

仏壇にお線香をあげ、手を合わせる。毎日の大切な時間。
今回の「かながわPOWER☆社長とランチタイム♬.*゚」は、仏壇のお話です。
創業は1949年。株式会社新川崎雲山堂 代表取締役 青地 直樹氏をお迎えします。
高品質で安心の国産仏壇を取り揃え、国産セミオーダー仏壇や、国産リメイク仏壇も手がけています。凄いのは、2級建築士の資格を持っている、青地社長の知識、技術、センス、仕事へのこだわり!
お客様に合わせた特別仕様の仏壇を提案してくれます。
13年前、倒産の危機にさらされ、「万策尽きた」と転職まで考えたという、青地社長。
その時ある経営者に相談。煮詰まっていたはずが、「これはやった?これは?これは?」
やってない。。。ここからの挑戦!そのお話は番組で!
神奈川県央地域コミュニティFM局 FMカオンにて、2026年3月5日㈪12時に放送されました。
音声で聞くアーカイブは現在準備中です。アップされましたらこちらでお知らせいたします。
1.プロローグ
堤:かながわPOWER! 社長とランチタイム♪ この番組は神奈川県中小企業家同友会、「想いを受け止め、想いを創る」栄港建設の提供でお送りします。12時を過ぎましたが、ラジオをお聞きのあなたの今日のランチは何ですか? 美味しいご飯と社長のトークでランチタイムを楽しんでくださいね。かながわPOWER! 社長とランチタイム♪は神奈川県中小企業家同友会会員の社長に仕事のこと、プライベートのことを本音で語ってもらう番組です。ナビゲーターは私、堤由里恵です。最後までお付き合いください。早速、ゲストの方をご紹介しましょう。株式会社 新川崎雲山堂、代表取締役 青地直樹さんです。ようこそいらっしゃいました。
青地:よろしくお願いいたします。
堤:よろしくお願いいたします。新川崎って付いてるから川崎でいいんですよね?
青地:川崎ですね。新川崎駅が最寄りなので、新川崎。
堤:そうなんですか。じゃあ駅が違ってたら違う名前が付いてる、もしかして。
青地:いや、どうでしょうね。
2.青地さんの会社は何屋さん
堤:そんなことはないですかね。雲山堂と名前が付いてますけれども、聞いてるあなた、青地さんの会社は何屋さんだと思いますでしょうか? ということでね。ちょっといろいろされてるんですけれども、教えていただいていいですか?
青地:うちは一般の方にお仏壇とかお位牌を販売、また修理を受けています。また近所の方はお線香とかろうそくとか小物も買いに来たりもしてますし。神棚とかそっちの小物も売ってます。それ以外だとお寺の品物ですね。お寺に入ってる、上からぶら下がってる仏具とか欄間彫とか、下に置いてある仏具類もそうですし。手を合わせる対象になってる仏像自体も納めてるし。あとは壁紙、金箔の壁紙だったりするお寺さんがあるので、ああいうのも受けたりとか。だから大体目に入ってくるものはほとんど受けれるっていう。
堤:そうなんですね。そんなに幅広かったんですね。
青地:そうですね。
3.お客様に向けての「うちならではの」というと。
堤:いろいろと、今のお話を聞いただけでもどこから聞こうかなとちょっと思ったんですけど。まずはじゃあ一般のお客様に向けての「うちならではの」というと。でも仏壇ってまず買うきっかけがどういうときになるんですかね?
青地:昔うちが多かったのは、お寺さんからの紹介が多かった時期は、亡くなったときの四十九日までにお位牌を揃えると。そのお位牌をただ揃えただけだと机の上に置いておくわけにもいかないので、お位牌を祀る場所としての仏壇として四十九日までに全部揃えたいという、この需要が多かったんですね。今はウェブ集客から来るお客様だとちょっとそういう方よりも、家をいじるとき。
堤:家を?
青地:引っ越すとかリフォームするとか、あとは新築、建て替えるとか。そういうようなお客様の方が増えてきてますね。別に誰かが亡くなったとかじゃなくて。そういう家をいじるタイミングで仏壇を綺麗にしたい、仏様のおうちも綺麗にしたいという。その綺麗にするが修理なのかセミオーダーなのかリメイクなのか、まったく新しい新調したものを届けるのか。場合によってはフルオーダーメイドで作る場合もありますし。
堤:そうなんですか。じゃあ青地さんの会社はできてるものを売る、ではなくてということですね。
青地:そうですね。もちろんできてるものも売ってるんですけど、そこにプラスαうち独自として。フルオーダーメイドを最初はやり始めてたところに「そこまで予算が出ないぞ」という方も多かったので、じゃあ既製品を少しお客様仕様にカスタマイズしてあげるというやり方ならそれほど金額が跳ね上がらなくて手が届く金額で、でもオリジナルになって、祀りたい仏様がきちんと祀れるとか。あとお位牌がたくさんあるおうちとかの場合は、ひな壇の数が足りないんですよ、普通の既製品だと。
堤:あ、そうですよね。
青地:じゃあ奥行きを増やしてひな壇をもう一段作ってあげることで、祀りたいものを全部祀れるというオリジナルの仏壇を作ってあげる。でも既製品を元に作ってるので、オリジナルで全部作るよりは手が届くんですよね。
堤:なるほど。あるものに足したりすることができるということですか?
青地:足したり引いたり。「扉はいらない」「じゃあ扉はなしで作りましょう」とか。まあできるところ、できないところはあるんですけど、できる範囲で好みのものに寄せていくという感じですね。
堤:いや、私はもう売られている仏壇を「どれにしようかな」って買うだけかと思ってましたけど。いろんなことができるんですね。
青地:そうですね。あとは「昔から使ってた、自分の両親たちが手を合わせた仏壇があるんだけれども、大き過ぎちゃうしデザインも自分のとこのリビングに合わないから。でもこれ全部なくしちゃうのは忍びないな」っていう人から言われて始めたのがリメイクというやり方で。これも全部作り直すのはやっぱり大変なので、先ほど言ったセミオーダーの発想で、このパーツ、例えば家紋とか、例えばここの彫りの部分だったらとか、そういうのをパーツで取り出して。「ここ綺麗な板があるからこの板を使いましょう」とか。そのパーツだけを取り出して、それを新しい仏壇の中に組み入れて。プラスさっき言ったセミオーダーで棚の高さとかも全部調節してあげて、その仏様専用のもので、しかも昔の思い出も残ってるというリメイク。これも結局、お客様の「そういうのができないかな」というところから始まったサービスなんですけど。
堤:そうだったんですか。でもそういうのは嬉しいですね。代々受け継いでる感じがしますね。
青地:そうですね。すごく喜んでくれて、嬉しいですね、こちらも。
4.仏壇らしくない仏壇を置きたいとか
堤:今だって大きな仏壇、なかなか買えないというか、買っても置く場所がないっていう。そういうのって多くないですか?
青地:そうですね。特にこの地域、東京・神奈川は特にマンションの方とかはそういうことが多いですね。置けない、スペースがそこまでない。戸建て住宅で大きなものをそのまま置く方もいらっしゃるんですけどね。
堤:最近、仏壇らしくない仏壇を置きたいとか。そういうニーズって結構あるんじゃないですか?
青地:そうですね。モダンな仏壇は結構今は主流ですね、この地域は。そもそも和室のないマンションも多いじゃないですか。
堤:たしかに。
青地:和室がないのに和風の仏壇ってどこの部屋に合うのっていう話になっちゃうので。なのでフローリングの洋室に置く仏壇となるとモダンな感じのものになってきて。かといって家具よりももうちょっと厳かな雰囲気が欲しいというところで、やっぱり家具屋さんじゃなくて仏壇屋さんだとその辺はわきまえていてきちんと仏壇っぽさがあるので、モダンの中にも。
堤:それは大事かも。
青地:ただ段があるだけじゃないんですよね。
堤:本当ですね。箱があって、みたいな。
青地:昔からある、建具屋さんが作った造り付けの仏壇なんてのがあるんですけど。結局、建具屋さんって家具屋さんと一緒で段は作れるんですけど、「ここに仏様があって」とか「ここにお位牌がいて」とか、中に祀るものを想像できないのでただ段があるだけなんですよね。「ここ奥行き、こんな必要ないじゃん」とか。あと仏壇だとよくあるのが、真ん中だけちょっと奥行きがある。これは仏像が乗ることを想定してたりとか。乗るものを想定した奥行きできちんと高さの感じも含めて。位牌の下に供物台があるから、その供物台に林檎を乗っけたときにどう見えるかとかね。並べるものを想像して仏壇屋はつくるので。ものを並べたときに全然違うんです。
5.宗派によっても違ってきますか?
堤:違うんですね。それ、宗派によっても違ってきますか?
青地:宗派によっては、浄土真宗だけちょっといろいろこだわりの強い宗派なので。西はこうで、東はこうで、というのがあって。でもそれも並べるもので「らしさ」を出すくらいで、それほどこだわらないという人もなかにはいらっしゃいます。こだわりたければ柱の色1つから違うので。黒と金とか。ここはこうじゃないといけない、というのがきちんと正式ということだとあるんですけど。そういう昔ながらのじゃなくて、さっき言ったモダンな方でいく場合はそこは一旦省いていって。その中に飾る仏具類もよりモダンな中に合う形で。でもやっぱり例えば亀の上に鶴が乗ってる形というのが正式だとすれば、それをもうちょっとデフォルメしてつるんとした感じでちょっとモダンな雰囲気になってるものにするとか。本当に羽まで彫ってあるきちんとした鶴さんとかだとやりすぎなので、モダンな中に。だからつるんとした感じで作っているとデザインとして格好良かったりするんですよ。
6.お客様に対して例えばどういう風にアドバイスされていくんですか
堤:なかなかそこまでの知識がないと思うので、お客様に対して例えばどういう風にアドバイスされていくんですか。実際にお宅に行ったりすることもあるんですか?
青地:そっちがうちは得意ですね。もともと私は建築を出てるので、家を見ながら家に合わせて、部屋に合わせて、あとは家具も含めて。あと家に行くと、最初に僕が1番見るのがアイレベルなんです。この部屋のアイレベルはどこかな。椅子に座ってる目線なのかソファに座る目線なのか、座布団に座る目線なのか。この部屋のアイレベルがここだとすれば、それよりもちょっと見上げる位置に仏様が来てほしいから、こういう高さでやるといいですよ、という話をしてあげる。これも現場に行かないと分からないので。
堤:分からないですよね。本当ですね。
青地:あとは家具がいろいろあるじゃないですか。その家具の上に置く仏壇なので。家具の色を現場に行くと見れるので。写真だと色写りが違ってたりするので。本物を見ないとその色って分かりづらいんですよね。それはカタログでの仏壇もそうで。お客様が自分の知ってるこの色と、カタログに載ってるこの色で合うと思って買ったら「あれ、ちょっと違うな」とかあるじゃないですか。でも一応私は現物を全部見てるので、各展示会も含めて、工場に行ったりも含めて。このメーカーのナチュラル色はこんな色。例えば北海道の職人はこんな色だし、静岡の職人はこんな色。同じナチュラル色といっても違う色で作ってくるので。それの現物を見ていると、「このチェストの上だったらこれは北海道のナチュラル色が1番ピッタリいくな」とか。
堤:そうなんですね。
青地:それもやっぱり現場行かないと分からない。
堤:そうですよね。いや、めちゃめちゃ青地さん、楽しそうよ(笑)。いろいろ浮かんでくるんでしょうね、きっと。
青地:そうですね。
堤:そうですよね。「こうした方がいいよ。この方がいいと思いますよ」って。
青地:だから1番嬉しいのが、納めたときに「この場所のためにあるような仏壇だな」みたいなことを言われると「そうでしょう」って、やったーって思う。
堤:そりゃ思いますよね。でもそれだけこだわって選んで選んでの仏壇だと、ずっと大切にできそう。
青地:そうですね。国産メインでやってるので、修理ができるんですよね。作ってる方がいるので。もちろん何十年後か、その職人はもしかしたら亡くなってるかもしれないんですけど、でも国産の別の職人もいるので必ず修理はできるので。外国産と違うのは、やっぱり修理の対応ができるという。昔の仏壇は特にそうだったんですけどね。修理を念頭に置いて作ってあると。
7.修理ってどこを修理するんですか?
堤:そうなんですか。修理ってどこを修理するんですか?
青地:もう全体的に塗り替える。
堤:塗り替える。
青地:あとは木地も結構おかしくなってたりするので、本当にダメな部分とか、水が染みちゃってブヨブヨになっちゃったりとか、木だと木製品なので。そしたらその部分は木地を取り替えるんですけど。そのときにやっぱり修理ができるかどうか。
堤:それは大きいですね。買ったはいいけど、買って終わっちゃったみたいな。
青地:そういうのが海外製は多いですね。修理じゃなくて、もう新しいのって。車とかでも何でも大体外国製ってそういうの多いじゃないですか。修理じゃなくて新しいのを買うっていうね。
8.お位牌も漆塗り
堤:仏壇はそのままずっと受け継ぎたいですよね。そうなんだ。あとお位牌も漆塗り。
青地:そうですね。漆塗り。みんな漆塗りだと思うと、そうでもなくて。よくカタログとか見てもらうと、黒塗りって書いてあったりするんですよね。それは黒が塗ってあるんであって、漆が塗ってあるとは書いてないんですよ。
堤:たしかに。
青地:そうするとカシューだったりウレタンだったりとか、あとはセルロースラッカーだったりとか、違うものが塗ってあっても黒くなってれば一応間違いじゃないじゃないですか。
堤:たしかにね。でも全然違うんでしょう?
青地:違いますね、やっぱりね。塗料の中で1番歴史が深いのが漆なんですよね。これほど歴史の長い塗料はないので。あとは漆の特徴としては、途中から良さが出てくるという。だんだん落ちていくんですよ、ほとんどの塗料が。白化していったり。これが漆は、数年経つとより良くなるんですよ。ぐーっと一時良くなって、それからピークを迎えてそこからこう落ちていくんですけど。その色の変化だと上がったり下がったりがあるというのもまた漆の面白いところで。
堤:思ったこともない。
青地:お位牌ではないんですけど、お寺仏具とかで朱色の仏具を納めると覿面で。納めたときは若干くすんでるのが、数年経つと赤々として。
堤:綺麗ですね。
青地:すごく綺麗な赤になるんですよね。そういうのが漆ならではで。他の塗料はそういう変化がないので、逆に色が曇ってきたりとかするんですけど。
9.仏壇を処分するときって困りますよね
堤:そうやって買うときもあれば、今度は処分したいってときもあるじゃないですか。仏壇を処分するときって困りますよね。
青地:そうですね。だからうちはもともと仏壇の買い替えのときに古い仏壇を処分で引き取るというのはやってたんですけど、これだけを事業としてはやってなかったんですね。でも近所の方も含めて「ちょっと買い替えないんだけど処分だけ」という話もあったので、そういうのも1つのビジネスにしてもいいのかもしれないと。そういうことをしたいという人がいるのであれば。やり始めたら、やっぱり丁寧に扱うのをすごく喜んでくれて。ただの処分屋さんとか産廃業者とかに頼むと、そのままむき出しでトラックに積んだりとか。あとお位牌とか仏像とかもそのまま段ボール箱にボンボンボンと入れたりとか、やっぱりそういうのが多いんです。でもうちは仏壇は仏壇だと思って扱うのできちんと包むし、お位牌も1個1個白い紙に、薄葉紙という柔らかい白い紙があるんですけど、それで1個1個丁寧に包んでるので。投げ入れるんじゃなくて、そっと置いて箱に入れてあげて。その立ち振る舞いが、もともと仏壇を扱う商売だから仏様を扱う立ち振る舞いをできるというのが、僕にとっては当たり前の僕らのやってることがお客様にとってはそれがすごくありがたいと。
堤:そうですよね。仏壇はやっぱりちょっと特別ですよね。
青地:そうですよね。やっぱり手を合わせたものなのでね。
堤:そうそう、そうそう。もちろん処分するときは魂を抜く。
青地:はい、魂を抜きます。
堤:なんだけど、それでもね。
青地:それもちゃんとお寺の判子が押してある、供養しましたよというお葉書が届くようにうちはしてるんですけど。きちんとお寺の判子が押されているというのが、他社では意外とそうでもなかったりするので。やっぱりお客様としては会社の判子じゃなくて、お寺の判子を押してあった方が嬉しいんですよ。
堤:そりゃそうですよね。ちょっとね、そうですね。嬉しいなと思いますね。そういう本当にきめ細やかな対応をされてるんですね。
青地:そうですね。
10.会社が危機のときもあったと聞きましたけど
堤:でもそれでも危機のときもあったと聞きましたけど、会社が。
青地:そうですね。それはまだうちがウェブ集客も全然手をつける前の、まだ同友会に入って何年目くらいだったかな、3、4年目くらいのころにものすごく売り上げが。ウェブ集客もできてないのに、お寺からの紹介も来なくて、本当に仏壇が全然売れなくて。やめちゃおうかなって。
堤:そうなんですか。ホームページは作ったけど。
青地:まだホームページもつくる前なんです。
堤:前ですか。
青地:で、経営指針をつくってたので、そのときの世話になったOBの方の中で川崎支部の重鎮の木村さんという方がいて。その方のところに相談したら「ちょっと来い」と言ってくれて「電話じゃなくて直接会って話そう」と言ってくれて。自分としては万策尽きたよとか思ってたんですけど、木村さんがいろいろ木村さんなりの。それをそのまま採用するという話ではなくて、でも「あんなことやったり、こんなことやったり、俺だったらするけどな」ってたくさん話してくれて。1つもやってないなと思って。
堤:やってなかったんですか。
青地:そう。勝手に万策尽きた気になってるだけで、やってないな俺、と思って。あとは潰れかけてるというのはお金がないからなので、お金をちゃんとまずは借りなさいと。ついては「例えば制度融資とかあるの知ってる? こういうときに適用できる、有利に借りられる制度とかもあるんだよ」とか。金融機関とかの、僕は普通にかわしんさんとは付き合ってましたけど、日本政策金融公庫とか存在すら知らなかったんですけど。だからまずは産業振興財団に行って制度を使えるという認定をもらって、それを持って日本政策金融公庫に行きなさいって、全部。
堤:教えてもらったんですか。
青地:それでお金を借りて、ちょっと一息ついて。冷静にいろいろ、木村さんから言われたいろいろなものを含めて、いろんなことをやってみようと。
11.まずは何をされたんですか?
堤:まずは何をされたんですか?
青地:最初は同友会の会員でいらっしゃる方も含めて、あとは他の会のつながりも含めて葬儀屋さんに営業に行ったりとか。あとは建築屋さんのところに営業に行って、家を新築するときに仏様を綺麗にしたいというニーズがあると思うんだけれども、そういうときに紹介してもらえないかという営業をしたりとか。でもこれは全然、結局は何の成果も出なかったんですけども。そんなこともした中の1つで、ウェブ集客をしっかりやりたいなと。
堤:今、かなりYouTubeとかにも動画がアップされてますよね。
青地:そうですね。あれは途中から始めたんですけど。最初はただホームページをつくって集客しようと思ってたので、そういうのを立ち上げたんですけど2年くらいは鳴かず飛ばずで。で、広告を出す方向性で、でも地域ビジネスに特化した形のことが得意な人がいるという話を聞いたので、ちょっとそれぜひ紹介してよと言って、連絡先を聞いて電話して。その人がやってる勉強会に参加して、その人にうちの広告集客をやってみたいんだと言ってやり始めたんですけど。これは親父が「広告代を出さない」と言って。
堤:ダメって?
青地:それは「え、出してよ。もうこれで勝負しようよ」って言ってたんですけど出してくれなくて。
堤:どうして、どうして。
青地:だから結局、親父としては分からない世界。広告というとチラシ広告のイメージがあって、過去に何度もやったけど大したことなかった。だから広告なんか大したことないと思ってる親父にとっては出したくないって。当時はまだ僕は代表じゃなかったので親父がうんと言わないと会社の経費が使えないので、しょうがないから僕が自分で立て替えてウェブ集客を始めてみたら、アクセスはあるのに電話が鳴らない。ってことは、うちはもう全然相手に刺さらない内容のページなんじゃん、というところで。2つ参加しているそれぞれのウェブ関係の勉強会できちんとやらなきゃということで中身をどんどん、どんどん変えて。早く反応があるようにしないと僕が自己破産しちゃうので。
堤:本当ですよね。
青地:どんどん自分の貯金が目減りしていくだけなので。
堤:そうね、毎月毎月かかっていくから。
青地:だから早く成果を出さなきゃ、というのも自分に火がついた1つ。
堤:そうなんですか。どこで爆発じゃないけど、お客様から一気に来るようになったんですかね?
青地:一気には。だんだん、だんだんですよ。徐々に、徐々に。ランディングページっていうんですけど、その内容の検索に特化したページというのを1つずつ1つずつ増やしていって。仏壇を探してる人はこのページに来るように、供養処分したい人はこのページに来るようにとか。お位牌はここ、修理はここって、ニーズに合わせた専用ページをどんどん作っていくことで。最近は浄土真宗の方専用のページとか、そういう宗派別のページも今後は増やしていこうかなと思ってるんですけど。そういう風にニーズをものすごくニッチにしていって、その検索だったらうちがポンと出るという。
堤:じゃあ絶好調、今。
青地:いやいやいや、まだまだ。そんなことないです。
堤:でも、そういうことだったんですね。たたまなくて良かったですね。
青地:そうなんですよね。それはもう同友会に救われた感じですね。もうメンターの方々に感謝しかないですね。今、話に出た方以外にもいろいろ相談にのってもらっているので、その後も含めて。
12.同業者の方に
堤:今、同業者の方にノウハウみたいなものも伝えていらっしゃるんですか?
青地:それはまだ始めたばかりではあるんですけど、去年12月にその事業も立ち上げて。まだ数か月しか経ってないので、モニターも1社くらいですけどね。うちの地域と被らない仏壇店であれば、うちの集客ノウハウを入れるという形で。要はウェブ上のフランチャイズ店を出しませんかという感じなんです、簡単にイメージすると。フランチャイズ店って店舗の基本的な動線から何から仕組みは全部一緒じゃないですか。地域さえ被らなければお客の取り合いにはならないので。
堤:考えましたね。でもそうやって同業の方が元気になっていくと、それはそれで業界全体としてはいいですよね。
青地:そうですね。うちの業界は本当に今、しょぼんとしてる方が多いので。そこでもしちょっとでも、そういう人が増えてくれると。
13.最後、やっぱり趣味くらい聞いとこうか(笑)
堤:本当そうですよね。青地さん、仏壇の話になると止まらないんだけども。最後、やっぱり趣味くらい聞いとこうか(笑)。趣味、何ですかね?
青地:趣味はもうスノーボードが大好きです。
堤:スノーボードですか。
青地:はい。
堤:そうですか。もう長いの? 始めて。
青地:そうですね、大学時代からなので。
堤:毎年行かれるんですか?
青地:毎年、何度も行ってますね。
堤:今年も?
青地:今年ももう1月2回、2月にもう1回行くかな。1回に大体1泊か2泊するので。
堤:3月も行くんですか?
青地:3月も行きますね。
堤:これも同友会の人と?
青地:同友会の人たちの集まりがあって。3月のちょうど10日後ですね。
堤:もうすぐですね。
青地:すぐですね、はい。
堤:1番上手いんですかね、そうすると。
青地:いや、全然そうでもなかったのがびっくりしちゃうんですよね。
堤:そうなんですか。上には上がいたんですか?
青地:皆さん、やっぱり腕に覚えがあるから。今この年になっても続けてるのは、やっぱり自分の腕に自信があるから。皆さん上手くて。自分より年上なのに自分よりガンガン飛んだり跳ねたり、回ったりとかされると、適わないなと。
堤:そうなんですか。でも最初は俺が1番だろうと思ったんじゃないですか?
青地:そう思って参加したんですけど。参加したときは俺が1番だろうと思って行きました。全然そんなことは。
堤:なかったんですね。じゃあ10日後、楽しみでもありますけど。
青地:そうですね。またそういう場で夜、飲みながらとか部屋でとか、結局皆さん経営者だから経営談議になって。そこで言ってくれたことがヒントになるので、飲みながらちょっと携帯電話にメモしたりして。今言ったのちょっとメモっとこう、と。
堤:そうなのね。ちゃんと仕事もするんですか(笑)。でもそういう時間が1番楽しいし、嬉しいし。
青地:そうですね。
堤:学びの時間でもある。
青地:最初のころは本当に学びの方が多かった時間。最近ちょっと飲みがメインになりつつあるんですけど。
堤:まあね、好きだからね、みんな飲みがね。
青地:そうですね。
堤:ちょっと飲みの話はまた今度ということで。じゃあ10日後、楽しんでいらしてください。
青地:はい。
堤:ということで本日のゲストは、株式会社 新川崎雲山堂、代表取締役 青地直樹さんでした。ありがとうございました。
青地:どうもありがとうございました。
堤:再放送があります。3月9日、月曜日の12時からです。この番組は神奈川県中小企業家同友会、「想いを受け止め、想いを創る」栄港建設の提供でお送りしました。午後も頑張っていきましょう。お相手は堤由里恵でした。




