仏壇のサイズはどう決める?「小さすぎた」と後悔しない測り方

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仏壇のサイズはどう決める?「小さすぎた」と後悔しない測り方

「仏壇を置きたいけれど、どのくらいの大きさを選べばよいのか分からない」。初めて仏壇を選ぶ方から、もっとも多くいただくご相談のひとつです。

結論からお伝えすると、仏壇のサイズは次の3つで決まります。

  • 置く場所の寸法(幅・奥行き・高さと、扉を開いたときの広がり)
  • 中にお祀りするものの寸法(仏像・掛軸・位牌など)
  • 座ったときの目線の高さと、周りの家具とのつり合い

「部屋が狭いから一番小さいものを」と置く場所だけで決めてしまうと、位牌が納まらなかったり、仏具を並べたら窮屈になったりして、「もう一回り大きくすればよかった」という後悔につながりやすくなります。反対に、数字の上では納まっていても、部屋に置いてみると圧倒されるほど大きく感じることもあります。

この記事では、神奈川県川崎市幸区の仏壇店・新川崎雲山堂が、測る場所の一覧、「号」や「尺」といった表記の読み方、上置型と台付型それぞれの考え方、そして大きさを置く前に確かめる方法までを順番にお伝えします。仏壇は数十年、次の世代まで受け継ぐものです。急がず、ひとつずつ確かめていきましょう。

目次

仏壇のサイズは何を基準に決めればよい?

置く場所と中に祀るもの、どちらから先に考える?

仏壇のサイズは、置く場所と中にお祀りするものの両方から考えます。どちらか片方だけで決めないことが、後悔を防ぐ一番の近道です。

置く場所は「これ以上大きいものは置けない」という上限を決めます。一方、中にお祀りするものは「これより小さいと納まらない」という下限を決めます。この上限と下限のあいだに、ご自宅に合う仏壇の大きさがあります。

初めて仏壇を選ぶ方は、置く場所の寸法だけを測ってお店に行かれることが多いのですが、実はもう一方の下限が見落とされがちです。たとえば、すでにご先祖様の位牌が何基もある、ご実家から仏像を引き継ぐ予定がある、という場合は、祀るものの大きさが仏壇の最小サイズを決めることになります。

「18号」「43-18」などの表記は何を表している?

仏壇の「号」や数字の組み合わせは、大きさを尺貫法で表したものです。1号は1寸、つまり約3cmにあたります。

  • 上置型の「号」:多くは仏壇の高さを表します。18号なら高さ約54cm、20号なら高さ約60cmが目安です。
  • 台付型の「43-18」のような表記:前の数字が高さ、後ろの数字が幅を寸で表すのが一般的です。43-18なら高さ約130cm、幅約54cmが目安になります。
  • 金仏壇の「代」:中に掛ける掛軸の大きさをもとにした呼び方で、産地によって基準が異なります。

気をつけたいのは、号や代の数字だけでは奥行きが分からないことです。また、同じ号数でもメーカーやデザインによって実際の寸法には差があります。

カタログや商品説明を見るときは、号数はあくまで目安と考え、必ず「高さ・幅・奥行き」の3つをセンチメートルで確認してください。

この章のまとめ:サイズは「置く場所=上限」と「祀るもの=下限」の両方から決めます。号や代は目安とし、高さ・幅・奥行きをセンチメートルで確かめましょう。

置き場所はどこをどう測ればよい?

幅・奥行き・高さのほかに測っておく場所は?

置き場所で測るのは、幅・奥行き・高さの3つだけでは足りません。仏壇の前と左右のゆとりまで測っておくことが大切です。

測っておきたい場所は次のとおりです。

  1. 置く場所の幅・奥行き・高さ
  2. 家具の上に置く場合は、その家具の天板の幅・奥行きと床からの高さ
  3. 仏壇の前に座る、または椅子を置くためのスペース
  4. 下がり壁(天井から下がっている壁)や鴨居、梁までの高さ
  5. 巾木(壁と床の境にある細い板)の厚み
  6. 搬入経路(玄関・廊下・階段・エレベーター)の幅と高さ

見落としやすいのが4と5です。押し入れや収納を改装した場所、作り付けの家具の中に置く場合は、入り口の高さが奥の高さより低くなっていることがあります。また、巾木の厚みの分だけ仏壇が壁から離れるため、奥行きには少し余裕をみておきます。

扉を開いたときの広がりはどれくらい見ておく?

仏壇は扉を開いた状態で使うものです。閉じたときの幅だけで置き場所を決めると、扉が壁や隣の家具に当たって開き切らないことがあります。

多くの仏壇は、左右に開く観音開きの扉が付いています。扉を開くと、その分だけ左右と手前に広がります。伝統型の仏壇には、外側の扉の内側にもう一組の障子が付いているものもあり、広がりはさらに大きくなります。

確認しておきたいのは次の3点です。

  • 扉を開いたとき、左右の壁や家具に当たらないか
  • 扉を開いたまま、前を人が通れるか
  • 膳引き(お供えを置くために手前へ引き出す板)を引き出すゆとりがあるか

扉を開くためのスペースがどうしても取れない場合は、扉が本体の内側に沿って納まる「巻戸タイプ」のモダン仏壇という選択肢もあります。また、作り付けの家具にすでに扉がある場合は、扉のない仏壇をセミオーダーで作る方法もあります。

コンセントや窓、エアコンの位置もサイズに関係する?

関係します。コンセントや窓、エアコンの位置によって、仏壇を置ける範囲そのものが変わるからです。

最近の仏壇は、内部を照らす灯りやLEDのロウソクなど、電気を使うものが増えています。コンセントが仏壇の真後ろにあると、差し込みプラグの厚みの分だけ仏壇が前に出ます。奥行きを測るときは、コンセントの位置と、コードをどこに通すかも一緒に確認しておきましょう。

また、一般に仏壇は、直射日光、エアコンの風が直接当たる場所、湿気の多い場所を避けた方が長持ちします。

そのうえで、次の点も見ておくと安心です。

  • 窓からの日差しが、時間帯によって仏壇に当たらないか
  • エアコンの吹き出し口の正面になっていないか
  • カーテンや観葉植物が、ロウソクの火に近くならないか

この章のまとめ:幅・奥行き・高さに加えて、扉を開いたときの広がり、前に座るスペース、下がり壁、搬入経路、コンセントの位置まで測っておきましょう。

中に祀るものから考えると、どのくらいの大きさが必要?

仏像・掛軸・位牌の採寸はなぜ欠かせない?

仏壇の内部に納まらなければ、どれほど部屋に合う仏壇でもお祀りができないからです。当店では、礼拝対象物(れいはいたいしょうぶつ)の細かい採寸を、サイズ選びの中でも特に大切にしています。

礼拝対象物とは、仏像・掛軸・位牌・過去帳など、手を合わせる対象となってきたもののことです。

測るのは次のような点です。

  • 仏像の高さ・幅・奥行き(台座や光背を含めた全体)
  • 掛軸の丈と幅、本数
  • 位牌の高さと幅、基数
  • 過去帳と、過去帳を載せる台の大きさ

特に仏像は、台座や背中の光背まで含めると、思っているより高さと奥行きがあります。仏壇の内寸の数字だけを見て「入るはず」と判断すると、上の段に納まらなかったり、位牌が仏像を隠してしまったりすることがあります。

長く手を合わせてきた仏さまです。当店では、なるべく買い替えずに、新しい仏壇でもそのままお祀りし続けていただきたいと考えています。そのためにも、まず今あるものを正確に測ることから始めます。

位牌が増えたときのことまで考えておくべき?

考えておくことをお勧めします。仏壇は数十年にわたって使うものですから、その間に位牌が増える可能性を見込んでおくと安心です。

今は位牌が1基でも、将来ご家族の位牌が加わることがあります。ご実家の仏壇を引き継いで、ご先祖様の位牌が一度に増えることもあります。位牌は基本的に、ご本尊より低い位置に、ご本尊が隠れないように並べますので、数が増えると段の幅と奥行きが必要になります。

ただし、位牌が増えるからといって、必ず大きな仏壇が必要になるわけではありません。方法はいくつかあります。

  • 回出位牌(繰出位牌とも書きます)にまとめる:複数の札板を一つの位牌に納める形式です。
  • 過去帳に記してまとめる
  • 仏壇の内部をセミオーダーして、位牌を並べる段を整える

どの方法がふさわしいかは、宗派・地域・寺院によって異なります。位牌をまとめる場合は、菩提寺に相談してから進めましょう。

仏具を並べると、どのくらい場所を取る?

仏具を並べると、カタログの写真で見る以上に内部は埋まります。仏壇の中がからっぽの状態で大きさを判断しないことが大切です。

仏壇には、ご本尊や位牌のほかに、次のような仏具を置きます。

  • 香炉・花立・火立(この3つを「三具足」と呼びます)
  • ご飯やお茶、水をお供えする器
  • おりんと、りん棒
  • お線香やロウソクを入れておくもの

これらを置くと、下の段や膳引きの上はすぐにいっぱいになります。必要な仏具は宗派によって異なりますので、何を揃えるかは菩提寺にも確認しておくと確実です。

当店では、仏具をセットで販売せず、一つずつご提案しています。仏壇の大きさ、祀るものの数、お花をよく供えるか、猫がいるのでロウソクはLEDがよいか、といった暮らし方によって、ふさわしい仏具の大きさと数が変わるからです。

この章のまとめ:仏像・掛軸・位牌・過去帳を正確に測り、将来増える位牌と、並べる仏具の分まで見込んで内部の広さを考えましょう。

上置型と台付型、サイズの考え方はどう違う?

上置型は「置く家具の高さ」と合わせて考える?

はい。上置型の仏壇は、仏壇そのものの大きさと、載せる家具の高さを足して考えます。上置型とは、チェストや棚などの家具の上に置く、比較的小ぶりな仏壇のことです。

当店では、椅子やソファーに座ったとき、仏さまや位牌を「やや見上げる」くらいの高さをお勧めしています。見下ろす形になると落ち着かず、高すぎると首が疲れて、お供えや掃除もしにくくなります。

確かめ方は次のとおりです。

  1. 普段手を合わせる姿勢(椅子・ソファー・床に正座)を決める
  2. その姿勢で座り、目線の高さを測る
  3. 載せる家具の高さに、仏壇の中でご本尊が位置する高さを足す
  4. ご本尊が目線より少し上に来るかを確かめる

載せる家具も大切です。天板の幅と奥行きが仏壇より大きいこと、仏壇と仏具の重さに耐えられること、扉を開いても天板からはみ出さないことを確認します。

台付型は周りの家具との高さの差を見る?

はい。台付型の仏壇は、隣に並ぶ家具との高さ・色のつり合いが、置いたときの印象を大きく左右します。台付型とは、下に台(収納)が付いていて、床に直接置く背の高い仏壇のことです。

代表の青地が著書で紹介している例に、次のようなものがあります。Aさんは、壁紙の色に合わせてウォールナットの洋風仏壇を選びました。ところが、周りに並ぶナチュラル色の家具より色が濃く、高さも約50cm低かったため、仏壇だけが沈んで見えてしまいました。来客に「あれは何ですか」と聞かれ、「本棚」と答えたそうです。

台付型を選ぶときは、次の点を見ます。

  • 隣の家具の高さと、仏壇の高さの差
  • 家具や建具の色と、仏壇の色の濃さ
  • 座ったときに、ご本尊がやや見上げる位置に来るか

この章のまとめ:上置型は載せる家具と合わせた高さで、台付型は周りの家具とのつり合いで考えます。どちらも、座ったときに「やや見上げる」高さが目安です。

部屋に対して「大きすぎる」「小さすぎる」はどう見分ける?

寸法が合っていても違和感が出るのはなぜ?

寸法は「納まるかどうか」を教えてくれますが、「部屋になじむかどうか」までは教えてくれないからです。

同じ幅50cmの仏壇でも、色が濃いものは大きく重く、明るい色のものは軽く見えます。天井の高さ、壁の色、窓の位置、隣の家具の色と高さによっても、感じる大きさは変わります。

代表の青地の著書には、Nさん(47歳・男性)の例があります。約80万円の和風の唐木仏壇を、ベージュ系の家具でまとめた洋間に置いたところ、仏壇だけが浮いてしまいました。四十九日が迫る焦りの中で、細かいところまで気が回らなかったそうです。寸法は合っていても、部屋との調和までは確かめられていなかった例です。

もう一つ、画面やカタログでは分かりにくいのが、調和と立体感です。仏壇の中に仏具を並べたときのまとまりや、段ごとの奥行きを使った立体的な配置は、平面の写真と数字だけでは想像しにくいものです。

置く予定の場所で大きさを確かめる方法は?

一番確かなのは、置く予定の場所で、実際の大きさを目で見て確かめることです。ご自身でできる方法もあります。

  • 新聞紙や段ボールを、仏壇の正面の大きさ(高さ×幅)に切って壁に貼る
  • 床や家具の天板に、仏壇の幅と奥行きをマスキングテープで印をつける
  • 扉を開いたときの広がりも、テープで床に印をつける
  • 普段座る場所に座って、離れた位置から眺める

当店の訪問相談では、代表の青地がお宅に伺い、置く予定の場所でメジャーを使って、高さ・幅・扉を開いたときの様子をシミュレーションします。そのうえで、しっくりくる大きさとデザインを一緒に見つけていきます。

大きさに迷っている方は、新川崎雲山堂にご相談ください。出張費用はいただきますが、ご注文の場合は同額をお値引きしますので、実質的なご負担はありません。

小さい仏壇を選ぶときに気をつけることは?

小さい仏壇を選ぶときは、「置けるか」より「お祀りしやすいか」を確かめてください。

気をつけたいのは次の点です。

  • ご本尊と位牌が重ならずに並ぶか
  • お花やご飯をお供えしたとき、窮屈にならないか
  • おりんやお線香の置き場所があるか
  • 掃除のときに手が入るか

小さな仏壇に買い替えたいけれど、今の仏像や位牌が大きい、という場合もあります。その場合は、内部をセミオーダーすることで、綺麗にお祀りできる可能性があります。詳しくはセミオーダーリメイク仏壇のページもご覧ください。

また、小さな仏壇ほど、扉の建て付けや芯材の質が使い心地に表れます。大きさと合わせて、長く使える国産仏壇かどうか、壊れたときに修理ができるかも確かめておくと安心です。

この章のまとめ:寸法だけでは部屋との調和は分かりません。置く場所に実物大の紙を貼るなどして確かめ、小さい仏壇は「お祀りしやすさ」で判断しましょう。

サイズで迷ったら、いつ・誰に相談すればよい?

四十九日が近くても、急いで決めない方がよい?

日程が気になるお気持ちは当然ですが、焦って大きさを決めないことをお勧めします。仏壇は、短くても数十年、長ければ次の世代まで使い続けるものだからです。

当店に来店される方の約8割は、ご親族を亡くされて1〜2週間という時期の方です。葬儀の後の手続きに追われながら、四十九日までに位牌と仏壇を、と考えて来られます。

気になる点が一つでも残ると、毎朝手を合わせるたびにそれを思い出してしまいます。そうならないようにお手伝いするのが、私たちの役目だと考えています。

進め方としては、次の順番が現実的です。

  1. まず祀るもの(位牌・ご本尊)を確認する
  2. 置く場所の候補を2〜3か所考える
  3. 専門家に相談し、大きさと場所を一緒に絞る

仏壇をいつまでに用意するかについての考え方は、宗派・地域・寺院によって異なります。日程に不安がある場合は、菩提寺に相談してみてください。

自宅を見てもらうと、何が変わる?

自宅を見てもらうと、寸法だけでは分からない条件まで含めて、大きさを決められるようになります。

ご自宅に伺うと、次のようなことが分かります。

  • 部屋の方角、窓の位置、日の当たり方
  • 壁や床、家具の色と高さ
  • 普段どこに座り、どこを通るかという生活の動線
  • 扉を開いたときに当たるもの、コンセントの位置
  • 仏像・掛軸・位牌の正確な寸法

新川崎雲山堂はネット通販を行わず、対面でのご相談を大切にしています。暮らし方や生活スタイル、お気持ちを伺うヒアリングを一番大切にしているからです。サイズは、数字の問題であると同時に、暮らしの問題でもあります。

この章のまとめ:日程に追われても、大きさは焦って決めないことが大切です。ご自宅を見てもらうことで、数字だけでは分からない条件まで含めて決められます。

お客様の事例

「もう一回り大きくすればよかった」Bさんの例

※プライバシー保護のため、内容は一部変更しています。

代表の青地が著書の中で紹介している、Bさんの例です。

Bさんのお住まいは、決して広いとはいえないマンションでした。仏壇を置くことになったとき、Bさんがまず考えたのは「部屋が狭いのだから、場所を取らないものを」ということでした。そして、並んでいる中で一番小さな仏壇、39×30×24cmのものを、その場ですぐに決められました。

ところが、実際にお祀りを始めてしばらくすると、Bさんは「もう一回り大きくすればよかった」と感じるようになったそうです。

Bさんの選び方が間違っていたわけではありません。「狭いから小さいものを」と考えるのは、とても自然なことです。ただ、置く場所の広さだけを基準にして、その場で決めてしまったことが、後悔につながりました。

この例から、当店では次のことをお伝えしています。

  • 「置ける一番小さいもの」と「暮らしに合うもの」は同じとは限らない
  • 仏壇は、仏具を並べ、お花やご飯をお供えして、毎日使うもの。からっぽの状態の大きさで判断しない
  • 一度その場を離れ、置く予定の場所で実物大を確かめてから決める

一回り大きい仏壇といっても、幅や奥行きの差は数センチから十数センチほどのことが多いものです。その差が部屋の中で気になるかどうかは、置く場所に紙を貼ったり、メジャーを当てたりすれば、ご自宅で確かめられます。

仏壇は、買い替えを前提に選ぶものではありません。だからこそ、即決せず、ご自宅で一度確かめるひと手間を大切にしていただきたいと考えています。

新川崎雲山堂が選ばれる5つの理由

1. 代表の青地がご自宅に伺い、置く場所を一緒に確かめます

仏壇のご購入のご相談では、代表取締役の青地直樹がお客様のお宅に伺います。置く予定の場所でメジャーを使い、高さ・幅・扉を開いたときの様子をシミュレーションして、しっくりくる大きさとデザインを一緒に見つけます。方角、壁の色、窓、家具の色と高さまで拝見したうえでご提案しますので、「置いてみたら思っていたのと違った」という後悔を減らせます。川崎市・横浜市・東京都内の近隣エリアはもちろん、少し離れたエリアでも直接ご自宅に伺います。出張費用はいただきますが、ご注文の場合は同額をお値引きします。

2. 二級建築士の目で、部屋全体と動線から大きさを考えます

青地は大学で建築学を専攻し、卒業論文では動線計画を研究しました。二級建築士の資格を持ち、仏壇を一つの家具としてではなく、部屋全体の中で捉えてご提案します。新築やリフォームの際には、図面を見ながら担当の設計士と打ち合わせ、扉の開閉や日常のお祀りまで想定して置き場所の寸法を確認します。下がり壁や鴨居の高さ、仏壇用コンセントの位置まで詰めていきますので、完成してから「入らない」「扉が開かない」と困ることを防げます。暮らしの中で無理なく手を合わせられる大きさと位置を、建築の視点から一緒に考えます。

3. 仏像・掛軸・位牌を細かく採寸し、そのまま祀り続ける方法を探します

長く手を合わせてきた仏さまは、なるべく買い替えずに、新しい仏壇でもお祀りし続けていただきたい。当店ではそう考え、仏像・掛軸・位牌・過去帳といった礼拝対象物を一つずつ細かく採寸します。台座や光背を含めた仏像の高さ、掛軸の丈、位牌の基数と並べ方まで確認したうえで、内部に整然と納まる大きさをご提案します。将来位牌が増えたときの並べ方や、回出位牌にまとめる方法なども含めて、一緒に考えます。

4. 内部のセミオーダーで、小さな仏壇でも綺麗にお祀りできます

「仏壇は小さくしたいけれど、今の仏像や位牌は引き継ぎたい」というご相談を多くいただきます。当店は、内部をお祀りするものに合わせて整えるセミオーダーや、仏間・作り付け家具にぴたりと隙間なく納まる仏壇を得意としています。寺院仏具の納品で培った採寸と、職人の技術で仕上げます。東京・神奈川を中心に、仏壇の新調・フルオーダー・セミオーダー・リメイク・修繕の納入は延べ5000件以上。既製品の中から選ぶだけでなく、ご自宅と祀るものに合わせて大きさを整えるという選択肢をご用意しています。

5. カタログ1万点以上から選び、仏具は一つずつご提案します

店頭に並べられる仏壇の数には限りがあります。当店では、1万点以上を掲載したカタログを積極的にご覧いただき、ご自宅に合う大きさとデザインを幅広く探します。仏具はセットで販売せず、仏壇の大きさ、祀るもの、暮らし方に合わせて一つずつご提案します。お花をよく供えるか、リンの音色は心が安らぐか、猫がいるならロウソクはLEDがよいか、といったことまで伺います。また、使い始めてから気になったことも、どうぞ気軽にお聞かせください。

よくあるご質問

Q. マンションのリビングに、台付型の仏壇を置くことはできますか?

A. 置けます。台付型は床に直接置くため、載せる家具を用意する必要がなく、下の台を収納として使える利点があります。幅が抑えめで背の高いモダン仏壇もあり、壁の一角にすっきり納まることも少なくありません。確認したいのは、扉を開いたときの広がり、隣の家具との高さの差、そしてエレベーターや廊下を通れるかという搬入経路です。座ったときにご本尊をやや見上げる高さになるかも、あわせて確かめてみてください。

Q. 宗派によって、必要な仏壇の大きさは変わりますか?

A. 宗派によってお祀りするご本尊や仏具が異なるため、必要な内部の広さが変わることがあります。たとえば、ご本尊の左右に掛軸を掛ける宗派では、掛軸が並ぶだけの幅が必要になります。位牌ではなく過去帳を用いることが多い宗派もあります。ただし、同じ宗派でも地域や寺院によって考え方が異なりますので、何をお祀りするかは菩提寺に確認されることをお勧めします。そのうえで、ふさわしい大きさを一緒に考えます。

Q. 今の仏壇が大きすぎるので小さくしたいのですが、古い仏壇はどうすればよいですか?

A. 仏像・掛軸・位牌などは新しい仏壇に引き継ぎ、古い仏壇は供養して処分するのが一般的です。当店で供養処分を承る場合は、提携寺院のご住職による読経・供養を行います。供養処分のお見積りは、原則としてお電話またはメールで承っています。小さな仏壇に引き継ぐ場合は、内部をセミオーダーすることで、今あるものを綺麗にお祀りできる可能性があります。古い仏壇の扉の一部や家紋などを、新しい仏壇に活かせる場合もあります。

Q. 訪問での相談には費用がかかりますか?

A. 出張費用をいただいています。ただし、ご注文いただいた場合は、出張費用と同額をお値引きしますので、実質的なご負担はありません。ご自宅に伺うのは代表の青地です。置く予定の場所の寸法、祀るものの採寸、部屋との調和までその場で確認します。川崎市・横浜市・東京都内の近隣エリアはもちろん、少し離れたエリアにも伺います。費用の詳細は、ご住所を伺ったうえでご案内しますので、まずはお問い合わせください。

Q. カタログやインターネットに載っている寸法だけで決めても大丈夫ですか?

A. 寸法だけで決めることはお勧めしていません。載っている寸法は外側の大きさであることが多く、内部の段の高さや奥行きまでは分からない場合があるためです。また、仏具を並べたときの調和や、段を使った立体的な配置は、写真と数字だけでは想像しにくいものです。寸法は候補を絞るための目安と考え、置く場所で実物大を確かめる、祀るものの寸法と内寸を照らし合わせる、という二つの確認を加えると安心です。

まとめ

仏壇のサイズは、置く場所の寸法、中にお祀りするものの寸法、座ったときの目線と周りの家具とのつり合いの3つで決まります。

  • 置く場所は、扉を開いたときの広がり、前に座るスペース、下がり壁、搬入経路まで測る
  • 仏像・掛軸・位牌を測り、将来増える位牌と仏具の分まで見込む
  • 座ったとき、仏さまを「やや見上げる」高さを目安にする
  • 実物のサイズをメジャーであててみるなどして、置く場所で大きさを確かめる
  • その場で即決せず、一度ご自宅で確かめてから決める

それでも迷うときは、新川崎雲山堂の訪問相談をご利用ください。代表の青地がご自宅に伺い、お部屋と祀るものを拝見しながら、ちょうどよい大きさを一緒に探します。出張費用はいただきますが、ご注文の場合は同額をお値引きします。どうぞ焦らず、納得のいく仏壇を選んでください。

この記事の監修者

株式会社 新川崎雲山堂 代表取締役 青地 直樹

役職: 代表取締役 / 仏師三代目
経歴:
昭和24年創業の仏壇店「雲山堂」をルーツに持つ「新川崎雲山堂」の三代目。祖父、父の背中を見て育ち、幼い頃から仏壇・仏具に触れる。大学では建築学を専攻し、住宅デザインや動線計画を学ぶ。卒業後、家業を継ぎ、仏壇業一筋の道を歩む。経営者として悩んだ経験から「お客様の心に寄り添う」ことを経営理念の中心に据え、日々お客様と向き合っている。
保有資格:

  • 二級建築士
  • 仏事コーディネーター

お客様へのメッセージ:
「お仏壇は、特別なものではなく、日常生活の中に溶け込み、故人と共に暮らすための大切な場所です。私たちは、お客様が心から安らぎ、自然と手を合わせたくなるような、世界に一つだけの祈りの空間を創るお手伝いをさせていただきます。どんな些細なことでも、お気軽にご相談ください。」

免責事項:本記事の情報は執筆時点のものです。商品・サービスの仕様や価格、法要の慣習は地域や宗派によって異なる場合があります。

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