SibuyaCross-FM【生きかたカタログ】 2017.06.07放送
男性→青地直樹(以下:青地)
右側の女性→MC土肥幸乃(以下:土肥)
左側の女性→アシスタント勝又楓(以下:勝又)
土肥:生き方カタログへようこそ。この時間は就職や転職これからの自分の人生の生き方を考えるような節目を迎えている、この放送を聞いている皆さんに対して、最高のスパイスをお届けするべく、さまざまな方のお話を伺っていくコーナーです。今日はようこそお越しいただきました。
勝又:よろしくお願い致します。
土肥:楓ちゃんの方から、プロフィールのご紹介お願い致します。
勝又:今回のゲストの方をご紹介いたします。仏壇専門店 新川崎雲山堂 仏師三代目の青地直樹さん。仏壇の修理、リフォーム、供養処分はもちろん世界に一つだけのオーダーメイド仏壇、そしてワンランク上のプレミアム仏壇のお取り扱いをされているそうです。
「お仏壇を納品してからが、本当のお付き合いの始まり」とのお考えをお持ちの青地さん。その一環として、アフターサービスで、なんと無料で仏壇のお掃除と点検をされていて、お客様からは大変喜ばれているそうです。ということで詳しく伺いたいと思います。
土肥:そこからが、「お付き合いの始まり」。
青地:仏壇は買う方にとってみると買った時がスタートであり、仏壇のある生活の出発なのです。その先ずっと毎日毎日仏壇と接するので、そこでどのような感じで日常生活が、送られていくかということをご想像しながら選んでいただいて、お客様の好みを聞きながら、このお部屋ならこんなのがいいですねとコーディネートのお手伝いをしていくように選んでいますね。
土肥:正直いうとあまり仏壇と触れ合う時間とかが正直なくて。
勝又:そうですね。
土肥:離れてしまって距離があるわけです。田舎に行ったりするとあるんですけれども。
青地:実家にいくとあるという方が多いですね。
土肥:多いですね。
勝又:やっぱり実家でお線香たてるという……。
青地:自宅には無い、ということが多いのかなと。
ご購入いただく方というのは初めての方が多くて、何も分からないという……。
土肥:連絡がきてほとんどの方が「何も分からないから、教えてください」みたいな感じなのですか。
青地:そうですね。初めてなので部屋に今までなかったものを買う。実家では見たことあるけども、実際自分でお給仕していなので、初めてで何をどうしたらいいのかまで分からない。
土肥:分からないですね。
青地:「必ずご飯炊かなきゃいけないのかな」とか。「いいんですよ」って。例えば「朝パンとコーヒーの朝食だったら、仏様にもパンとコーヒーあげてくださいね」「あっ、それでいいんですか」などと言われる。
土肥:それを聞いただけで、すごく楽になる感じがします。
青地:自分と同じものをあげればそれが供養なので。特別にそれだけにご飯を炊くと思っている方がたまにいるので、そうじゃなくていい、ほんとに普段のものをあげるといいんです。
勝又:一緒に生活をしているという。
青地:そう、一緒に生活するという。
土肥:そんな青地さんですけれども、お仕事に就くきっかけって何だったのですか。
青地:さっきの紹介でもあった通り三代目なので、もともと小さい頃から、祖父、祖母が営んでいた仏壇屋さんをうちの父がやっていて、お店の中をちょろちょろ走り回ったりとか、お寺さんに一緒について行ったりとかして、結構身近だったんですね。ゆくゆくどうなるのかな、というのを考えるより以前に、うちの祖母が「うちでこうやって並んでいるものっていうのは、皆さんが手を合わせるものなんだよ」と言われて「そっか、これに対してみんな手を合わせているんだ」。ちょっと「じーん」ときて見る目が変わりました。そうこうしているうちに、だんだん体が成長して、中学ぐらいで今ぐらいの背になっていたので、お届けに行くときに物(仏壇)を持つのを手伝ったり、お寺さんにいろんな納品する仕事を「ちょっと手伝ってくれるか」と。
お寺の中の内装仕事の時は、「ちょっと、金槌(かなづち)取って」とか職人の小間使いですね。
勝又:そういうことも、やられているんですね。
青地:あれ取って、これ取ってという時にちょろちょろしているのが、1人いると大変助かるんですね。
土肥:ちょろちょろ(笑)
勝又:若い力がね。
青地:あれ取って、これ取って。そんなのを手伝っているなかで、「あっ楽しいな」作って納めてお客さまに喜んでもらって。うちの父なんかいつも、できたもの検品する時に品物を見ながら「お、この出来だったら喜んでもらえるな」とか、そんなこと言いながら検品しているんですね。その基準感っていうんですかね。「これなら喜んでもらえる」という基準、そして持っていって、実際に喜んでもらっている姿というのを、中学生ながらに見ていて「この仕事って楽しいな」というのをすごく感じました。
土肥:それは中学生の時でお父様のお姿を間近で見ながら、という感じだったと思うんですけれども、今はお父さまがその時に納めたものをケアとかなさっているということですね。
青地:そうですね。もう30年くらいたった仏壇だと、そろそろ修理が必要になってくるので、それで修理を受けたりとかします。
土肥:そういう時というのは、感慨深いものがあるのではないですか。
青地:そうですね。もっと感慨深いのは、うちのじいちゃんが納めたものを修理するときがすごく。以前、うちの祖父が納めたものがお寺にあってその修理、というと感慨深かったりしますね。
土肥:いいですね。代々つながっていく感じがいいですね。
青地:うちの父だと、ちょっと近すぎるのでね。
土肥:近すぎて(笑)。
青地:こんな昔のものが、「あ、爺ちゃんのなんだな」とかっていうのがね。すごく……。
土肥:そのように感じ取ったりするのもすごく大事だと思うけれど、他にも大事にしている思いとかあるんですか。
青地:もう一つ、私自身が小さい頃から大工さんになりたいなというのがあって、それとの兼ね合いで建築を学んだんですね。大学時代に学んだその建築の中で、ここも建築物ですけど、建築というのは人が中にいる。特に、そのなかでも特別な所よりも日常、家や学生さんだったら学校とか。
勝又:学校ね、そうですね。
青地:本当の日常の生活とそこにある建物との兼ね合いで、日常生活に影響を与えていくというのを、すごく面白い学問だと思いながら4年間学びました。その後、家を継いでお客さまの所へ行くと、「お客さまはここへ玄関から入ってきてこのように移動するんだろうな」とか「子どもさんはここを通って二階の部屋に行くんだろうな」などと、人の生活の動きをイメージします。そこから、今までなかったその生活の中に仏壇が仲間入りするので、仲間入りしたことによって、よりお客さまの生活が豊かになったら、すてきだなという思いで、仏壇の提案をしていっています。色目も白かったら、そこに黒が入ったら浮いてしまうので、できるだけ溶け込むように。なんにも違和感なく「前からあったのかも知れないな」と思うぐらい溶け込んでくれたら一番いいなと思っているんですけれども。
勝又:実際に行ってみないと分からないですね。
青地:分からないですね。お店に来てもらっても(色々話したあと)「じゃあ、伺いましょうか?」というと「あ、来てくれるの!」。
勝又:それはすごく嬉しいです。私の母方の祖母がお仏壇作るときに、カタログを見てすごく悩んでいたのが、印象的だったんです。だから、実際にプロの方がおうちで見定めてくれた方が安心できますよね。祖母に教えてあげたかったな。
青地:よく体験していると思うのは家電製品で。冷蔵庫だったり、テレビだったり、家電屋さんで見て選んで自宅に届いてみたら、イメージより大きいなとか、「意外と真っ黒いのを撰んでしまったけれど、そういえばうちってみんな明るい色だったな」とか(笑)。
勝又:ありますね。(笑)
土肥:欲しいという気持ちと売場に行ってみた時にこれを手にしたいみたいな気持ちと、実際に家に入れたときとは違いますもんね。
青地:そうなんですよね。届いたときに「あ、なんか違う」ってなるのは、できるだけ避けたい。「違う」という思いをずっと心のどこかにありながら生活してしまうよりも、しっくりしていて、すごく気持ちがいいなと思いながら生活してほしいし、仏壇も同じでその場所にあったものをということになると、その場所を見ないと、その場所に合うのが分からないので最低限写真ぐらいは撮ってきてもらいたい。
土肥:さっきの話の導線とかまで全部考えてお仏壇のことをね。この位置でこのサイズでと。見て下さる仏壇屋さんって他にあるのかなと聞いていて思いました。建築のことをお勉強されたその知識とか感覚、感性みたいものがあるからですね。
青地:それは、大きいと思いますよ。僕がほんとにそれを自然に意識してしまうというのは、4年間ずっと、そんなこと(建築と人の動き)を考えながら過ごし、そのテーマで卒業制作を作って、その、人の動きや生活を考えていたというのが土台にあります。だから始めは無意識にやっていて、納めたものが本当に既製品で、ここに写真とか持ってきていますけど、納めたときにお客さまから「これ、うちのためにわざわざ作ったみたいに、ぴったりだわ!」なんてことを言ってもらえると「やったぁ!」って思うんですよね。
土肥:ガッツポーズが出ますよね。
勝又:確かにいいですね。
青地:(ガッツポーズは)心の中で、ですけど。
土肥:続きの話もいっぱい聞いていくんですけども、ぜひここで聞いてくださっている皆さんに向けて、スパイスとなる一言を言っていただきたいんですけれどもいいですか。
青地:はい。 「動けば変わる」
<曲がはいる。>
土肥:それでは、スパイス「動けば変わる」なんですけれども、これについてぜひ詳しくお聞かせいただけますか。
青地:はい。経営者の勉強会に参加しているんですけれど、その時に出会った私がすごく尊敬している世話になった経営者の方がいて、その方が、わざわざこの言葉を言ったというよりも、会話の中で「ぽろっ」と言った言葉が心に残っています。
勝又:すごい。
青地:迷ったときとかにそれが、ふっと、よみがえってきて「あ、これ自分にとって大切な言葉なんだな」ということを感じたので、今ここに、この手帳にも書いたりして。
勝又:へえー!
土肥:おお、はっきりカメラに!
青地:僕が自分で書いているので、字が汚いんですけれども……。
土肥:今皆さん見ましたか。
勝又:すごい。
土肥:あとで、例の会で取り上げられますよ。(笑)
青地:たまに思い出して(見ています)。いろんな解釈があると思うんですけれども。僕自身がこの言葉についてすごく思っているのは、世の中がすごく動いている。自分がもしこのままでいいと思ったら、このままでいいと思うのは動かないことになってしまう。そうすると、世の中が動いていて自分が動いていないということで、置いてけぼりになってしまう現状維持すらできない。このままでいいってことすらままならない。だからこそ、動くということはせめてもの現状維持で(そして出来れば進歩したい)。その動きが大きな動きじゃなくてもほんのちょっとした動きでも、物事がすごく変わってくると思うんですね。
自分が変わったりとか、話している相手が変わったりとか、環境が変わったりとか、今思い返してみても「あそこでああいう動きをしたから今のここに、つながっているんだな」とか。今ここで私が喋っているのもよくよく考えてみれば、あの時あそこで動いたことが、これにつながっているなというのがいっぱいあるので、動くとその先に何か変わったことが起こるんだなというのをすごく感じています。
土肥:ここで出会ってなかったかも知れないですね。
青地:そうなんですよ。
土肥:ラジオにも出ていなかったかも知れない。
青地:そうなんです、はい。
土肥:ちょっとこれ! ずっと気になっていたんですけれども……ぜひ、見せていただけますか。
青地:こちら見えますか。この写真はお客さまのところに、普通の既製品のお仏壇をお届けしているんですね。
勝又:真ん中の棚の上に乗っているのですね。
青地:さっき言った通り、お部屋に合うものをお客さまと一緒に探した結果、本当にこの場所のためにあるのではないかと思えるぐらい、隣のピアノとの高さとか。
勝又:あ、そうですね。
土肥:ほんとだ。
勝又:あ、隣の棚の高さもぴったりです。
青地:棚との色合い。
土肥:ぴったり。
青地:奥行き感も。あと実はこれ扉を開いても横に扉が出っ張らないデザインです。
勝又:大事!そうですね。
青地:ピアノにぴたっと寄せることができるのでフィット感がでています。本当にオーダーメイドで作らなくても出会えるという。
青地:そして、本当の生活に溶け込む究極というのがオーダーメイドで、これが最近納めたオーダーメイドです。
勝又:すごい。
土肥:綺麗。
青地:この場所を見せていただいて、それに対して設計図を書いて、色見本を見て設計図広げて最初は木目が縦だったのを斜めにしたり、いろいろ話していて今度横にしたり、木目のちょっとした向きにまで含めて細かいところまで打ち合わせて、この場所にぴったり作るというようなお仏壇。これが洋室ですね。周りの家具の色と全く一緒に造っています。
土肥:最初からそうだったみたい。
勝又:くっついているみたい。
青地:そして、もう一つ、これは和室なんですけれども。
勝又:りっぱ!
青地:すごく大きなお仏壇で。これは建物を建てる段階から設計図を見ながら設計士さんと打ち合わせしながら造りました。設計図ということは、周りの色目も何も見えないので、それも設計士さんからこの柱はこういう色で作る予定で、この色が合うかなどと。最初は同じ色を色見本で作っていったら、同じ色も合うけども、暗くなりすぎるのではないかとか、いろんなことを、お客さまの希望と設計士さんの意見を聞きながら完成したのがこのお仏壇です。
土肥:やはり自分だけで決めようと思うと、正直難しいですよね。
勝又:決断しにくいですよね。
土肥:たとえカタログがあったとしても、選んでちょっと微妙に色が違ったとかいうのが、でてきそうだし……。
青地:写真って色目がそのまんま再現できない場合が多いんです。
勝又:変わってしまいますよね。
青地:各メーカーの展示会とかも全部行っているので、仏壇屋さんは「本物の色」をみんな見ているんですね。だからこの色ってどんな色かな、この机の色と合うかなと言われれば、「これだったら、こっちのメーカーのこの色の方がいいですよ」とか「ちょっと写真が違うけど本当はこんな色なんですよ」みたいなことが言えるんです。
土肥:それがプロのお仕事だと思うし、あとプロで仕事という枠だけではなくて、みんなが幸せになっていく、お仏壇に家族が居るわけじゃないですか。だからそういうところに人間関係をつないでいくような、そのようなすごく印象みたいなのを受けました。
青地:ほんとに大切な方が入っておられて、連れ合いやお子さまだったり、お爺ちゃんやお婆ちゃん、だから一緒に暮らしていくという気持ちでね。暮らしていっていただいて。その暮らしに仏さまがあることによって、気持ちと心が豊かになっていくと、本当にいいなと思います。
土肥:そうですね、すてきです。このお仕事を例えば青地さんと同じように、おうちを継いでいくという感じで、継承されていく方もいると思うし、逆に全然関係ない仕事だったけれども、やってみたいって言う人もいるかも知れないじゃないですか。そういう人たちに向けて何か伝えたいことありますか。
青地:仏壇というのはリピート商品じゃないので、売る側としては売って終わりみたいなイメージが出てきがちなのですけれども、1度お客さまのところに立ってみる、そうすると、お客さまから見てみれば、買って家に届いた時がスタートなんですね。今まで仏壇のない生活だったのが、仏壇のある生活がそこからスタートして、ずっとその後仏壇と一緒に暮らしていくので、その仏壇のある暮らしをイメージして、その先でいい暮らしをしてもらえるかな。その仏壇がなかったより、あった方がよりいい暮らしになったと言ってもらえるかな。喜んでもらえるかな。という。仏壇屋さんになる方は、未来の方に目を向けて仏壇を提案していくようにしてほしいですね。皆さんがそういう仏壇を提案していくと、世の中ハッピーになるんじゃないですか。
土肥:みんなにハッピーになってもらいたい思いが、すごく強かったりするんですか。
青地:せっかく購入していただく以上は、それがあることで心豊かになってほしいですよね。
土肥:仏壇が目立ちすぎるような家とか、違和感……ではなくて「しっかり心地よくなじむっていうのがいいんだな」って、ずっと今聞いていて思いました。
青地:そうですね。僕はよく「溶け込む」っていう表現を使うんですけれどね。
土肥:冒頭でも話したように普段自宅にないし、まだお仏壇を買う予定とかがないじゃないですか(笑)。もしその時がきたときを考えると、どうしようって思ってしまうんですけれども。そのような話を聞いていたら、家族がそれこそ溶け込む感覚でプロの方にご相談して仏壇選びをすればいいんだなって、自然に思えるようになったから、お話聞けてすごくよかったです。
青地:それで仏壇を買うときは、買ったあとも付き合ってもらえそうな仏壇屋さんを選んだ方がいいです。
勝又:そこから、お付き合いが始まるんですものね。
青地:さっき言ってもらったように、アフターケアで一年後とか伺って「どうですか」と言ってお掃除もするし、ちょっと点検もして。私が直せる程度のことであれば修理したりします。
土肥:なるほど、修理も。
青地:修理って程じゃない。本当の修理は職人じゃないとできないんですけれども。ただ、私が簡単にできる修理やちょっとした不具合があった場合は直させていただきます。あと「年末に掃除したら並べ方がわかんなくなっちゃって」……。
土肥:ありがちです。
青地:「おりん」の台がずっとさかさに使っていた人がいて「逆さなんですよ」とか。
土肥:へぇ~。
青地:「知らなかった。分からなかった」なんて。
勝又:そういのもお付き合いがあるからこそ、分かるものですものね。
青地:そうですね。あと、香炉の正面の向きがどこだか分からない。
土肥:なるほどね。 それでは、何処に行ったら青地さんのお話聞けるのか、ご紹介をお願いします。
勝又:はい。改めましてなんですけれども。アクセスの方法は、新川崎雲山堂で検索をしていただければ、新川崎雲山堂さんのホームページをご覧いただけます。お問い合わせ先、お電話番号は 044-5555-2244。なんかいいですね。
青地:(笑)
土肥:(笑)覚えやすい。
勝又:もう一度 044-5555-2244。うん。
土肥:うん。って(笑)
勝又:営業時間の方が、朝9時半から夕方6時半まで。定休日が水曜日ということです。検索が早いでしょうか。
土肥:すぐ出てくるんですか。
青地:新川崎雲山堂と入れてもらえれば、でてきますので。
勝又:私も検索させてもらったら一番に青地さんの顔が。「にこり」とされています。
土肥:こうしてお話ししていると、人柄って言うのが伝わってくるものだから。何処にしようかなって思ったときに、やっぱり相談したくなる感じがあるので。
勝又:安心感がありますものね。
土肥:動画とか後で見る人たちもそれが伝わると思うから。
青地:動画コーナーもあるので。
勝又:そうですね。YouTubeの……。
青地:ホームページから動画コーナーというところを、押してもらえるとYouTubeチャンネルに飛びますから。
勝又:はい。拝見しました。
土肥:その動画コーナーには、今のところどういったものがアップされているんですか。
青地:動画コーナーは、うちが実際に納めたもの、これが(持ってきた写真を差して)動画で出ています。こういうものを納めましたよっていうのを動画に撮っています。
勝又:写真でなくて観られるという。
青地:写真じゃなくて。あとは納める前のこれから点検しますとか、梱包しましたとか、いろんな私の日々の姿とか。
勝又:見たい見たい。
土肥:日々の姿、きっと真面目にお仕事されているのでしょうね。
青地:そうですね。(笑)
土肥:それで、お掃除とかもされると思うんですけれども、どれくらいのペースで行かれるものなんですか。
青地:お掃除は有料で頼まれる方もいらっしゃるので、そういう方は例えば年1回とか頼まれていますけれども。基本的にはサービスでやっているものなので、1年後に1回お伺いさせていただいて、そのあとどういうペースかというのは、まだはっきり決めていないですけれど、まず必ず1年後に1回は伺わないと、ほったらかしだとお客さまが困っているかも知れないので。ついこの間行ったときも、自分のご主人さまが寝た切りになってしまって、その介護が忙しくて「ホコリがかぶっていて、ずっと気になってたのよ、来てくれるのありがとう!」と言ってくださる場合もあるので、まず1年後に必ずお伺いさせてもらうようにしていますね。
土肥:例えばなんですけれども。お仏壇自体を青地さんのところに依頼していないお客さまが、お掃除とか、何かがなくなったとか壊れたとかで、ご相談やお電話しても大丈夫なんですか。
青地:もちろん大丈夫です。
土肥:じゃあ、気になることや困っていることがあったら、ぜひお気軽に問い合わせしていただきたいですね。
青地:取りあえず聞いてもらえれば、できることとできないことがありますけれど。できるだけのことはやりますので。
土肥:わかりました。何か最後に言いたいことってありますか(笑)。
言い残したこととか、大丈夫ですか。
青地:言い残したこと……なんだろ……全部言いましたね。
土肥:全部言えた。
勝又:よかった。
土肥:じゃあ、満足ですね。今日はお越しいただいてありがとうございました。
青地:はい。こちらこそありがとうございました。
勝又:ありがとうございました。
土肥:ぜひ、またお会いしましょう。
青地:はい。