なぜ仏壇にローソクを供えるの? 川崎の仏壇店

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なぜ仏壇にローソクを供えるの? 川崎の仏壇店

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ローソクは西洋ではキャンドルと言います。

葬儀の法要にロウソクが欠かせないのはもちろん、

結婚披露宴でも、キャンドル・サービスというのがありますし、

誕生日のお祝いでも、ケーキにローソクを立てます。

このように、お祝いからお悔みまでさまざまな場面で、

私達はローソク(キャンドル)に出逢います。

 

神仏に供えるローソクを「灯明」といいます。

仏教では、光は、ほとけ様の智慧や慈悲の象徴です。

逆に、全ての迷いや煩悩の根源のことを「無明」といいます。

「無明」とは、明るく無いこと、

これは真理に暗いことの意味で、

つまり、「悟り」の対極にあって、

人々の苦しみの 根本原因のこと、

それが「無明」です。

そして、この無明を滅することが出来るものが

智慧の光ということです。

暗黒の闇が、「灯明」の光によって解消されるように、

ほとけ様の知恵が、人々の無明を照らし救済する。

そのような意味から、

ほとけ様に「灯明(ローソク)」を供えます。

 

そして仏教以外にも、

神道・儒教・ヒンズー教・ ユダヤ教・

キリスト教・イスラム教など

さまざまな宗教の儀式において、

ローソクは重要な役割を果たします。

このように、世界中のほとんどの宗教において、

ローソクの明りの下で敬虔な祈りを捧げます。

 

ローソクの炎の、

あの何とも言えない揺らめきが

私達の心に、不思議な心地よさを

もたらすということは

万国共通のようですね。