ホンマルラジオにスペシャルゲストで出演しました。川崎の仏壇店

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ホンマルラジオにスペシャルゲストで出演しました。川崎の仏壇店

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私(株式会社新川崎雲山堂 代表取締役社長 青地直樹)が
スペシャルゲストで出演し、いろいろとお話しさせていただいた、
ホンマルラジオ「経営者ストーリーズ」第13章
良い仏壇店の選び方とは?
~お客様の願いを叶えるセミオーダー・リメイク仏壇~
が2023年8月13日に公開されました。

視聴はこちらから↓

良い仏壇店の選び方とは? ~お客様の願いを叶えるセミオーダー・リメイク仏壇~

私が大学時代に学んだ住宅の設計・デザインの知見を活かし、
住宅に会う仏壇選びを提案をしている話し。
三代目として苦労したこと、経営者勉強会で得られた学び・気づき。
そして、新川崎雲山堂が得意としているセミオーダー・リメイクの仏壇について。
良い仏壇店を選ぶために
ご来店前にチェックするポイントとご来店時にチェックするポイント。
仏壇選びや経営者としての考え方を中心に、
いろいろとお話しを引き出していただきました。
是非ご視聴ください!

下記に、ラジオで話した内容を全文文字お越しいたしました。

2023年8月13日公開
ホンマルラジオ「経営者ストーリーズ」第13章
良い仏壇店の選び方とは?
~お客様の願いを叶えるセミオーダー・リメイク仏壇~

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本気の人が本気でしゃべる本気まるだしラジオ局、今日も本気で喋ります。
経営者ナビゲーター水戸脩平の経営者ストーリーズ、パーソナリティの水戸脩平です。
どうぞよろしくお願いいたします。

この番組では挑戦する経営者とそれを支えるスペシャリストの思いやストーリー、
ブレイクスルーのポイントを打ち出すことで経営者と日本を元気にします。
ということで第13章、スタートいたします。

今回も四谷のオープンのスタジオの方で収録をしております。
オンエアがちょうどお盆の時期になるということで、
今回はお盆にふさわしいスペシャルゲストの方に登場いただいております。
後ほどゲストの方を紹介してトークの方させていただきたいと思っておりますけれども、
その前に経営に役立つ可能性のある情報をお届けいたします。

MITOS経営、今日のMITOSワンポイントアドバイスです。
今回は「事業承継、引継ぎ補助金について」お話をいたします。
事業承継、引継ぎ補助金という補助金がございまして、
これは事業承継ですね、受けた会社さんが何かしら新しい取り組みをするとか
あるいは事業承継する際に専門家の方に支払う経費の一部が補助されるという制度になっております。
経営革新事業、専門家活用事業、廃業・再チャレンジ事業の3種類がございまして、
そのうち経営革新事業は、この事業承継をM&A契機にしてですね
経営革新等というと難しいんですけれども、
新たな取り組みをされている従業者の方を支援する制度になっております。
専門家活用事業というものはですね経営資源の引継ぎ、
要は事業承継に要する経費の一部を補助されるという制度でございます。
最後の廃業・再チャレンジ制度事業、こちらが再チャレンジですね、
取り組みにかかる廃業するとか廃業にかかる経費の一部を補助されるという制度でございます。

経営革新事業は事業承継、前に遡りまして2017年4月1日からの事業承継、
2024年1月22日までの事業承継する会社や事業が対象になりますということで、
以前に事業承継された方でもお使いいただけます。
専門家活用事業につきましては、補助金を申請する後のですね
今後の事業承継という形でお使いいただける制度になっております。
ですので、事業承継した後に新たな取り組みしたいよとかですね、あるいはM&Aですね、
お考えの会社さんございましたら是非当社宛にお問い合わせいただきたいと思います。
経営者ストーリーズをつきましたと言っていただければ初回相談1時間無料で聞きますので是非ご相談ください。
はい、以上、MITOSワンポイントアドバイスのコーナーでした。

はい、お待たせいたしました。
本日のスペシャルゲストの方を紹介いたします。
本日のゲストは、二級建築士・仏事コーディネーターで株式会社新川崎雲山堂、
代表取締役社長の青地直樹さんです。
よろしくお願いします。
青地:はい、よろしくお願いいたします。

水戸:はい、では青地さん自己紹介をお願いいたします。

青地:はい、新川崎雲山堂の代表取締役の青地直樹と申します。
うちは、いわゆる仏壇店ですね、お仏壇、またお位牌を一般の方々にお売りする職業をしております。
それ以外にはお寺さんにも出入りさせて頂いておりまして、
お寺にお参りに行った時に目に入ってくる仏具、上からぶら下がってる物、仏像等々
そういったものも合わせてやらせていただいております。
よろしくお願いいたします。

水戸:はい、よろしくお願いします。
ようこそホンマルラジオへ。
と言うことでありがとうございます。
新川崎雲山堂さんですね、鹿島田ですかね、JR南武線鹿島田駅から徒歩5分ぐらいですかね?

青地:5、6分ぐらいですかね。

水戸:の場所にお店でございますので、ぜひ皆さんも仏壇ですね、
ご検討の際は立ち寄っていただきたいなと思います。

水戸:はい、まずは青地さんにお伺いしたかったのがですね、この新川崎雲山堂さんですね、
これは事業承継で引き継がれたとお伺いしてるんですけれども、
事業承継をした経緯を教えていただけますでしょうか?

青地:はい、うちは私で3代目になるんですけれども、
元々私の祖父が昭和24年にこれ東京なんですけど、東京で創業致しまして、
うちの父が息子なので、そのまま引き継ぐ立場なんですけども、
実は弟なので私のおじさん、長男がそこのお店は引き継いで、
のれん分けという形でこちらの鹿島田駅の方にのれん分けしまして、
また私が更にそれを引き継いだというような経緯ですね。

水戸:そういうことですね。
最初の1店舗目は池上ですかね、東京の池上にあったと。

青地:そうです。
東京都大田区池上です。

水戸:そこから川崎の方にのれん分けという形で。

青地:そうですね、はい。

水戸:かしこまりました。
青地さんを紹介した冊子ですね、この3つの不足を補えば仏壇選びで後悔しない
という冊子もございまして、これWebでも見られるんですかね?

青地:Webから申し込んでいただければ書籍プレゼントっていうのがありますので、
そちらから申し込んでいただければプレゼントさせていただきます。

水戸:ありがとうございます。
はい。まずですね仏壇を検討されている方ですね、
書籍で仏壇選びのポイントを書いておりまして、そちらで事業承継ですね、
今回お話しいただいた経緯も書いておりますので是非ですね取り寄せていただきたいなと思います。
私は、ちょっとこの書籍を読みながらお話を進めていきたいと思います。
そういう経緯だったんですね。

青地:はい。

水戸:その前に二級建築士、建築の勉強をされたりとかですね、
されてるかと思うんですけれども、この新川崎雲山堂ですね、もう事業承継というのは、
もう引き継がなきゃいけないなというのはもう小さい頃から感じられていたんでしょうか?

青地:いや、そうじゃなくて元々私は建築の道に進みたかったんですね。
それで建築学科に大学にも進みまして、もう大学4年生の時には就職活動もしてたぐらいで、
まずは一旦、まあ後々は引き継ぐかもしれないけど、まずは自分のやりたい建築の道をと思ってたんですが、
その4年の時にうちの父がちょっと体調を壊しまして、心臓なんですけども、
それで重い物がもうちょっと持つのが厳しいって話になって、
重い物を持つ商売なのでこれはマズいぞと言うことで
お前引き継げないか、っていう話になって引き継がせてもらったと。

水戸:そういう経緯だったんですね。
やはり仏壇とか最低でもキロ単位ではあるような物ですもんね。

青地:そうですね。
結構重たい物が多いのでね。

水戸:そうですよね。
もう、何ですかね、お父様が倒れられた時に「これはもう自分が引き継ぐんだ」というのは何ですかね、
決断というか受け入れるというのは。

青地:そうですね。
元々もう中学位からちょこちょこお手伝いをしてたんで、どんな仕事か分かってましたし、
お客様から凄く喜んでもらえたりとかして、楽しい商売だなとは思ってたので、
別にいいなと思ってた商売を、引き継ぐタイミングがたまたま早く来たという。

水戸:ああ、そうですね、はい。
二級建築士の資格ですかね、こちらは大学だとか専門学校ですかね、
夜間で通いながら取られたということで伺ってるんですけれども。

青地:大学卒業した後、働きながらやっぱりせっかく建築の道を志してたので、
やっぱり形として残したいなという気持ちもあったので、
そこはちょっとうちの父に言って、働きながら夜間で建築の専門学校に通いながら勉強して
二級建築士の資格を取得しました。

水戸:やはり働きながらで夜間だと当時はかなり大変だったと思いますけど。

青地:そうですね。
結構忙しかったですね。

水戸:そうですよね。
ちなみに今のその何ですかね、仏壇の営業で、この二級建築士の資格というのは
どのような形で活用されているんでしょうか?

青地:資格自体がというよりも元々私が大学でやってたのが住宅のデザインの方で、
その中でも人の動き、動線計画とかって言うんですけれども、
人がどういう風に動いていくのかっていうのを考えるっていうところをスポット当てて
卒業制作なんかもやったので、やっぱその辺の勉強したことがお客様のお家に伺った時とかに、
お客様がどういう風にここで生活しているのかな、っていうことをイメージしながら生活の例えば目線ですね、
畳の部屋だと目線の低いところが生活の目線になりますし、椅子に座っていればその目線になりますし、
そういうところに合った高さのお仏壇を提案してあげたいなとかそういう風に人の動きとか
その生活をイメージできるっていうのは建築を勉強してたからならでは、かなと言うのはありますね。

水戸:やはり大切ですよね、やはり、先ほど畳と椅子でも全然違うということで話されました。
確かに高さが違いますし。

青地:そうですね。

水戸:置くべき仏壇、選ぶべき仏壇も変わってくるということですよね。

青地:そう、椅子でも食事をするような椅子とソファーの椅子ではまた目線が違うので、
どちらの部屋にお仏壇を置くかによっても、その部屋での生活目線って変わってくるんですよね。

水戸:やはりその辺りが建築を勉強されたことによって今のお仕事に活かされているということですね。

青地:そうですね。

水戸:そうですね。
仏壇を売るではなくて、やはりなんていうんですかね、仏壇というのも1つのライフスタイルですからね。

青地:そうですね。
お仏壇と一緒に生活して行くっていうところで、
お仏壇がそこに違和感あるような感じに置かれるんではなくて、
やっぱり生活の中に溶け込む感じに、もう一緒に自然にそこに仏壇があるっていうのが理想だなと
僕自身は思っていますので、それをしていくにはそういう目線もそうですし、色合いもそうですし、
置く場所もそうですし、そういうところでもちろん邪魔にもならなければ違和感がないような感じに
収めていただくっていうのが、1番いいんじゃないかなと思ってますね。

水戸:おっしゃる通りですね。はい。
で、新川崎雲山堂さんは、もう大学卒業して、就職したタイミングでもう事業承継もされたという。

青地:(そのタイミングでは)事業承継はまだしてないですね。

水戸:あ、事業承継はまだなんですね。
はい、実際その何ですか、経営権を引き継がれたのはおいくつの頃だったんですか?

青地:ええと4年前です。

水戸:あー、そうだったんですね。

青地:はい。
それで今5期目になるのかな、私が引き継いで、はい。

水戸:そういうことですね。
それまではその何ですかね、働きながら後継者として働いていらっしゃったという形ですね?

青地:ずっとうちの父が代表で、その中でやらせてもらってましたんで、そうですね。

水戸:はい、かしこまりました。
経営者さんとして、あるいはちょっと後継者さんとしても
やはりいろいろ転機があったんじゃないかなと思うんですけれども、
その辺りの何か転機ですかね、についてお話を伺いますでしょうか?

青地:そうですね。
やっぱり大学卒業して間もない時なのでまだまだ若いですし、全然その経営とか何とか何も分からない。
しかも周りにいた私の友達の人達がみんなサラリーマンなんですよ。

水戸:そうですね。

青地:だから一緒に色々飲みながらお話してももう全部サラリーマン目線なんですよね。
だから悩みのステージが違うというか、それで30ぐらいのところにちょっと何か
自分のその、経営の話ができる相手がいないかなっていうのが凄く悩んでまして、
その中でたまたま紹介していただいて「中小企業家同友会」っていう
中小企業の経営者達の勉強会に参加するっていう機会をもらって、
そしてそこでいろんな先輩達がそういう時は、こうやった方がいいんじゃないかとかね、
いろんな経営者目線のその悩み相談からいろんな話ができる場が
そこでやっぱり凄く経営って何だろうっていうのを学ばせてもらって、
その中でも「経営指針作成部会」という経営理念とか目的とか方針とかそういうのを
作成する部会にも参加させてもらって、
また私は、たまたま後継者だったからっていうのが上手いこといって、
その後継者だと社長の話をよく聞かなきゃいけない。
自分がまだ社長になってないからこそ。
なので、そこで凄く社長とコミュニケーションを取ってうちの父親と手紙とかも毎週のように貰ったりとか、
それもそこで出される課題なのでね。手紙を貰って来てくださいと。
で、手紙で改めて貰うと「あ、うちの親父こんなこと考えてたんだな」みたいな、
今まで近くにいていろんな話してるんだと思ってたんだけども、知らなかったことがいっぱいありましてね、
だから凄くいい機会もらえて、それでうちの理念目的っていうのを作り上げて一応うちの背骨がビシッと通った。

水戸:では、元々はやはり相談できるその方を作るというところで
そういう経営者さんの集まりに顔出されたんでしょうけれども、
本当に何ですかね、経営理念、経営指針作られて後はそうですね、
そのお父様、先代のお父様、当時は社長さんですね。

青地:はい。

水戸:だからその後継者としてその何ていうか、社長の思いを受け取ったりだとか、
あるいは青地さんご自身がこういう会社にして行きたいんだっていう話をしたりとかするのは、
やはり貴重な場だったんですね。

青地:そうですね。
そういう話をする場を貰えたっていうのはありがたかったですね。

水戸:いや、そうですよね。
恐らく1つ屋根の下にいてもなかなかね、
やっぱり話せてると思ってて話せてないというのはやっぱりあるんだなと思いましたね。

青地:そうですね。
そこにスポットライトを当ててきちんとそれに対して向き合って話す。
または、その自分の作った物に対して「親父どう思う?」っていう感想をもらう。
そういうのって普段やらないですからね。

水戸:そうですね。
本当にご自身に向き合うって時間もそうですし、先代社長さんですとか
その事業というところに向き合う時間なかなかやはり取れないからこそ貴重ですね。
はい。

青地:そうですね。

水戸:そこであの経営理念、経営指針を作られて、
で何ですかね、どういう形で事業を伸ばしていくのか、
また改めて事業をやるのかというところを考えていかれたということですかね?

青地:はい。

水戸:かしこまりました。
その経営理念、経営指針を作られる中で現在のですね、
新川崎雲山堂さんが注力されている事業サービスはどのようなものになりますでしょうか?

青地:それも事業をやりながらお客様からこんなことできない?
っていうような相談があって、そこをやってみたら凄く喜んでいただいて、みたいなところから
今うちはセミオーダーっていうジャンルと後はリメイク、この2つ、
後はもちろん修理っていうのも出来るんですけどね。
やっぱこの辺りが凄くやっぱり、普通のその辺にある仏壇屋さん行って
ポンって買ってくるのでは叶わないことが叶うことができる、それを叶えてあげられる。
なのでそれがやっぱり凄く喜んでいただけるのでやっぱりセミオーダーをしてあげたり、
リメイクしてあげたり、要はお客様の仕様にカスタマイズしてあげるっていうのが、凄く喜んでいただいているんで、
そこを今すごく注力していますね。

水戸:あー、そこはやはり大手の仏壇屋さんとかだとなかなかやらないような?

青地:そうですね。
なかなかそういうのはしてないところが多いんじゃないかと思いますね。
特にやったことがないと、なかなかやらないですよね。
だから元々修理はやってたので、その素地があった上でそれに更にこういう改良、
こういうカスタマイズというところでリメイク、でリメイクやってたから
その発想で行けば新しい仏壇を同じように改造してあげることもできるんじゃないかということで
職人とここまでは出来る、ここはちょっと難しいっていう限度はあるんですけども、
出来る中でそれを叶えてあげていくっていう。
ただ、うちの特徴としては、仏壇を製造する工程の中でちょっとお邪魔させていただいて
1本だけ特別仕様を作ってくださいみたいなやり方をしたりすることが多いので
ちょっと期間だけはたっぷり必要なんですけど、
次の工程が3ヶ月先ですっていうことは3ヶ月待たなきゃいけない。
ただ、その代わりそういう風にちょっとお邪魔させてもらうことによって
費用面を抑えることが出来るんですよ。だからお見せするカタログに載ってるその価格って
普通はその商品の普通の価格なんですけど、それに上乗せすることなく
追加費用がかからないっていうのが、まあその、膨大な量のいろんなことをやればここまでやると
確かに追加費用かかっちゃいますっていうのがあるんですけど、
大概の場合は追加費用をかけずに出来るんですよ。
だからそれこそ新しい既製品を買うのと大体同じぐらいの金額で。

水戸:その辺りが何ですかね、サービスの設計というか、工夫の部分なんですかね?

青地:そうですね。
もう大体セミオーダーとかリメイクのニーズのお客さんっていうのはそんなに急いでないことが多いんですよね。
すぐに欲しいとか新しい仏壇購入する方の場合は49日までに揃えたいとかっていうタイム的なものが、
ここまででっていうタイムリミットがあるんですけど、
セミオーダー、リメイク、修理の方は別にこの日までにとかっていうのはそれほど無いもんですから、
だからそういう面でもお互いにマッチしてるというか、時間はあるよっていう方から時間を貰ってるので。

水戸:あー、そうですね。
これも何ですかね、
時間の余裕というか比較的かけられるのはやはりお客様が
仏壇の必要性というところとかをかなり理解されている方が多いということですかね?

青地:そうですね。
元々お仏壇を持ってる方がほとんどです。

水戸:あー、なるほど。

青地:で、それを例えば引越しとか例えばリフォームするとか、
そういう時に今ある仏壇をこのままじゃやっぱり、ほとけ様の仏像様のお家も
自分達のお家がキレイになると同時にキレイにしてあげたいというところで
それで修理する方もいれば、リメイクする方もいれば、
セミオーダーで仏壇を作る方もいるっていうような感じなので、
元々仏壇を持っている方から依頼されることがほとんどですね。

水戸:あ、そういうことですね。
ちょっとそもそもになってしまいますけど、セミオーダーというのはどういう仕組みなんですか?

青地:セミオーダーは先ほど言った通り持ってる仏壇の中に飾ってある、
そのままお祀りしている仏像の大きさ、お位牌の大きさが結構昔からお仏壇を持ってる方って
お仏壇自体が大きいので、なので中でお祀りされているそういった物も大きかったりするで、
それを今度はもうちょっとコンパクトな仏壇にしたいって言った時に
既製品のコンパクトな仏壇の中にこんな大きいの入らないよってケースが結構あるんですよ。
で、その時にその仏壇を改造して入るようにして、棚の高さを変えたりですとか、
そういう風に、後は扉も、扉が付いた場所に入れたいから
仏壇自体に扉いらないんだけど、っていう方もいるんですよ。
そういう場合は、じゃあ特別に扉ないような作りにしようとか、
そういう形でセミオーダーは、そういう風になってますね。

水戸:分かりました。
そうですね、やはりそうですね。
ほとけ様がいる場所ですので、やはりそういう何ですかね、
家が引っ越したらやはり当然その居心地とかやはり変わってきて
仏壇も何とかねそこに合わせた物をリメイクしたり、あるいはセミオーダーしたりする。

青地:昔ながらのお家だとお位牌も結構たくさんあったりするんですよね。
そうすると段が3段じゃ足りなくてもう1段欲しいってなると
段を増やす為にはもちろん高さも必要ですけど、奥行きも増やさないといけなかったりとかするのでね。
じゃあ、奥行きも増やしましょうっていう、そうやってカスタマイズしていくっていう。
ただ元々既製品を元として使わせてもらうっていうベースはそこからやってますので、
それ以外に元々フルオーダーメイドもやってるんですけども、
これはやっぱり皆さんハードルが高くて、1から全部フルオーダーメイドでっていうのは、
なのでセミオーダーがやっぱり多いですね。

水戸:あー、やはりお客様の、特に仏壇にこだわる方のニーズが大きいところがセミオーダーで、
そこに今注力して取り組んでいらっしゃる。

青地:そうですね。

水戸:ありがとうございます。
青地さんが、新川崎雲山堂さんが考える仏壇選びやあるいは仏壇業者さんの選定のポイント、
選ぶポイントというのはどういうところにあると思われますか?

青地:仏壇屋さんにまず行く前にチェックするポイントと行った後にチェックするポイントというのがあって、
行く前っていうのはホームページとかそういうのを見ていただくといいんですけど、
納入事例とか後はお客様のその声、実際に直筆で書いたアンケートとか
あとお客様自身が一緒に写ってたりとか、そういうのがたくさん見れるホームページだと
「あっ、ちゃんとお客様と密にコミュニケーション取ってるんだな」
だからこそ、そこにそういうアンケートがあったり顔写真まで出させてもらえるってことは
信頼関係があるということ。それが1つ目のポイントで、
もう1つあるのが修理とかそういうことをちゃんとやってるかどうか、
アフターサービスに繋がるんですけども、売って終わりみたいな業者じゃなくて
ちゃんと修理もたくさん受けてる事例が載ってれば
「あっ、ここは売りっぱなしじゃなくて、ちゃんと後々面倒を見てくれるところなんだな」って言うのが
これも行く前にチェックできるポイントですね。

水戸:あー、その2点ですかね。
導入する時に実際に付き添って入れてらっしゃるか、後その入れられた後にもアフターサービスというか、
されてるかどうかというところが仏壇選び、業者さんの選ぶポイントになってくると。

青地:後はご来店した後に気を付けるところっていうのは、
業者自身も、私も業者だから確かにそうしたいけどっていうのがあって、
例えば仏壇を選んだら仏具全部セットでお付けしますみたいな。
これ楽なんですよね、売る側からすると、もうそこに力を使わなくて済むので、もうこのセットでってことでポンと。
でも、それはこっちが楽なだけで実際それじゃあ1個、1個選んだらどんぐらいかかるかっていうと
30分〜1時間ぐらいで全部選び終えるんですよ。
1個、1個選んだとしても。
で、やっぱりその先ずっとその仏壇に手を合わせていく中で
例えば仏像の顔とかも自分の好きな顔かどうか、
手を合わせたくなるような厳かな顔かどうかってやっぱり好みの顔があると思いますし、
あと「おりん」なんかも、その音色って本当に好きな音色ですか?って、
やっぱり何か、ただただ叩き比べるだけでもこの中だとこの音色が1番しっくりくるわねとか、
やっぱりそのお客様にとってしっくりくる物を選ぶ作業を、そこを手を抜かずにきちんとやってくれるかどうかですね。
「はい、これでセットです」っていうのは、
ちょっとそこの仕事の部分を楽しようとしてるんじゃないかな、っていうそのところが透けて見える感じがしますね。
で、後もう1個同じ業者目線で言うと、なかなかカタログを出してくれない業者、
来店した時に、これもう明らかにここに並んでいるのが売りたいんですよね。
それで商品を回転させたいんですよ。
でも、それは業者の方のあくまで気持ちはそうかもしれないですけども、
お客様はそこに並んでなくてもいいわけですよ。
うちのお家に1番いい物が欲しいんです。
そうすると、うちみたいな小さな店舗でも2、30個、大きい店舗だと200とか300とか並んでるかもしれない。
いっぱい並んでいるように見えてカタログ開くとその中には1万点以上の商品がありますので、
やっぱ選択肢が多ければ多いほど、自分にとって1番しっくりくる物に出会える可能性が高いので、
そこでカタログをなかなか出してこないなぁこのお店はっていうと、
ちょっとそれはお客様側に立って無いんじゃないかな、というのが透けて見えるかなと思いますので、
この辺りちょっと気を付けて来店した時にはね、見ていただくといいんじゃないかなと思います。

水戸:ありがとうございます。
やはり仏壇選びですね、最初から慣れている方っていらっしゃらないと思うので、
おっしゃっていただいたような観点とかですね、関心が重要になってくるかなと思いますね。
逆に何ですかね、その中で新川崎雲山堂さんが青地さんが心がけていらっしゃる部分が
雲山堂さんの価値であり、サービスポイントなのかなと思いましたね。
やはり何ですかね、本当に事業者さんのお客様の為に選択肢を幅を広くしたりですとか、
あるいはその納入時に直接付き合う、で何て言うんですかね、
仏壇のリメイクだったりとか必要になった時もきちんと修理とかもやっていくというところで
その辺り1つ1つの取り組みが。

青地:そうですね。
リメイクなんかも本当にお客様が、この昔の自分の父母が使ってた仏壇の思いを
どうにか引き継げないか、でもこのままだと家のリビングに全然マッチしないんだっていう
そういうので話してじゃあどうしましょうかねって事で話してた中で、
じゃあここを取り出してここの部分をここに組み入れてみましょうかっていうので仏壇、
新しい仏壇の中に古い仏壇の障子のところの彫りだとか欄間のところに家紋の部分をちょこっと入れたりとか、
そういう形で古い仏壇の思いを引き継いでもらうことでお客様にとってもね、
あ、これで一応まったくゼロになっちゃうんじゃなくてその思いをちゃんと引き継げているなっていう
気持ちをね大切にしてあげられるなと思って。

水戸:いやあ、大切ですよね。
やはりその世代を引き継がれていく、特に仏壇っていうものにですかね。
ありがとうございます。
結構いい話を聞けてですね、時間が差し迫ってしまったんですけれども、
最後にですね青地さんの経営者さんとしての夢や目標ですかね、何か教えていただけますでしょうか?

青地:そうですね。
やっぱりうちはずっと家族経営でやってきたんですけども、
この春から他人の方というか他の方も雇い始めて少しずつ経営者として
会社として家族経営からちゃんとした会社にステップアップして行きたいなという気持ちはありまして、
そういうのもやっぱり、さっき言った経営者の勉強会でみなさんの姿を見て、というところが強いんですけれども、
その中でやっぱりまだまだ私も自分自身が動いているような、
まあ野球で言うところのプレーイングマネージャー、
監督やりながらキャッチャーやってるみたいな、自分もプレイヤーっていう状況なので
全くプレイしないのは難しいですけれども、
少しずつ監督業、その経営者としての仕事に専念していけるように
人をもう少し増やしていって、もっともっと経営者らしい経営者になっていきたいなと思っています。

水戸:ありがとうございます。
はい。
今日いかがでしたか?
ラジオに出られて。

青地:いやぁ、楽しかったですねぇ。

水戸:楽しかった!
あっ、そう言っていただけて嬉しいですね。
私自身も青地さんの思いですとか、いろいろな話を伺えて非常に楽しかったです。
今日出ていただいて本当にありがとうございます。

青地:こちらこそどうもありがとうございます。

水戸:はい、本日のゲストは青地直樹さんでした。
青地さんありがとうございました。

青地:どうもありがとうございます。

水戸:では、次回の経営者ストーリーズでお会いしましょう。

 

視聴はこちらから↓

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