法事と法要の違いって何ですか? 川崎の仏壇店

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法事と法要の違いって何ですか? 川崎の仏壇店

Q 法事と法要の違いって何ですか?

A ほとんど同じ意味に使われている場合もありますが、

法要は、故人を偲び冥福を祈るために、

お坊さんにお願いして行う 「追善供養」のことをいいます。

そして法事は、上記の法要に加えて

後席の会食までを含めた意味です。

 

 

Q 「追善供養」って何? どう読むの?

A 追善供養は、追善と供養を合わせた言葉です。

追善は「ついぜん」と読みます。

追福修善(ついふくしゅぜん)・

追福作善(ついふくさぜん)の略です。

これは、祖先や故人の菩提を弔うために、

現世に残された者たちが、読経(どきょう)や

塔婆(とうば)などの宗旨に沿った善い行(ぎょう)を行い、

その功徳(くどく)を、 亡くなられた方にたむけお供えし、

死者の冥福を祈ることをいいます。

 

供養は「くよう」と読みます。

サンスクリットのプージャー

またはプージャナーpūjanāの訳です。

仏,菩薩,諸天(神)などに、

香華(こうげ),灯明,飲食(おんじき)などの

供物(くもつ)を献ずるという意味です。

そして、pūjanāはもともと「尊敬」の意味があります。

したがって、相手に対する尊敬の念から

香華などを捧げるのが供養なのです。

そして、この2つの言葉を合わせた「追善供養」は、

死者の霊に供え物などをして,

その冥福を祈って仏事を営むこと、

という意味です。

また、追善供養そのものは、

仏教的な思想に加えて、

儒教文化の影響も強く受けています。

 

 

Q えっ、儒教文化!?

A 49日法要まではインド仏教に基づくものですが、

百か日・一周忌・三回忌は儒教の影響によるものとされています。

百か日は儒教では、卒哭忌(そつこうき)と言い、

意味は、哭す(泣き叫ぶ)ことを卒(お)えることで、

三月経て葬る日の祭りのことです。

一周忌は儒教では、小祥忌(しょうしょうき)と言い、

祥とは服喪中の祭祀のことで、

小祥とは満一年の日に行う祭りのことです。

同様に、三回忌は大祥忌(だいしょうき)と言い、

小祥忌より一年目の日に行う祭りのことです。

儒教では大祥忌をもって仏事は終わるとされています。

ですので、七回忌以降の仏事は日本独特の行事なのですが、

年数の根拠については、

七回忌は、十二支の半分を終わって始めの年に当たる。

十三回忌は、十二支が終わって始めの年に当たる。

という説があります。

これはあくまでも一説で、諸説あるようです。

さらに、追善供養の思想は、

日本人の霊魂感にも深く根付いております。

 

 

Q 日本人の霊魂感って?

A 日本人の霊魂感を良く表しているのが、

太宰府天満宮を始め 全国約12,000社で

「学問・至誠(しせい)・厄除けの神様」として、

ご崇敬を集めている、天神さま(菅原道真公)です。

平安時代に、無実ながら政略により都から九州へ左遷され、

その地で 憤死した菅原道真の霊が祟る(たたる)ものとして考えられ、

菅原道真の霊は 御霊として手厚く祀られ、

後には学問の神様「天神さま」として

崇め(あがめ)られるようになりました。

 

故人の霊は亡くなった直後は「新魂(あらみたま)」

即ち「荒魂」荒ぶる魂 であり、

手厚くもてなさなければ人に災いをもたらす。

手厚くもてなすことにより荒魂は浄化され、

子孫に幸福をもたらす 先祖の霊となる。

また、死後は遺体を含めて穢れが強く、

その穢れは 浄化されなくてはならない。

このような霊魂感は、神道的な発想なのですが、

そこに仏教の影響が 加わり、

経典を読むことや、諸仏諸尊の力を得ることで、

故人の罪を 滅することができるようになる

と考えられるようになりました。

 

以上の事柄は、諸説ありますが、

私なりの説明をさせて頂きました。

ありがとうございます。