてるのは、やっぱり自分の腕に自信があるから。皆さん上手くて。自分より年上なのに自分よりガンガン飛んだり跳ねたり、回ったりとかされると、適わないなと。

堤:そうなんですか。でも最初は俺が1番だろうと思ったんじゃないですか?

青地:そう思って参加したんですけど。参加したときは俺が1番だろうと思って行きました。全然そんなことは。

堤:なかったんですね。じゃあ10日後、楽しみでもありますけど。

青地:そうですね。またそういう場で夜、飲みながらとか部屋でとか、結局皆さん経営者だから経営談議になって。そこで言ってくれたことがヒントになるので、飲みながらちょっと携帯電話にメモしたりして。今言ったのちょっとメモっとこう、と。

堤:そうなのね。ちゃんと仕事もするんですか(笑)。でもそういう時間が1番楽しいし、嬉しいし。

青地:そうですね。

堤:学びの時間でもある。

青地:最初のころは本当に学びの方が多かった時間。最近ちょっと飲みがメインになりつつあるんですけど。

堤:まあね、好きだからね、みんな飲みがね。

青地:そうですね。

堤:ちょっと飲みの話はまた今度ということで。じゃあ10日後、楽しんでいらしてください。

青地:はい。

堤:ということで本日のゲストは、株式会社 新川崎雲山堂、代表取締役 青地直樹さんでした。ありがとうございました。

青地:どうもありがとうございました。

堤:再放送があります。3月9日、月曜日の12時からです。この番組は神奈川県中小企業家同友会、「想いを受け止め、想いを創る」栄港建設の提供でお送りしました。午後も頑張っていきましょう。お相手は堤由里恵でした。

 

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