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日常の業務で生まれた「ちょっとした発見や話題」を綴ります。
新川崎雲山堂 三代目当主 青地直樹のブログです。

【浄土真宗の方向け】実家の片付けで考え始めた「お仏壇」どうする?後悔しないための3つの選択肢

【浄土真宗の方向け】実家の片付けで考え始めた「お仏壇」どうする?後悔しないための3つの選択肢

「親の終活を考え始めた」「実家を片付けることになった」…そんな時、ふと目の前にある立派な「お仏壇」を前に、どうしたらよいのだろうと立ち止まってしまった経験はありませんか?

特に30代、40代の方々にとって、実家のお仏壇はご自身の生活とは少し距離のある存在かもしれません。マンション住まいで置く場所がない、信仰心が篤いわけではない、そもそも誰に相談すればいいのか分からない。そんな漠然とした不安を感じるのは、あなただけではありません。

この記事では、浄土真宗の方々が「実家のお仏壇」という課題に直面した際に、後悔しないための具体的な3つの選択肢を、それぞれのメリット・デメリットと共に詳しく解説していきます。

この記事を最後までお読みいただくことで、あなたとご家族にとって、心から納得できる「お仏壇との向き合い方」がきっと見つかるはずです。

【この記事で分かることの要約】

  • 選択肢1:今あるお仏壇を本格的に修繕し、受け継ぐ
    • ご先祖様の想いを繋ぎ、新品同様、あるいはそれ以上に蘇らせる「総塗り替え修繕」という方法について解説します。
  • 選択肢2:自分の暮らしに合わせて新しくお迎えする
    • マンションのリビングにも調和するモダンな浄土真宗のお仏壇選びと、古いお仏壇の丁寧な供養の方法について解説します。
  • 選択肢3:「お仏壇の供養処分」を行い、別の供養の形を考える
    • 継承が難しい場合の選択肢として、お仏壇を丁寧に整理し、手元供養など新しい供養の形を見つける方法について解説します。

それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう。

第1章:なぜ今、「実家のお仏壇」が課題になるのか?

かつては、家の中心である仏間に鎮座し、家族の暮らしを見守ってきたお仏壇。しかし、時代と共に私たちの生活様式は大きく変化し、お仏壇を取り巻く環境も変わってきました。なぜ今、多くの人が実家のお仏壇について悩むのでしょうか。

Q. 実家のお仏壇、どうして悩みの種になりがちなの?

A. 主に「住環境の変化」「家族構成の変化」「ライフスタイルの多様化」という3つの社会的背景が関係しています。

  • 住環境の変化
    • 一戸建てからマンションへ住み替える方が増え、床の間や和室といった伝統的なお仏壇の置き場所がなくなりました。リビングに置くにも、伝統的な金仏壇ではデザインやサイズが合わないと感じる方が多くなっています。
  • 家族構成の変化
    • 核家族化が進み、親世代と子世代が別々に暮らすのが当たり前になりました。そのため、親が亡くなった後、誰も住まなくなった実家のお仏壇の管理が、遠方に住む子供の負担となるケースが増えています。
  • ライフスタイルの多様化
    • 宗教観や供養に対する考え方も多様化しています。「親は熱心だったけれど、自分は…」と感じる方も少なくなく、お仏壇を受け継ぐこと自体に戸惑いを覚える方もいらっしゃいます。

こうした背景から、「お仏壇をどうするか」という問題は、決して特別な家庭の悩みではなく、現代社会に生きる多くの人が直面する共通の課題となっているのです。大切なのは、この課題を一人で抱え込まず、ご自身の状況に合った解決策を見つけていくことです。

第2章:【選択肢1】今あるお仏壇を本格的に修繕し、受け継ぐ

一つ目の選択肢は、ご両親やご先祖様が大切に手を合わせてこられたお仏壇を、専門の職人の手によって修復し、これからも受け継いでいくという方法です。長年の汚れや傷みが見られても、日本の伝統技術の粋を集めた修繕によって、その輝きと尊厳を取り戻すことができます。

Q. お仏壇の「総塗り替え修繕」とは何ですか?

A. お仏壇の「総塗り替え修繕」とは、お仏壇を工房へ持ち帰り、完全に分解した後、木地の補修、漆の塗り直し、金箔の押し直し、金具の修復などを経て、再び組み立てる本格的な修復作業のことです。ご家庭での掃除とは全く異なり、各分野の専門職人が連携して、新品同様、場合によってはそれ以上の状態に蘇らせる伝統技術です。

【本格的な修繕(総塗り替え修繕)の工程】

  1. お預かり: まずはご自宅に伺い、お仏壇を丁寧に梱包いたします。取り外せる部分は全て外して個別に梱包して工房へお運びします。その際、お寺様とご相談の上、修繕前に「遷仏法要(せんぶつほうよう)」を執り行うかどうかをお決めいただきます。
  2. 完全分解と洗浄: お仏壇を数多くの部品(時には数百点)にまで丁寧に分解します。その後、長年の汚れや煤を、部品の素材を傷めないよう専門的な洗浄液で洗い落とします。
  3. 木地の補修: 専門の木地師が、歪みや割れ、欠けている部分などのさまざまな木地の不具合を元の状態に修復します。この工程が、後の仕上がりを大きく左右します。
  4. 塗り: 専門の塗り師が、下地、中塗り、上塗りと、何度もを塗料を塗り重ねていきます。これにより、深みのある美しい艶が生まれます。
  5. 金箔押し: 金箔師が、息を止めるほどの集中力で、一枚一枚丁寧に金箔を貼り付けていきます。お仏壇内部の荘厳な輝きが蘇る瞬間です。
  6. 錺(かざり)金具の修復: 取り外した金具は、錆を落とし、輝きを取り戻すための鍍金(めっき)などを施します。破損が激しい場合は、新しく作り直すこともあります。
  7. 蒔絵や彫刻の修復: 剥がれたり色褪せたりした蒔絵や、欠損した彫刻を、専門の職人が繊細な筆使いや彫刻で復元します。
  8. 組み立て・納品: 全ての部品の修復が完了したら、元の通りに正確に組み立て、ご指定の場所へ納品・設置します。
  9. ご安置完了: 修復を終えたお仏壇にご本尊や仏具をお飾りします。修復後も、お寺様とご相談の上で「入仏法要(にゅうぶつほうよう)」を執り行うかどうかをお決めください。

「修繕して受け継ぐ」ことのメリット・デメリット

この選択肢を選ぶ前に、良い点と注意すべき点を理解しておきましょう。

メリット

  • 家族の歴史と想いをつなぐことができる: ご先祖様から受け継がれてきた「祈りの中心」を次世代につなぐ、非常に意義深い選択です。お仏壇が綺麗になることで、ご家族の心も一新されます。
  • 新品にはない唯一無二の価値を持つ: 長年、家族の喜びや悲しみを見守ってきたお仏壇には、新品では決して得られない歴史の重みと風格があります。それは、ご家族にとってかけがえのない宝物となります。
  • 日本の伝統工芸の粋に触れられる: 塗り、金箔、彫刻、金具など、各分野の専門職人の技の結晶である修繕プロセスは、日本の素晴らしい伝統文化に直接触れる貴重な機会です。

デメリット

  • 現代の住まいには大きすぎることがある: 最も大きな課題です。立派な床置き型の金仏壇を、マンションのリビングに置くのは現実的ではないかもしれません。
  • 費用が高額になる場合が多い: 本格的な修繕は、多くの職人の手間と時間を要するため、新品のお仏壇を購入するよりも費用が高くなることがほとんどです。
  • 完成までに時間がかかる: お仏壇の大きさや状態にもよりますが、分解から組み立てまで数ヶ月単位の期間が必要です。

こんな方におすすめ

  • ご先祖様が大切にしてきたお仏壇への愛着が深く、その価値を未来に残したい方
  • 設置するスペース(和室など)が十分に確保できる方
  • 費用や時間よりも、家族の歴史や伝統をつなぐことを重視される方

今あるお仏壇を受け継ぐことは、単に物を残す以上の価値があります。もし少しでも「このお仏壇を大切にしたい」というお気持ちがあれば、一度専門の仏壇店に相談し、修繕の見積もりと工程の説明を受けてみることをお勧めします。
[お仏壇修繕に関するご相談は、新川崎雲山堂へ] 

第3章:【選択肢2】自分の暮らしに合わせて新しくお迎えする(買い替え)

二つ目の選択肢は、実家のお仏壇はきちんと供養して整理し、ご自身の今の暮らしに合った新しいお仏壇をお迎えする方法です。これは、ご先祖様を敬う気持ちを、新しい形で未来へつないでいくための前向きな選択肢と言えます。

Q. 浄土真宗ではどんな仏壇を選べばいいのですか?

A. 浄土真宗の正式なお仏壇は、阿弥陀如来の極楽浄土を表現した絢爛豪華な「金仏壇」です。しかし、近年の住宅事情に合わせて、リビングにも自然に置けるようなおしゃれでモダンなデザインのお仏壇を選ばれる方が増えています。 大切なのは、お仏壇の形そのものよりも、浄土真宗の教えに沿ったご本尊や仏具をきちんとお飾りし、手を合わせる空間を作ることです。

【モダン仏壇の種類】

  • 上置きタイプ: タンスやサイドボードの上に置けるコンパクトなタイプ。省スペースで設置できます。
  • 台付きタイプ: リビングの家具と調和するデザインのスリムな床置きタイプ。収納スペースも兼ね備えているものが多いです。

「新しくお迎えする」ことのメリット・デメリット

メリット

  • どんな住環境にも合わせられる: マンションのリビング、洋室など、どんなお部屋にも調和するデザイン・サイズ・色を自由に選べます。
  • 気持ちを新たにご供養を始められる: 「自分たちのお仏壇」として新たにお迎えすることで、より一層ご先祖様を身近に感じ、自然に手を合わせる習慣が生まれるかもしれません。
  • 最新の機能性を備えている: LED照明が内蔵されていたり、お手入れしやすい素材が使われていたりと、現代のライフスタイルに合った機能性を備えています。

デメリット

  • 購入費用がかかる: 新しいお仏壇と仏具一式を揃えるための費用が発生します。
  • 古いお仏壇の供養が必要: 実家のお仏壇は、そのまま処分するわけにはいきません。感謝の気持ちを込めて、丁寧に整理する必要があります。
  • 選択肢が多すぎて迷ってしまう: デザイン、素材、サイズなど、選択肢が非常に豊富なため、どれが自分たちに合っているのか判断が難しい場合があります。

古いお仏壇の整理から、新しいお仏壇の設置までの流れ

  1. 所属するお寺に相談する: まずは所属するお寺のご住職に、お仏壇を買い替えたい旨を相談します。
  2. 新しいお仏壇を選ぶ: 仏壇店で、ご自身の住まいやライフスタイルに合ったお仏壇を選びます。この時、浄土真宗の教えに詳しい仏壇店の専門スタッフに相談することが重要です。
  3. 古いお仏壇の整理の相談: 新しいお仏壇の納品日などに合わせ、古いお仏壇をどう整理するかを仏壇店と相談します。お寺様とのお考えにもよりますが、この際に「遷仏法要(魂抜き)」を執り行うかどうかも検討します。
  4. 古いお仏壇の引き取り・供養: 仏壇店に古いお仏壇を引き取ってもらい、お焚き上げ等の適切な方法で供養してもらいます。
  5. 新しいお仏壇の納品・設置: 新しいお仏壇をご指定の場所に納品・設置します。
  6. 新しいお仏壇での供養の開始: 新しいお仏壇にご本尊や仏具をお飾りします。こちらもお寺様とご相談の上、必要であれば「入仏法要(魂入れ)」を執り行っていただき、この日から新しいお仏壇での供養が始まります。

【お悩みではありませんか? 専門家が丁寧にお手伝いします】

「私たちのリビングには、どんなお仏壇が合うんだろう?」
「浄土真宗の仏具の飾り方がよくわからない…」

新しいお仏壇選びは、期待と共に多くの疑問も生まれるものです。私たち新川崎雲山堂では、お客様の暮らしやお気持ちにじっくりと耳を傾け、素材の色から仏具の組み合わせ、お部屋のどこにどの向きで置くのが良いかまで、浄土真宗の専門家として一つひとつ丁寧にアドバイスいたします。

インターネットだけでは分からない素材の質感や、実際のサイズ感をぜひ五感で感じてみてください。まずは、どうぞお気軽にご相談ください。

[新川崎雲山堂へのお問い合わせはこちら]


第4章:【選択肢3】「お仏壇の供養処分」を行い、別の供養の形を考える

三つ目の選択肢は、やむを得ない事情でお仏壇を受け継ぐことができない場合に、お仏壇を丁寧に整理する「お仏壇の供養処分」です。これは、ご先祖様への感謝の気持ちを込めて、一つの供養の形に区切りをつけ、新しい祈りの形へと移行するための大切なプロセスです。

Q. 「お仏壇の供養処分」をすると、ご先祖様に申し訳ない気がします…

A. そのお気持ちは、とても自然で尊いものです。しかし、「お仏壇の供養処分」は供養を止めることではありません。 管理できずにお仏壇が埃をかぶってしまう方が、むしろご先祖様にとって悲しいことかもしれません。大切なのは、これまでの感謝を伝え、自分たちの世代に合った形で供養を続けていくことです。必ずお寺様に相談し、心を込めて丁寧に進めれば、決して申し訳ないことではありません。

「お仏壇の供養処分」のメリット・デメリット

メリット

  • お仏壇の維持・管理の負担がなくなる: 将来にわたって「誰がお仏壇の面倒を見るのか」という不安から解放されます。
  • 継承者がいない場合の不安を解消できる: お子様がいない、あるいは遠方にいるなど、次世代への継承が難しい場合に、自分の代で責任をもって整理することができます。
  • 多様な供養の形を選べる: お仏壇という「形」にこだわらず、手元供養や永代供養など、ご自身のライフスタイルに合った供養の方法を選択できます。

デメリット

  • 親族の理解が得られない場合がある: 特に年配の親戚の方から、反対される可能性があります。必ず事前に相談し、丁寧な対話を重ねることが不可欠です。
  • 手を合わせる「心の拠り所」がなくなる寂しさ: いざお仏壇がなくなると、日常生活の中で手を合わせる対象がなくなり、寂しさや物足りなさを感じる方もいらっしゃいます。
  • 然るべき手順と費用がかかる: お寺様やご家族のお考えにもよりますが、感謝を込めて「遷仏法要(魂抜き)」を行い、専門業者に引き取ってもらい、お焚き上げなどの方法で供養処分するのが一般的です。その際には、お寺様へのお布施や、業者への費用がかかります。

「お仏壇の供養処分」後の、新しい供養の形

お仏壇を整理した後も、ご先祖様を敬う方法はたくさんあります。

  • 手元供養: ご遺骨の一部を、小さな骨壺やアクセサリーなどに納め、自宅で身近に供養する方法です。
  • 過去帳や法名軸のみを大切にする: 浄土真宗では位牌を用いず、「過去帳」や「法名軸」でご先祖様の記録を残します。これらを小さな仏壇や小さな台などに安置し、手を合わせる場所とするのも一つの方法です。
  • 永代供養: お寺や霊園が、家族に代わって永代にわたってご遺骨を管理・供養してくれる方法です。

どの方法を選ぶにしても、最も大切なのは必ず所属するお寺のご住職に相談することです。ご家庭の事情を正直にお話しし、浄土真宗の教えに基づいて、ご自身が心から納得できる方法を一緒に見つけていきましょう。

第5章:浄土真宗における「お仏壇」の本当の意味とは?

さて、ここまで3つの選択肢を見てきましたが、どの選択をするにしても、その根底にある「浄土真宗にとって、お仏壇とは何か?」という本質を理解しておくことは、後悔しない決断をする上で非常に重要です。

Q. 浄土真宗にとって、お仏壇とは何ですか?

A. 浄土真宗では、お仏壇のことを「お内仏(おないぶつ)」と呼びます。これは、単にご先祖様の位牌を置く場所ではなく、「家庭内における仏様のお堂」という意味です。つまり、お内仏の中心にはご本尊である「阿弥陀如来」様をお迎えし、私たちが阿弥陀様の教えに触れ、感謝の気持ちを伝えるための大切な「心のよりどころ」となる場所なのです。

ご先祖様は、私たちを阿弥陀様の教えへと導いてくださる、大切な存在です。お内仏に手を合わせることは、阿弥陀様への感謝と共に、ご先祖様への感謝を伝える場でもあるのです。

この本質を理解すると、お仏壇選びの視点も変わってきます。豪華さや大きさではなく、「阿弥陀様をお迎えするのにふさわしい、清浄な空間を自分の暮らしの中にどう作るか」という視点が大切になります。それが、マンションのリビングに合うモダンな小さなお仏壇であっても、その役割と価値は、伝統的な金仏壇と何ら変わるものではありません。

Q. 浄土真宗では位牌を置かないと聞きましたが、本当ですか?

A. はい、その通りです。浄土真宗では原則として位牌を用いません。なぜなら、浄土真宗では「亡くなった方は、阿弥陀様のお導きにより、すぐにお浄土で仏様として生まれ変わる(往生即成仏)」と考えるため、魂が位牌に宿るという考え方をしないからです。

その代わりに、亡くなった方の記録として「過去帳(かこちょう)」という帳面に法名や俗名、命日などを記したり、「法名軸(ほうみょうじく)」という掛軸にしてお内仏の中にお掛けしたりします。

しかし、「お位牌に向かって故人を偲びたい」というお気持ちも、非常に大切なものです。実際、浄土真宗の方でもお位牌を作られる方もいらっしゃいますし、お寺様によっては認めてくださる場合もあります。これも、どうするべきか迷われたら、まずは所属するお寺のご住職に相談してみるのが一番良いでしょう。

第6章:後悔しないために、まず何から始めるべきか?

実家のお仏壇をどうするか。それは、単なる「物の片付け」ではなく、ご家族の歴史と未来、そしてご自身の心のあり方を見つめ直す、大切な機会です。焦って結論を出す必要はありません。後悔しないために、以下のステップでじっくりと進めていきましょう。

【後悔しないための3つのステップ】

  1. 【ステップ1】家族・親族と話し合う
    • まず最初にすべきは、ご自身の考えや状況を、ご兄弟やご親戚など関係する方々と共有することです。お仏壇は個人だけの問題ではなく、家族・親族みんなに関わることです。「こうしたい」という結論を押し付けるのではなく、「どう思うか」「どうしていきたいか」を一緒に考える姿勢が大切です。
  2. 【ステップ2】所属するお寺に相談する
    • 浄土真宗のご門徒であれば、何よりもまず所属するお寺のご住職に相談しましょう。ご家庭の事情を親身に聞いてくださり、浄土真宗の教えに基づいた最も良い道を一緒に考えてくださる、一番の相談相手です。
  3. 【ステップ3】専門の仏壇店に相談する
    • 「修繕の費用は?」「どんなモダン仏壇があるの?」「供養処分の方法は?」といった具体的な事柄については、信頼できる仏壇店に相談するのが近道です。特に、浄土真宗の教えやしきたりに詳しい専門店を選ぶことが重要です。

信頼できる仏壇店の見分け方

どんな仏壇店に相談すればよいのでしょうか。以下のポイントを参考にしてください。

  • 話を親身に聞いてくれるか:こちらの事情や不安を丁寧にヒアリングし、寄り添ってくれるお店を選びましょう。
  • 浄土真宗の専門知識が豊富か:宗派による仏具の違いや飾り方など、専門的な質問にも的確に答えてくれるかを確認しましょう。
  • メリット・デメリットを正直に説明してくれるか:良いことばかりを言うのではなく、それぞれの選択肢のデメリットや注意点まできちんと説明してくれるお店は信頼できます。
  • 寺院仏具などの納入や修繕の実績があるか:寺院は、いわば仏事の専門家です。その寺院の本堂の仏具を納入し、また大切な仏具の修繕を依頼するということは、その業者の技術力と専門知識が非常に高いレベルにあることを示しています。
  • 購入後のアフターフォローがしっかりしているか: お仏壇とは、何十年、時には世代を超えて付き合っていくものです。購入後も気軽に相談できる、長いお付き合いができるお店を選びたいものです。

まとめ:あなたと家族の未来に繋がる選択を

実家の片付けをきっかけに始まった「お仏壇をどうするか」という悩み。それは、これまでのご先祖様への感謝と、これからのご自身の生き方を見つめる、尊い時間です。

今回ご紹介した3つの選択肢に、絶対的な正解はありません。

  • 【選択肢1】今あるお仏壇を本格的に修繕し、受け継ぐ
  • 【選択肢2】自分の暮らしに合わせて新しくお迎えする
  • 【選択肢3】「お仏壇の供養処分」を行い、別の供養の形を考える

どの選択がご自身とご家族にとって一番しっくりくるのか、心を込めて考え、対話し、決めていくプロセスそのものが、何よりの供養となるはずです。

そのプロセスの中で、もし専門的な知識や客観的なアドバイスが必要になった時は、どうぞ私たちを頼ってください。

新川崎雲山堂は、単にお仏壇を販売する店ではありません。私たちは、お客様一人ひとりの暮らしに寄り添い、ご先祖様と自然に共存できる、心安らぐ祈りの空間づくりをお手伝いすることを使命としています。

30年、50年、さらに次の世代へ。長いお付き合いになる大切なお仏壇だからこそ、少しでも気になる点やモヤモヤを残してほしくない。それが私たちの切なる願いです。

どんな些細なご質問、ご不安でも構いません。まずはお気軽にお気持ちをお聞かせください。
ご来店、お問い合わせを心よりお待ちしております。

[浄土真宗のお仏壇に関するご相談は、新川崎雲山堂へ] 


この記事の監修者

株式会社 新川崎雲山堂 体表取締役 青地 直樹

役職: 代表取締役 / 仏師三代目
経歴:
昭和24年創業の仏壇店「雲山堂」をルーツに持つ「新川崎雲山堂」の三代目。祖父、父の背中を見て育ち、幼い頃から仏壇・仏具に触れる。大学では建築学を専攻し、住宅デザインや動線計画を学ぶ。卒業後、家業を継ぎ、仏壇業一筋の道を歩む。経営者として悩んだ経験から「お客様の心に寄り添う」ことを経営理念の中心に据え、日々お客様と向き合っている。
保有資格:

  • 二級建築士
  • 仏事コーディネーター

お客様へのメッセージ:
「お仏壇は、特別なものではなく、日常生活の中に溶け込み、故人と共に暮らすための大切な場所です。私たちは、お客様が心から安らぎ、自然と手を合わせたくなるような、世界に一つだけの祈りの空間を創るお手伝いをさせていただきます。どんな些細なことでも、お気軽にご相談ください。

【初めての位牌作り完全ガイド】四十九日までに何をする?費用・選び方・宗派の疑問をプロが全解決

【初めての位牌作り完全ガイド】四十九日までに何をする?費用・選び方・宗派の疑問をプロが全解決

ご安心ください。この記事を最後までお読みいただければ、初めてお位牌を作る方が抱えるあらゆる疑問が解消され、四十九日法要までに何をすべきか、その具体的なステップから費用の相場、宗派による違いまで、すべてを明確に理解できます。

この記事は、創業から70年以上にわたり、川崎市・横浜市・東京都大田区の地で1万基以上のお位牌作りをお手伝いしてきた仏壇・仏具の専門店「新川崎雲山堂」が、これまでの経験と専門知識を基に、責任を持って監修しています。

故人を偲ぶ大切なお位牌作りで後悔しないために、まずはこちらで全体像を掴んでいきましょう。

この記事で解決できること(結論の要約)

  • Q. 位牌作りは何から始めればいい?
    • A. まずは「①宗派と戒名の確認」「②位牌の種類とデザインの決定」「③納期と予算の決定」「④専門店への相談・注文」という4つのステップで進めるのが基本です。この記事で詳しく解説します。
  • Q. 費用はいくらくらいかかる?
    • A. 一般的な価格相場は3万円~20万円程度です。価格は素材や技法によって異なり、ご予算に合わせた選び方のポイントもご紹介します。
  • Q. 宗派によって決まりごとはある?
    • A. 多くの宗派で形に厳格な決まりはありませんが、一部注意点があります。特に浄土真宗の場合など、宗派ごとの特徴についても分かりやすく解説します。
  • Q. 四十九日に間に合わない場合はどうすれば?
    • A. 焦る必要はありません。間に合わない場合の具体的な対処法を3つご紹介しますので、ご安心ください。

それでは、一つひとつ丁寧に見ていきましょう。


まずはコレだけ!後悔しない位牌作り4つの基本ステップ

お位牌作りは、決して難しいものではありません。やるべきことを順番に整理すれば、誰でもスムーズに進めることができます。以下の4つのステップに沿って準備を進めていきましょう。

【ステップ1】宗派と戒名(法名)を確認する

お位牌作りで最も重要となるのが、表面と裏面に彫刻する文字の情報です。これらがなければ、お位牌を作ることはできません。

● 準備するもの

  • 白木位牌(しらきいはい):ご葬儀の際に祭壇に置かれた、仮のお位牌です。ここには戒名(法名)、没年月日、俗名(生前のお名前)、享年(行年)など、必要な情報がすべて記載されてることがほとんどです。
    ※もし、上記の情報の中で白木位牌に記載されてないものがありましたら、予め分かるようにしてください。
    ※お家にご先祖のお位牌がある場合は、そちらの書式に従う場合がほとんどですので、その場合はご先祖の位牌も風呂敷などで包んでご持参ください。
  • お付き合いのあるお寺(菩提寺)の情報:ご自身の家の宗派が分からない場合や、文字入れに関して確認が必要な場合に備え、連絡先を控えておくと安心です。

Q. 戒名(かいみょう)とは何ですか?
A. 戒名とは、仏様の弟子になった証として授けられる名前のことです。浄土真宗では「法名(ほうみょう)」、日蓮宗では「法号(ほうごう)」と呼ばれることもあります。故人が仏様のいる世界(浄土)へ迷わず辿り着くための、大切な道しるべとなります。

通常、白木位牌に書かれている情報から必要なものを本位牌に書き写しますが、お寺によっては独自のルール(梵字の有無など)がある場合もあります。可能であれば、一度、菩提寺の僧侶に「どのような内容で本位牌を作ればよいか」を確認しておくと、最も確実で安心です。

Q. 菩提寺がない場合はどうすればいいですか?
A. 特定のお付き合いのあるお寺がない場合でも、お位牌を作ることは全く問題ありません。その際は、ご葬儀でお世話になった僧侶に確認するか、私たちのような仏事の専門家にご相談ください。近年では、戒名を授からず、生前のお名前(俗名)でお位牌を作る「俗名位牌」を選ばれる方も増えています。

【ステップ2】位牌の種類とデザインを決める

お位牌には、伝統的な形から故人らしさを表現できる華やかなものまで、様々な種類があります。お仏壇の有無や、お部屋の雰囲気に合わせて選びましょう。

位牌の主な種類

お位牌は、大きく分けると「塗り位牌」「唐木位牌」「蒔絵位牌」の3つに分類されます。

種類 特徴 こんな方におすすめ
塗り位牌 檜や朴などの木地に漆を塗り重ね、金箔や金粉で装飾を施した、最も伝統的で格式の高いお位牌。深い黒の艶と金の輝きが特徴。 ・格式を重んじたい方・伝統的なお仏壇をお持ちの方・親族からの理解を得やすいものを選びたい方
唐木位牌 黒檀(こくたん)や紫檀(したん)といった、硬く木目が美しい高級木材をそのまま活かして作られたお位牌。重厚感と耐久性に優れる。 ・木の温もりを感じたい方・重厚で落ち着いた雰囲気がお好きな方・家具調仏壇にも合わせやすい
蒔絵位牌 塗り位牌の表面に、漆で絵柄を描き、金粉や銀粉を蒔いて仕上げる伝統技法を用いたお位牌。故人が好きだった花などを描ける。 ・故人らしい、パーソナルなものを選びたい方・手を合わせるたびに心が和むような位牌が欲しい方・華やかさや優しさを表現したい方

新川崎雲山堂が“本物”の塗り位牌・蒔絵位牌をおすすめする理由

私たち新川崎雲山堂では、数あるお位牌の中でも、特に日本の職人が作る「会津塗り」の漆塗り位牌や蒔絵位牌をおすすめしています。 なぜなら、お位牌は故人の魂が宿る大切なものであり、お家で毎日手を合わせ、共に過ごす存在だからです。

一見すると同じように見える黒いお位牌でも、実は「素材」「技法」「仕上げ」に大きな違いがあります。

  • 素材(木材):安価な海外製の多くは、その時々で手に入る様々な木材を使うため材料を特定できません。 当店の会津塗り位牌は、位牌に適した上質な朴木(ほおのき)や姫子松(ひめこまつ)を厳選して使用しています。
  • 技法(漆塗り):安価なものは合成樹脂塗料(カシューなど)で仕上げていますが、当店の会津塗り位牌は、扱いが難しく時間もかかる“本漆”を使用しております。 これにより、深く優雅な艶と優れた耐久性が生まれます。
  • 仕上げ(金箔・金粉):金色風の塗料ではなく、純度98%以上の本物の「金箔」「金粉」で加飾しています。 本物の金は、時が経っても色褪せることなく、気品ある輝きを保ち続けます。

専門店を訪れた際は、ぜひ店員にこう尋ねてみてください。

『このお位牌の材料はなんですか?』

この質問に、戸惑うことなく木材の名前を答えてくれるお店こそが、日本の職人が作る本物のお位牌を扱う、信頼できるお店の証です。

【ステップ3】納期と予算を決める

デザインと同時に、納期と予算についても考えていきましょう。

納期について

お位牌は、注文してすぐに持ち帰れるものではありません。戒名などの文字を彫る、あるいは書く作業が必要になるためです。

  • 一般的な納期約2週間~3週間
  • 内訳:文字レイアウトの作成・確認 → 文字彫り・文字書き → 最終検品・お渡し

四十九日法要の日から逆算して、遅くとも法要の3週間前までには注文を済ませておくと安心です。もし、時間が迫っている場合でも、専門店によっては短納期に対応できるお位牌もありますので、諦めずに相談してみましょう。

予算について

お位牌の価格は、前述した「素材」「技法」「仕上げ」のほか、「サイズ」「加飾(蒔絵など)」によって変動します。

  • 一般的な価格相場30,000円 ~ 200,000円

ご予算を決めておくことで、数ある選択肢の中からスムーズに候補を絞ることができます。次の章で価格と選び方について詳しく解説しますので、そちらもご参照ください。

【ステップ4】専門店に相談・注文する

必要な情報がそろい、お位牌のイメージが固まったら、いよいよ専門店に相談・注文します。

● 注文時に伝える・持参するものリスト

  1. 戒名(法名)、没年月日、俗名(生前のお名前)、享年(行年)などの情報が分かるもの:白木位牌やその写真
  2. 先祖の位牌(※ある場合のみご持参ください。)
  3. 宗派
  4. 希望する位牌のデザイン・サイズ
  5. 予算
  6. 希望納期(いつまでに必要か)

インターネット通販でもお位牌を購入できますが、私たちは実店舗を持つ仏壇・仏具の専門店で購入することを強くおすすめします。

● 専門店で購入するメリット

  • 実物を見て触れられる:素材の質感や金の輝き、大きさなどを直接確かめることができ、イメージとの相違がありません。
  • 専門知識を持つスタッフに相談できる:宗派による細かな違いや文字入れのルールなど、プロに相談しながら安心して選ぶことができます。
  • お仏壇とのバランスを確認できる:既にお仏壇がある場合、そのサイズやデザインに合ったお位牌を的確に提案してもらえます。

私たち新川崎雲山堂では、お位牌に関するあらゆるご相談を承っております。初めての方でもご安心いただけるよう、経験豊富なスタッフが一つひとつ丁寧にご説明し、故人にふさわしいお位牌選びを心を込めてお手伝いさせていただきます。


【相場を解説】位牌の価格は何で決まる?予算別の選び方

「お位牌の値段は、何によって変わるの?」というのも、多くの方が抱く疑問の一つです。価格の違いは、主に以下の5つの要素によって決まります。

● お位牌の価格を決定する5つの要素

  1. 素材(木材):黒檀や紫檀などの高級唐木材や、国産の良質な朴木など、木材によって高価になる傾向があります。
  2. 技法(塗り):合成塗料に比べ、塗り師の経験と技量が問われる本漆塗りは高価になります。また、数多くの、「炭研ぎ」「摺り漆」「磨き」を繰り返す漆工芸最高技法の「呂色仕上げ」はさらに高価になります。
  3. 仕上げ(加飾):職人が手作業で絵柄を描く「蒔絵(まきえ)」や、蓮華や面などに本金箔や本金粉の装飾が施されると価格は上がります。
  4. 工程:海外で製造工程の大部分を行い、日本で最終仕上げだけを行うものより、木地作りから加飾まで一貫して国内(特に会津など)で作られるものの方が高価になります。
  5. サイズ:一般的に、お位牌は大きくなるほど価格が上がります。

Q. 位牌の値段は平均でいくらくらいですか?
A. 位牌の価格相場は3万円から20万円程度が一般的です。 価格は主に、素材(黒檀や紫檀などの唐木、朴木など)、塗り(本漆など)、加飾(蒔絵や本金など)の有無によって変動します。シンプルなものであれば3万円前後から、漆工芸最高技法「呂色仕上げ」や、凝った装飾が施されたものになると20万円以上になることもあります。

予算別に見るお位牌の選び方

ご予算に合わせて、どのようなお位牌が選べるのか、具体的な目安をご紹介します。

【予算:3万円~5万円】シンプルで質の良い定番の位牌

この価格帯では、主にシンプルなデザインの唐木位牌や、塗り位牌の中でも並塗り仕上げの位牌、また、蒔絵位牌の中ではウレタン仕上げのものなどがあります。

  • 塗り位牌:伝統的な「春日型(かすががた)」や「勝美型(かつみがた)」など、装飾を抑えたすっきりとしたデザインで並塗り仕上げのものが中心となります。
  • 唐木位牌:黒檀や紫檀の美しい木目を活かした、シンプルで落ち着いた雰囲気のものが選べます。
  • 蒔絵位牌:ウレタン仕上げのモダンなデザインのものが選べます。
  • ポイント:シンプルながらも、故人を偲ぶ気持ちを込めるには十分な品質のものが選べる価格帯です。お仏壇のデザインに合わせて選びましょう。

【予算:5万円~10万円】国産の上質な素材や装飾が施された高品質な位牌

この価格帯になると、選択肢の幅が大きく広がります。国産、特に会津塗りの高品質なお位牌が中心となり、ふっくらとした塗り肌と艶、細部の作りに違いが現れてきます。

  • 塗り位牌:台座に蓮華の彫刻が施された「角切葵(すみきりあおい)」「猫丸(ねこまる)」「千倉座(ちくらざ)」など、格式高いものが選べ、上塗り仕上げのものが中心となります。
  • 唐木位牌:艶のある透漆を用いて仕上げる春慶塗り位牌や、台座の彫刻にが素晴らしい「角切葵(すみきりあおい)」「上等猫丸(じょうとうねこまる)」などが選べます。
  • 蒔絵位牌:漆でしか出せない深みと光沢のある透漆塗り仕上げや黒漆塗りのお位牌に、ワンポイントで季節の花などをあしらった、優しく上品なデザインのものが選べるようになります。
  • ポイント品質と価格のバランスが最も良いとされる価格帯です。長く受け継いでいくものとして、多くの方がこの価格帯のお位牌を選ばれます。

【予算:10万円以上】職人技が光る最高級の位牌

熟練した職人の手仕事によって作られる、美術工芸品ともいえるお位牌です。

  • 塗り位牌:漆工芸の中で最も工程数が多い仕上げ技法「呂色仕上げ」の位牌が選べます。数多くの「炭研ぎ」「摺り漆」「磨き」の繰り返しにより得られる、フシや刷毛跡の無い平面に表現される、すっきりと深みのある漆黒が最大の特徴です。
  • ポイント:ご予算に余裕があり、故人のために最高のものを用意したい、あるいは、家の象徴として長く大切にしていきたいという方に選ばれています。

【予算:15万円以上】目に見えない下地まで職人の技とこだわりが詰まった極上の位牌

熟練した職人が目に見えない下地にまでこだわりぬいて作られる、「本呂色仕上げ」のお位牌です。

  • 塗り位牌:本呂色の「本」は、本堅地下地の「本」です。本堅地下地とは、漆工芸では最も丁寧で堅牢な下地技法です。「布着せ」と呼ばれる麻布や寒冷紗を漆で貼り付ける技法を施し、木地の割れや歪みを防いだり、木目が漆膜表面に現れるのを防ぎます。
  • ポイント:ご予算に余裕があり、漆工芸の中でも最高技法の位牌を用意したいという方に選ばれています。

【専門家からのアドバイス】
価格が高いものが一概に良いというわけではありません。最も大切なのは、故人を想い、ご遺族が納得して選ぶことです。ご予算の中で、故人のイメージに合う、あるいは「これなら毎日気持ちよく手を合わせられる」と思えるお位牌を見つけることが、何よりも重要です。
もし、選択に迷われた際は、私たち新川崎雲山堂にお気軽にご相談ください。それぞれの位牌が持つ価値やストーリーを丁寧にご説明し、お客様にとって最良の選択ができるようサポートいたします。

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意外と知らない!宗派による位牌の違いと注意点

「うちの宗派だと、特別なお位牌が必要なの?」というご質問もよくいただきます。ここでは、宗派によるお位牌の違いや、特に注意が必要なケースについて解説します。

基本的にはどの宗派でも形に厳格な決まりはない

結論から言うと、ほとんどの宗派において、お位牌の形やデザインに「こうでなければならない」という厳格な決まりはありません。 そのため、前述した塗り位牌、唐木位牌、蒔絵位牌の中から、故人のイメージやお仏壇の雰囲気に合わせて自由に選んでいただいて問題ありません。

ただし、いくつか宗派ごとの特徴や慣習がありますので、知っておくとより安心です。

戒名(法名)の上の「梵字」

お位牌の表面、戒名(法名)の一番上に、宗派のご本尊様を表す**梵字(ぼんじ)**を入れることがあります。

  • 天台宗:阿弥陀如来を表す「キリーク」
  • 真言宗:大日如来を表す「ア」
  • 浄土宗:阿弥陀如来を表す「キリーク」
  • 臨済宗・曹洞宗(禅宗):成仏したことを表す「空」の文字や、釈迦如来を表す「バク」を入れることがある
  • 日蓮宗:法華経を表す「妙法」の二文字を入れることがある

これらの梵字を入れるか入れないかは、菩提寺の考え方によって異なります。また、先祖の位牌に合わせることも多いです。 白木位牌に書かれている場合、書かれていない場合、どちらの場合でも確認が必要です。もし迷った場合は、必ず菩提寺に確認しましょう。

【最重要】浄土真宗は原則として位牌を用いません

数ある宗派の中で、唯一注意が必要なのが浄土真宗です。

Q. なぜ浄土真宗では位牌を使わないのですか?
A. 浄土真宗の教えでは、亡くなった方は阿弥陀如来の力によって、すぐに極楽浄土へ往生し仏になると考えられています。そのため、魂がこの世に留まり、供養のために位牌に宿るという考え方をしません。

そのため、浄土真宗ではお位牌の代わりに、仏壇の内部に「法名軸(ほうみょうじく)」という掛け軸を掛けるか、「過去帳(かこちょう)」という帳面に法名などを記して供養するのが正式な形です。

近年の傾向と代替案

しかし、現実的には「手を合わせる対象が欲しい」「他の宗派の親族への配慮」といった理由から、浄土真宗の方でもお位牌を祀るケースが非常に増えています。

また浄土真宗の一部の寺院や一部の宗派では、お位牌を作る必要がある場合もあります。このように、浄土真宗であっても、お位牌を「作る」「作らない」「どちらでもよい」というのは、お寺のご住職により考え方がさまざまですので、一度所属するお寺にご相談していただくことをおすすめします。

Q. 自分の家の宗派が分からない場合はどうすればいいですか?
A. まずはご両親やご親族に尋ねてみましょう。それでも分からない場合は、ご葬儀でお世話になった僧侶に問い合わせるか、ご先祖様のお墓があるお寺(菩提寺)に確認するのが確実です。お仏壇がある場合は、ご本尊様(仏像や掛け軸)の形式からもある程度推測することが可能です。


間に合わない!と焦る前に。四十九日法要と位牌の納期Q&A

「うっかりしていて、四十九日法要まで時間がない!」
初めてのことで、準備が遅れてしまい焦っている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、ご安心ください。ここでは、納期に関する疑問と、万が一間に合わない場合の対処法をQ&A形式で詳しく解説します。

Q. なぜ「四十九日まで」に本位牌が必要なのですか?
A. 仏教では、故人の魂は亡くなってから四十九日間、この世とあの世の間を旅しているとされています。そして、四十九日目に閻魔大王の最後の審判を受け、来世の行き先が決まります。この四十九日法要は、故人が無事に極楽浄土へ行けるように祈る、非常に重要な儀式です。
法要では、それまで故人の魂の依り代(よりしろ)であった白木位牌から、これから永代にわたって祀っていく本位牌へと魂を移す「開眼供養(かいげんくよう)」または「魂入れ(たましいいれ)」という儀式を僧侶に行ってもらいます。この儀式があるため、四十九日法要までに本位牌を準備する必要があるのです。

Q. 注文から完成まで、平均でどのくらいの期間がかかりますか?
A. 一般的に2週間から3週間ほどかかります。 文字のレイアウトを作成し、お客様にご確認いただいた後、専門の職人が一文字ずつ丁寧に彫刻、または書き入れていきます。特に、手書きの場合は乾燥に時間が必要です。その後、間違いがないか厳しく検品してお渡しとなるため、ある程度の期間が必要となります。

Q. どうしても四十九日法要に間に合わない場合、どうすればいいですか?
A. 焦らないでください。万が一、本位牌の準備が法要に間に合わない場合でも、3つの対処法があります。

  • 対処法1:まずは菩提寺や僧侶に正直に相談する
    • 最も大切なことです。事情を説明すれば、ほとんどの僧侶は柔軟に対応してくださいます。「法要は一旦、白木位牌のまま行いましょう」といったご提案をいただけます。
  • 対処法2:法要を仮の位牌(白木位牌)で行い、後日「魂入れ」を行う
    • これが最も一般的な対処法です。四十九日法要そのものを取りやめる必要は全くありません。法要は予定通り行い、後日、本位牌が出来上がったタイミングでお寺に持参し、個別に魂入れの供養をしていただきます。
  • 対処法3:納期が早い位牌を選ぶ(専門店に相談)
    • 専門店によっては、職人との関係性が良好な場合、特別に比較的短納期で対応可能な場合があります。「〇月〇日の法要に間に合わせたい」と具体的な日付を伝えて相談すれば、最適な提案してくれる可能性があります。

Q. 間に合わせるために、注文時に気をつけることはありますか?
A. スムーズに注文を進め、納期遅れを防ぐために、以下の2点を心がけましょう。

  1. 戒名(法名)などの情報を正確に準備しておく
    • 白木位牌及び先祖の位牌の持参(できなければ、それぞれの表裏両面の写真を持参)するなど、文字情報に間違いがないように準備します。文字の確認に時間がかかると、その分納期も遅れてしまいます。
  2. 「いつまでに必要か」を最初に明確に伝える
    • お店のスタッフに「四十九日法要が〇月〇日なので、それまでに受け取りたい」と最初に伝えることが重要です。これにより、スタッフも納期を最優先に考えて対応してくれます。

川崎市・横浜市で位牌の相談なら創業70年の新川崎雲山堂へ

ここまで、初めてお位牌を作るための手順や知識を詳しく解説してきました。しかし、いざ自分で選ぶとなると、やはり不安や迷いは尽きないものです。

もし、川崎市や横浜市、またその近郊でお位牌選びにお困りでしたら、ぜひ一度、私たち「新川崎雲山堂」にご相談ください。 私たちが、多くのお客様から信頼を寄せられ、選ばれ続けているのには理由があります。

【理由1】“本物”へのこだわり。職人の手仕事が光る会津塗り位牌

私たちは、故人の魂が宿り、ご家族がこれから毎日手を合わせるお位牌だからこそ、それにふさわしい“本物の品質”であるべきだと考えています。 そのため、安価な海外製の位牌ではなく、熟練した日本の職人が作る、最高品質の「会津塗り位牌」を自信を持ってお勧めしています。

  • 厳選された国産木材:位牌に適した上質な朴木や姫子松を使用。
  • 伝統の漆塗り技法:深く優雅な艶と耐久性を併せ持つ、本漆を使用。
  • 色褪せない本物の輝き:純度98%以上の本物の金箔・金粉で仕上げています。

その違いは、手に取っていただければ必ず実感いただけます。 私たちの店舗で、ぜひ熟練した会津職人の“手の温もり”と“安心感”を感じてください。

【理由2】専門知識豊富なスタッフによる、親身なサポート

「宗派のことがよく分からない」「仏壇に合うサイズが知りたい」
初めてのお位牌作りは、分からないことだらけで当然です。当店は、経済産業省認可の全日本宗教用具協同組合「優秀店」であり、「仏事コーディネーター」資格を持つ専門スタッフが在籍しております。お客様一人ひとりの状況やご不安に寄り添いながら、最適なご提案をさせていただきます。

無理におすすめするようなことは一切ございません。お客様が心から納得し、故人を偲ぶ時間に安らぎを感じられるようなお位牌を見つけること、それが私たちの使命です。

【理由3】創業70年、川崎・横浜で培った信頼と実績

当店は、昭和24年に東京都大田区の地で初代が創業し、昭和61年に二代目がこの川崎・横浜の地にのれん分けし、創業から70年以上地域の皆様と共に歩んでまいりました。これまでに1万基を超えるお位牌をお客様にお届けしてきた実績は、私たちの何よりの誇りです。

長くこの地で商いを続けてこられたのは、一つひとつのお位牌、一人ひとりのお客様と真摯に向き合ってきた結果だと信じております。ご購入後のアフターフォローはもちろん、お位牌以外の仏事に関するお困りごとにも、長年の経験を活かしてご相談に応じています。「何かあったら新川崎雲山堂に聞けば大丈夫!」そう思っていただける、地域にとっての“駆け込み寺”のような存在でありたいと願っています。


まとめ:故人を偲ぶ大切なお位牌選び

最後に、この記事の要点をもう一度振り返ります。

  • 位牌作りの基本は4ステップ:①宗派・戒名確認 → ②デザイン決定 → ③納期・予算決定 → ④専門店へ注文
  • 価格の相場は3万円~20万円:価格は素材・技法・加飾などで決まる。大切なのはご予算内で納得のいくものを選ぶこと。
  • 宗派による大きな違いは少ない:ただし、浄土真宗の場合は原則として位牌を用いないため、必ず菩提寺への確認が必要。
  • 納期は2~3週間が目安:四十九日法要から逆算して、早めに準備を始めるのが安心。
  • 間に合わなくても対処法はある:焦らず、まずは菩提寺と専門店に相談することが大切。
  • 購入は専門店が最も安心:実物を確認でき、専門的なアドバイスを受けながら選べるメリットが大きい。

お位牌選びは、単なる「モノ」選びではありません。それは、亡き大切な方と心を通わせ、在りし日の姿を思い出し、感謝を伝えるための、かけがえのない時間です。

慌ただしい日々の中ではありますが、どうぞ少しだけ足を止め、故人様のお人柄や思い出に心を馳せながら、お位牌を選んでみてください。

私たち新川崎雲山堂は、皆様のお位牌作りが、後悔のない、心温まる時間となりますよう、誠心誠意お手伝いさせていただきます。どんな些細なことでも構いません。ご不安な点、ご不明な点がございましたら、いつでもお気軽にお声がけください。

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この記事の監修者

株式会社 新川崎雲山堂 体表取締役 青地 直樹

役職: 代表取締役 / 仏師三代目
経歴:
昭和24年創業の仏壇店「雲山堂」をルーツに持つ「新川崎雲山堂」の三代目。祖父、父の背中を見て育ち、幼い頃から仏壇・仏具に触れる。大学では建築学を専攻し、住宅デザインや動線計画を学ぶ。卒業後、家業を継ぎ、仏壇業一筋の道を歩む。経営者として悩んだ経験から「お客様の心に寄り添う」ことを経営理念の中心に据え、日々お客様と向き合っている。
保有資格:

  • 二級建築士
  • 仏事コーディネーター

お客様へのメッセージ:
「お仏壇は、特別なものではなく、日常生活の中に溶け込み、故人と共に暮らすための大切な場所です。私たちは、お客様が心から安らぎ、自然と手を合わせたくなるような、世界に一つだけの祈りの空間を創るお手伝いをさせていただきます。どんな些細なことでも、お気軽にご相談ください。

実家の仏壇、修理費用はいくら?金仏壇・唐木仏壇の修復料金相場と見積もりの見方

実家の仏壇、修理費用はいくら?金仏壇・唐木仏壇の修復料金相場と見積もりの見方

「実家にあるお仏壇が古くなってきたけれど、修理にはいくらかかるのだろう?」
「金箔が剥がれてきたけど、このままにしておいていいのかな?」
「修理の見積もりを取ったけど、内容が妥当なのか分からない…」

ご実家やご自宅で、大切に受け継がれてきたお仏壇。ご先祖様への感謝を伝える大切な場所だからこそ、傷みや汚れが気になり始めると、多くの方がこのような疑問や不安を抱かれます。

お仏壇の修理は、決して安い買い物ではありません。だからこそ、費用相場や修理内容を正しく理解し、信頼できる専門業者に依頼することが何よりも重要です。

この記事では、お仏壇の修理を検討されているあなたが、後悔しない選択をするために必要な情報を網羅的に解説します。創業70年、仏師三代にわたり伝統技術を受け継ぐ「新川崎雲山堂」が、プロの視点から、費用相場、見積もりのチェックポイント、そして信頼できる業者の選び方まで、余すところなくお伝えします。

この記事を読めば、あなたのお仏壇の状態に合った最適な修理方法と、その適正価格が分かり、安心して大切な一歩を踏み出せるはずです。

【この記事のポイント】

  • 金仏壇・唐木仏壇の修理費用の目安が、サイズ別に一目でわかります。
  • 修理の種類(クリーニング、部分修理、完全修復)ごとの料金と内容の違いが理解できます。
  • 見積書で必ずチェックすべき5つのポイントがわかります。
  • 信頼できる専門家の見分け方と、依頼してはいけない業者の特徴がわかります。
  • 修理か買い替えかで迷ったときの判断基準が明確になります。

Q1. そもそも、お仏壇の修理って何をするの?

A. お仏壇の修理とは、単に汚れを落としたり壊れた箇所を直したりするだけではありません。これから先、50年、100年と安心してお参りできるよう、お仏壇を一度分解し、目に見えない部分の傷みまで修復・再生させる専門的な技術です。

多くの方が「仏壇修理」と聞くと、表面のクリーニングや簡単な補修をイメージされるかもしれません。しかし、本格的な修理は、それらとは一線を画します。

仏壇専門店では、この本格的な修理を「お洗濯」と呼んでいます。それは、単なる修繕ではなく、お仏壇を一度生まれたての姿に戻し、新たな命を吹き込む作業だからです。

「お洗濯(完全修復)」と「クリーニング・部分修理」の決定的な違い

お仏壇の修理には、大きく分けて3つのレベルがあります。それぞれの内容と目的を理解し、ご自宅のお仏壇の状態に合ったものを選ぶことが重要です。

修理の種類 内容 こんな方におすすめ
お洗濯(完全修復) お仏壇を完全に分解し、木地の補修、漆の塗り直し、金箔の押し直し、金具の修復など、新品同様の状態に蘇らせる最高レベルの修復。 ・先祖代々受け継いできた大切なお仏壇を、次世代にも最高の状態で残したい・全体的に傷みが激しく、新品同様の輝きを取り戻したい・家の新築やリフォームを機に、お仏壇も綺麗にしたい
部分修理・修復 金箔の剥がれ、漆の塗り直し、壊れた部品の交換など、気になる箇所を限定して修復。 ・全体的には綺麗だが、一部分だけ目立つ傷や剥がれがある・予算を抑えつつ、特に気になる箇所を綺麗にしたい
クリーニング 専用の薬品や道具を使って、長年蓄積した煤や埃、油煙などの汚れを落とす。 ・目立つ傷はないが、全体的にくすんで見える・まずは一度、専門家に汚れを綺麗にしてもらいたい

新川崎雲山堂のこだわり:
私たちは、お客様からお預かりしたお仏壇を、職人の元で丁寧に解体して修繕する「お洗濯」を基本としています。なぜなら、目に見える不具合があるということは、その奥にある目に見えない部分(木地や接合部)にも同等以上の傷みが生じていることがほとんどだからです。

相田みつをさんの言葉に「花を支える枝 枝を支える幹 幹を支える根 根はみえねんだなぁ」というものがあります。お仏壇も同じです。見える部分だけを綺麗にしても、それを支える「根」の部分が傷んでいては、本当の意味での修理にはなりません。私たちは、この「根」の部分を徹底的にケアすることで、これから先50年、100年と安心してお参りできるお仏壇へと蘇らせることをお約束します。

Q2. 修理費用の相場は?金仏壇と唐木仏壇の料金目安

A. 修理費用は、お仏壇の種類(金仏壇か唐木仏壇か)、サイズ、そして傷みの状態で大きく変動します。金仏壇は、漆や金箔といった高価な材料と専門技術を要するため、唐木仏壇に比べて高額になる傾向があります。

ここでは、最も一般的な修理方法である「アク洗い~お洗濯(完全修復)」を行った場合の費用相場を、お仏壇の種類とサイズ別にご紹介します。これはあくまで目安であり、お仏壇の構造や傷みの状態によって金額は前後します。

【種類・サイズ別】仏壇解体修理(アク洗い~お洗濯)の費用相場

サイズの目安(高さ) 唐木仏壇 金仏壇
高さ60cmまで 20万円~40万円 50万円~130万円
高さ80cmまで 30万円~60万円 70万円~160万円
高さ130cmまで 40万円~100万円 90万円~180万円
高さ150cmまで 50万円~130万円 100万円~220万円
高さ170cmまで 70万円~170万円 130万円~300万円

※上記は一般的な幅・奥行を想定した目安です。お仏壇の実際の寸法や形状、装飾の複雑さによって金額は変動します。

なぜ金仏壇の修理は高額になるのか?

金仏壇の修理費用が高くなる理由は、主に以下の3つです。

  1. 材料費: 純度の高い金箔や、国産の良質な漆など、高価な天然素材をふんだんに使用します。
  2. 専門技術: 漆を塗り重ねる「塗り」、金箔を寸分の狂いなく貼る「箔押し」、緻密な模様を描く「蒔絵」など、各工程に専門の職人が携わり、その技術料が必要となります。
  3. 工程の多さ: 唐木仏壇に比べ、分解・組立、洗浄、下地作り、塗り、箔押し、金具修復など、工程数が格段に多く、時間と手間がかかります。

唐木仏壇は、黒檀や紫檀といった銘木の木目を生かしたお仏壇です。修理では、木地の傷を補修し、木目を美しく見せるための「拭き漆」という技法などで仕上げます。金仏壇ほどの複雑な工程はありませんが、木材に関する深い知識と、その価値を最大限に引き出す職人の腕が求められます。

Q3. 見積もりを取る前に知っておきたい!費用を左右する5つの要素

A. お仏壇の修理費用は、画一的な料金表だけで決まるものではありません。一台一台の状態が異なるため、以下の5つの要素が複雑に絡み合い、最終的な金額が算出されます。

正確な見積もりを依頼するためにも、どのような点が費用に影響するのかを事前に把握しておきましょう。

  1. お仏壇の種類(金仏壇 or 唐木仏壇)
    • 前述の通り、金箔や漆を多用する金仏壇は、材料費と技術料から唐木仏壇よりも高額になります。
  2. お仏壇のサイズと構造
    • 当然ながら、サイズが大きくなればなるほど、使用する材料の量や作業面積が増えるため、費用は上がります。
    • また、宮殿(くうでん)の造りが複雑であったり、彫刻が多かったりするなど、構造が凝っているお仏壇は、分解・組立・修復の手間が増えるため、費用が高くなります。
  3. 傷みの状態と範囲
    • 木地の状態: 湿気による木の腐食や反り、虫食いなどがある場合、部材の交換や大規模な補修が必要となり、費用が加算されます。
    • 漆や金箔の劣化: 表面の剥がれだけでなく、下地から浮いてしまっている場合は、下地から作り直す必要があるため、高額になります。
    • 金具の状態: 錆や変形が激しい場合、修復や再メッキ、あるいは作り直しが必要になります。
  4. 修理のレベル(どこまで綺麗にするか)
    • 「お洗濯(完全修復)」で新品同様を目指すのか、「部分修理」で気になる箇所だけを直すのかによって、費用は大きく変わります。
    • 例えば金仏壇の場合、「内部の金箔は全て押し直すのか、外側の漆は磨くだけに留めるのか」といったように、ご予算に応じて修理内容を調整することも可能です。
  5. 依頼する業者
    • 歴史と実績: お仏壇のように何世代にもわたって受け継がれるものを扱う業界では、歴史の長さが信頼の証となります。また、お寺の本堂にあるような荘厳な仏具の修繕実績があるかどうかも、非常に重要な判断基準です。
    • 技術レベル: 伝統的な工法にこだわるか、近代的な工法を取り入れるかなど、職人の技術レベルやこだわりによっても価格は変動します。安さだけを追求すると、本来の価値を損なう修理をされる可能性もあるため、注意が必要です。

【実践編】後悔しないための「見積もり」徹底解剖!本当の専門家を見抜く5つの視点

専門業者から見積書を取る際、単に金額の安さだけで判断してしまうのは、後悔への第一歩です。大切なお仏壇の未来を託すのですから、その見積もりが本当に信頼できるものなのか、プロの視点で見極める必要があります。

「新川崎雲山堂」が考える、本当に信頼できる見積もりと、それを提供する専門家を見抜くための5つの重要な視点をご紹介します。

視点1:見積もりに来るのは「営業マン」か、それとも「専門家」か?

Q. 見積もりに来る担当者は、誰ですか?

この質問は、業者選びの核心を突く最も重要な問いです。なぜなら、お仏壇の状態を正確に診断できるのは、構造や修復工程を熟知した専門家だけだからです。

  • 一般的な業者の場合: スーツを着た若い営業担当者が訪問し、サイズを測り、マニュアル通りの料金表を元に見積もりを作成することがあります。しかし、彼らは表面的な傷みしか見ることができず、お仏壇の「根っこ」の部分、つまり木地の腐食や構造の歪みといった本質的な問題を見抜くことはできません。
  • 新川崎雲山堂の場合: 私たちは、必ず経験豊富な専門家がお客様のご自宅へお伺いします。それは、お見積もりを単なる価格計算ではなく、お仏壇の「健康診断」だと考えているからです。専門家の目で隅々まで拝見し、目に見える問題だけでなく、その奥に潜む「目に見えない不具合」まで診断して初めて、本当に必要な修理内容と、そのための正確な費用をご提示できるのです。

チェックポイント: 訪問した担当者に、具体的な修復工程や木地の状態について専門的な質問を投げかけてみましょう。その場で的確に答えられるかどうかが、信頼性の一つの指標となります。

視点2:見積もりは「有料」か「無料」か?その理由を説明できるか?

意外に思われるかもしれませんが、「完全無料」の見積もりには注意が必要な場合があります。

Q. なぜ、見積もりに費用がかかるのですか?

新川崎雲山堂では、経験豊富な専門家が直接お伺いして正確な診断を行うため、ご自宅までの距離に応じた正規の見積り費用を頂戴しております。これには明確な理由があります。

  • 「診断」という専門技術への対価: 専門家が時間をかけて行うお仏壇の診断は、医師が患者を診察するのと同じ、専門的な技術です。この診断の質を担保するために、私たちは安易な無料見積もりは行いません。
  • 不要な営業コストの上乗せを防ぐ: 「無料」をうたう業者の場合、その出張コストは、最終的に契約したお客様の修理費用に上乗せされている可能性があります。私たちは、ご成約いただいたお客様に適正な価格で最高のサービスを提供するため、診断と契約を明確に分けて考えています。

もちろん、お見積もり後に修理をご成約いただいた場合、頂戴した見積り費用は修理代金から全額お値引きいたします。つまり、最終的に修理をお任せいただけるお客様には、実質無料で専門家の診断を受けていただける仕組みですす。

チェックポイント: なぜ見積もりが無料(または有料)なのか、その理由を業者が明確に説明できるかを確認しましょう。その答えに、お客様とお仏壇に対する誠実な姿勢が現れます。

視点3:見積書は「診断書」。修理の必要性が具体的に書かれているか?

「仏壇修理 一式 〇〇円」。このような見積書は論外です。信頼できる業者が提出する見積書は、お仏壇の「診断書」であり「治療計画書」です。

  • どこを(部位): 例えば、「木地」「塗り」「蒔絵」「金具」「障子」「家紋」など、具体的ことが明記されているか。
  • どのような修理をする(治療法): 「新調」「補修」「総塗替え」「一部塗替え」「本金箔仕上」「金具メッキ」など、部位ごとの具体的な工程が記載されているか。

相田みつをさんの言葉を借りるなら、「根」の部分にどのような問題があり、それをどうケアするのか。その因果関係を素人にも理解できるよう丁寧に説明してくれるのが、本物のプロフェッショナルです。

チェックポイント: 見積書の内容について質問した際、写真や事例を見せながら、なぜその工程と費用が必要なのかを論理的に説明できるかを確認しましょう。

視点4:材料(漆、金箔など)の品質が明記されているか?

特に金仏壇の場合、使用される金箔部分の品質によって、輝き、耐久性、そして価格が大きく変わります。

  • 「金箔部の修理」ではなく、「本金箔仕上」「金箔金粉調仕上」のように、内容を具体的に記載されているか。
  • 塗装についても、「漆」「高級ウレタン」「カシュー」など、使用する塗料の種類が明記されているか。

どのような材料を使い、どこにこだわるのか。その記載は、職人のプライドと仕事の品質を保証するものでもあります。

チェックポイント: 「金箔を使ってほしい」「予算を抑えたいので、この部分には別の材料を使えないか」といった相談に、それぞれのメリット・デメリットを説明しながら柔軟に対応してくれるかを見ましょう。

視点5:修理後の「アフターフォロー」は明確か?

丁寧な仕事をする業者は、その仕上がりに責任を持ちます。

  • 修理後に万が一不具合が生じた場合に誠実に対応してくれる業者か。
  • 納品後のメンテナンスや、日頃のお手入れに関する相談など、長期的なアフターフォロー体制が整っているか。

お仏壇との付き合いは、修理が終われば終了ではありません。これから先何十年もお参りしていく中で、困った時にいつでも頼れるパートナーとなり得る業者かどうかを見極めることが大切です。

チェックポイント: アフターフォローについて具体的に質問し、明確な回答が得られるか。また、過去の顧客との長期的な関係性を示すエピソードなどがあれば、より信頼性が高いと言えるでしょう。


「うちのお仏壇は、いくらくらいで綺麗になるんだろう?」
その疑問に最も的確にお答えできるのは、やはりお仏壇を直接拝見する専門家です。

新川崎雲山堂では、経験豊富な専門家が直接ご自宅までお伺いし、お仏壇の状態を隅々まで診断させていただきます。それは、単なる価格計算ではなく、ご先祖様から受け継いだ大切なお仏壇の**「健康診断」**です。

診断結果を元に、なぜ修理が必要なのか、どのような選択肢があるのかを丁寧にご説明し、ご納得いただける最適なプランをご提案します。無理に契約を勧めることは一切ございませんので、どうぞご安心ください。

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※お見積もり後に修理をご成約いただいた場合、出張診断にかかった費用は修理代金から全額お値引きいたします。


【業者選びで失敗しない】信頼できる仏壇修理専門家を見極める5つのチェックポイント

お仏壇の修理は、高額な費用がかかるだけでなく、ご先祖様から受け継いだ大切な想いを託す、非常に重要な依頼です。しかし、残念ながら業者の中には、知識や技術が不十分なまま修理を請け負うケースも存在します。

ここでは、あなたが後悔しない業者選びをするために、必ず確認していただきたい「5つのチェックポイント」を、プロの視点から具体的に解説します。

チェックポイント1:創業年数と地域での豊富な実績があるか

まず確認したいのが、その業者の歴史と実績です。特に、お仏壇のように何世代にもわたって受け継がれるものを扱う業界では、歴史の長さが信頼の証となります。

  • 長年の実績は信頼の証: 長い間、地域に根ざして事業を続けているということは、それだけ多くの顧客から支持され、愛されてきた証拠です。一過性の安さやサービスだけでは、何十年も事業を継続することはできません。
  • 豊富な実績が技術を磨く: 修理の実績が豊富であるほど、多種多様な様式のお仏壇や、あらゆる傷みのケースに対応してきた経験が蓄積されています。その経験こそが、あなたのお仏壇が抱える問題を的確に解決へと導く力になります。

チェックポイント2:寺院の仏具などの修繕実績があるか

家庭用のお仏壇だけでなく、お寺の本堂にあるような荘厳な仏具の修繕実績があるかどうかも、非常に重要な判断基準です。

  • 寺院からの依頼は最高の信頼の証: 寺院は、いわば仏事の専門家です。その寺院が、大切な仏具の修繕を特定の業者に依頼するということは、その業者の技術力と専門知識が非常に高いレベルにあることを示しています。複数の寺院から継続的に依頼を受けている業者であれば、その信頼性は揺るぎないものと言えるでしょう。

チェックポイント3:見積書に「解体」と明記され、「追加費用」の記載がないか

見積書の内容は、その業者の技術力と誠実さを見極めるための試金石です。特に、以下の2点に注目してください。

  1. 「解体」の項目があるか: 本格的なお仏壇の修理(お洗濯)は、必ず全ての部品を分解する「解体」から始まります。目に見えない部分の歪みや腐食を修理し、完璧な状態に組み直すためです。もし見積書に「解体」の項目がなければ、それは表面的なクリーニングや補修しか行わない簡易的な修理である可能性が高く、根本的な解決にはなりません。
  2. 「追加費用が発生する場合がある」という一文がないか:知識の豊富な専門家なら、ちゃんと見積ることができるので追加費用は発生しない」ものです。見積書に「追加費用」に関する断り書きがある場合、それは担当者の知識が不足しており、後から発生する問題を予測できていない証拠かもしれません。あるいは、最初の見積もり金額を意図的に安く見せようとする悪質なケースも考えられます。プロフェッショナルな業者ほど、正確な診断に基づいた、追加料金のない明確な見積もりを提示します。

チェックポイント4:写真付きの具体的な修復事例を公開しているか

その業者が過去にどのような仕事をしてきたのかを、あなた自身の目で確認することも大切です。

  • 事例は仕事への自信の表れ: 公式サイトなどで、写真付きの納入事例を数多く公開しているかを確認しましょう。お客様の許可を得て事例を公開しているということは、その仕上がりにご満足いただけたことの何よりの証拠です。
  • あなたのお仏壇と近い事例を探す: 似たような種類やサイズ、傷みの状態の修復事例があれば、修理後のイメージが具体的に湧き、より安心して依頼することができます。

チェックポイント5:地域(川崎市・横浜市など)での評判は良いか

インターネット上の情報だけでなく、実際にその業者を利用した人の「生の声」も参考にしましょう。

  • 直筆のアンケートを公開しているか: 業者によっては、お客様からいただいた直筆のアンケートを公開している場合があります。手書きの文字からは、お客様の満足度や感謝の気持ちがよりリアルに伝わってきます。
  • Googleマップのクチコミを確認: Googleマップに寄せられるクチコミは、比較的信頼性の高いユーザーの声です 。高評価だけでなく、低評価のコメントに業者がどのように返信しているかも、その会社の姿勢を知る上で参考になります。

これらの5つのポイントを総合的にチェックすることで、技術力が高く、誠実で、心から信頼できるパートナーを見つけ出すことができるはずです。

Q4. 修理か、買い替えか… 迷ったときの判断基準は?

A. 「傷みが激しいから買い替えるしかない」と諦める前に、一度修理の専門家にご相談ください。代々受け継がれてきたお仏壇には、お金には代えられない価値があります。基本的には「修理」をおすすめしますが、ライフスタイルの変化によっては「買い替え」や「リメイク」が適している場合もあります。

長年お参りしてきたお仏壇には、ご家族の想いや歴史が深く刻まれています。新品を購入することは簡単ですが、その想いまで引き継ぐことはできません。

修理をおすすめするケース

  • 先祖代々受け継いできたお仏壇である: ご先祖様が見守ってこられた歴史そのものであり、可能な限り修理して受け継いでいくことに大きな意味があります。
  • 現在の住まいにサイズが合っている: 大きさやデザインに不満がないのであれば、わざわざ買い替える必要はありません。
  • 希少な銘木や、優れた彫刻が施されている: 今では手に入らないような貴重な材料や、名工による細工が施されたお仏壇は、文化的な価値も高く、修理して残すべきです。

買い替えを検討するケース

  • 引越しやリフォームで、設置場所のサイズや部屋の雰囲気に合わなくなった: 現代の住宅に合わせた、コンパクトなモダン仏壇への買い替えも一つの選択肢です。
  • 継承者がおらず、将来的に管理が難しい: より管理しやすい小さなお仏壇に買い替える、あるいは「仏壇じまい」を検討する必要があるかもしれません。

第3の選択肢「リメイク」

「ご先祖様から受け継いだお仏壇の一部でも残したいけれど、今の住まいには大きすぎる…」そんな方には、リメイクという方法があります。

お仏壇の彫刻が扉や、内部の彫刻など、象徴的な部分を活かして、新しいお仏壇にその部材を組み入れて作ることができます。これにより、ご家族の想いを引き継ぎながら、現代のライフスタイルに合わせたお祀りの形が実現できます。

まずは専門家にご相談を
新川崎雲山堂では、お客様のお話をじっくりとお伺いし、お仏壇の状態とご家族の状況を総合的に判断した上で、修理、買い替え、リメイクの中から最適な選択肢をご提案します。
「買い替えを勧められているけれど、本当にそうなのか?」と疑問に思われたら、ぜひ一度私たちにご相談ください。

Q5. 仏壇修理に関するよくある質問

最後に、お客様からよく寄せられる質問とその回答をまとめました。

Q. 仏壇の修理を考えるべきタイミングはいつですか?
A. 基本的には、汚れや傷みが「気になったとき」が最適なタイミングです。また、法事やお盆、お彼岸などの仏事、あるいはご自宅の新築やリフォームといった節目に合わせてご依頼される方も多くいらっしゃいます。

Q. 修理にはどのくらいの期間がかかりますか?
A. お仏壇の状態や修理内容によって大きく異なりますが、「お洗濯(完全修復)」の場合、少なくとも1ヶ月以上、多くの場合は3〜5ヶ月ほどお預かりするケースが一般的です 。全ての工程を職人が手作業で丁寧に行うため、それだけの時間が必要となります。

Q. 修理でお仏壇を預けている間、ご本尊様やご位牌はどうすれば良いですか?
A. お仏壇があった場所に小さな机を置き、仮のお祀り場所(仮祀り)を設けてお参りされる方が多いです。また、仮祀りのスペースがない場合もご安心ください。お仏壇をお預かりする際、専門スタッフがご自宅でご本尊様やご位牌を丁寧に梱包し、箱にお詰めいたします。修理期間中は、お客様のお手元でそのまま大切に保管していただけますので、離れ離れになる心配はございません。

Q. 修理が終わった後、家のリフォームが終わるまで預かってもらえますか?
A. はい、喜んで承ります。お住まいの完成に合わせて納品日を調整いたしますので、ご安心ください 。修理が完了したお仏壇は、専用の保管庫で大切にお預かりいたします。

Q. 見積もりをお願いしたら、必ず契約しないといけませんか?
A. もちろん、そんなことはございません。お見積もりの内容をじっくりとご検討いただき、ご納得いただけた場合にのみ、ご契約いただければ結構です。私たちは、お客様が心から満足できる選択をされることが第一だと考えております。


まとめ:大切なのは、ご先祖様への想いを未来へつなぐこと

お仏壇の修理は、単にモノを直す作業ではありません。それは、ご家族が代々受け継いできた「感謝の心」というバトンを、次の世代へと受け渡すための、尊い儀式です。

費用や期間ももちろん重要ですが、最も大切なのは、「この人たちになら、我が家のお仏壇を安心して任せられる」と心から思える専門家と出会うことです。

この記事が、あなたのその第一歩を、確かなものにするための一助となれば幸いです。

ご実家のお仏壇、そしてご家族の想いを、最高の形で未来へつなぐために。まずは、専門家にご自宅まで来てもらい、お仏壇を直接見てもらうことから始めてみませんか。

[新川崎雲山堂へのお問い合わせ・専門家による出張診断のご依頼はこちら]

 


この記事の監修者

株式会社 新川崎雲山堂 体表取締役 青地 直樹

役職: 代表取締役 / 仏師三代目
経歴:
昭和24年創業の仏壇店「雲山堂」をルーツに持つ「新川崎雲山堂」の三代目。祖父、父の背中を見て育ち、幼い頃から仏壇・仏具に触れる。大学では建築学を専攻し、住宅デザインや動線計画を学ぶ。卒業後、家業を継ぎ、仏壇業一筋の道を歩む。経営者として悩んだ経験から「お客様の心に寄り添う」ことを経営理念の中心に据え、日々お客様と向き合っている。
保有資格:

  • 二級建築士
  • 仏事コーディネーター

お客様へのメッセージ:
「お仏壇は、特別なものではなく、日常生活の中に溶け込み、故人と共に暮らすための大切な場所です。私たちは、お客様が心から安らぎ、自然と手を合わせたくなるような、世界に一つだけの祈りの空間を創るお手伝いをさせていただきます。どんな些細なことでも、お気軽にご相談ください。

「仏壇を置きたくない」とお考えの方へ。リビングの主役になる高級モダン仏壇という選択肢

「仏壇を置きたくない」とお考えの方へ。リビングの主役になる高級モダン仏壇という選択肢

「そろそろ、親のことを考えないと…」
「大切な人を偲ぶ場所は欲しいけれど、いわゆる”仏壇”をリビングに置くのは、ちょっと…」

現代の住空間で暮らす私たちにとって、これは非常に切実な悩みではないでしょうか。

かつて日本の家の中心にあった、大きくて荘厳な伝統型の仏壇。しかし、ライフスタイルが大きく変化し、モダンなインテリアで統一されたリビングが主流となった今、その佇まいに違和感を覚えてしまうのは、決して特別なことではありません。

「仏壇を置きたくない」という気持ちは、決してご先祖様や故人を軽んじているわけではないはずです。むしろ、大切な存在だからこそ、今の自分たちの暮らしに調和し、心から安らげる祈りの空間を創りたいという、真摯な想いの表れなのではないでしょうか。

本記事では、そんな「仏壇を置きたくない」とお考えの方に向けて、その悩みを解決するだけでなく、リビングのインテリアを格上げする「主役」にさえなり得る、高級モダン仏壇という新しい選択肢について、仏壇選びの専門家が徹底的に解説します。

この記事を最後までお読みいただければ、あなたは以下のことを理解できます。

  • なぜ多くの方が「仏壇を置きたくない」と感じるのか、その根本的な理由
  • 従来のイメージを覆す「高級モダン仏壇」の具体的な魅力
  • 後悔しない、本物の高級モダン仏壇選びで絶対に外せない3つのポイント
  • 実際の納品事例から見る、理想の祈りの空間の作り方

あなたのそのお悩みが、最高の祈りの空間と出会うきっかけになることを願っています。

なぜ私たちは「仏壇を置きたくない」と感じてしまうのか?

多くの方が「仏壇」という言葉を聞いて、無意識に抱くイメージがあります。それは、決してネガティブなものではありませんが、現代のライフスタイルとは少し距離があるのかもしれません。

従来の仏壇が持つイメージと現代空間のギャップ

  • デザイン: 黒や濃い茶色で、金色の飾りが施されている荘厳なデザイン。
  • サイズ: 床から天井近くまであるような、大きく存在感のあるサイズ。
  • 設置場所: 仏間や畳のある和室が前提。
  • 雰囲気: 宗教的な意味合いが強く、少し堅苦しい雰囲気。

これらのイメージは、日本の伝統文化として非常に価値のあるものです。しかし、私たちが暮らす住空間は大きく変化しました。

  • 住居の変化: 戸建てからマンションへ。和室のない間取りも増加。
  • インテリアの変化: 白やベージュを基調とした明るく、シンプルでモダンなインテリアが主流。
  • 価値観の変化: 宗教的な形式よりも、故人を偲ぶ個人の気持ちやパーソナルな繋がりを重視する傾向。

この「従来の仏壇が持つイメージ」と「現代のライフスタイル」との間に生じたギャップこそが、「仏壇を置きたくない」と感じる大きな原因なのです。 [cite: 39] リビングの洗練された雰囲気を壊したくない、家具との調和を大切にしたい、という美意識の高い方であればあるほど、そのギャップはより大きく感じられることでしょう。

その悩みを解決する新しい祈りの形「モダン仏壇」

そのギャップを埋め、現代の暮らしに寄り添うために生まれたのが「モダン仏壇」です。

Q. そもそも「モダン仏壇」とは何ですか?

A. モダン仏壇とは、現代の洋風な住空間にも調和するようにデザインされた、新しいスタイルの仏壇です。

特定の宗派にとらわれないシンプルなデザインが多く、リビングや寝室にも違和感なく設置できるのが最大の特徴です。 「家具調仏壇」とも呼ばれ、一見しただけでは仏壇とは分からないほど、洗練されたデザインのものも少なくありません。

モダン仏壇が選ばれる3つの理由

  1. 卓越したデザイン性:
    • まるで高級家具のような、シンプルで美しいデザイン。
    • ウォールナットやタモ、クルミ、メープルといった人気の木材を使用し、既存のインテリアと自然に調和します。
    • 生活空間に溶け込むことで、特別な場所ではなく、日常生活の中で自然に手を合わせられる空間を創り出します。
  2. 空間に合わせたサイズ感:
    • マンションのリビングボードやチェストの上に置けるコンパクトな「上置型」から、収納も兼ね備えた「台付型」まで、サイズ展開が豊富です。
    • 「大きな仏壇は置けない」という物理的な問題を解決し、限られたスペースにも自分らしい祈りの場を設けることができます。
  3. 自由な祈りのスタイル:
    • 伝統的な形式にとらわれず、故人の写真や思い出の品を一緒に飾るなど、よりパーソナルな祈りの空間を演出しやすいのが特徴です。
    • 大切なのは形式ではなく「偲ぶ心」。モダン仏壇は、その人らしい自由な供養の形を受け入れてくれます。

このように、モダン仏壇は「仏壇を置きたくない」という悩みを解決するだけでなく、祈りの時間をより豊かで身近なものにしてくれる可能性を秘めているのです。


【最重要】リビングの主役になる「高級」モダン仏壇選びで失敗しない3つの絶対条件

モダン仏壇に興味が湧いてきたところで、次に重要になるのが「選び方」です。特に、永く使い、次の世代にも受け継いでいく可能性のある「高級モダン仏壇」を選ぶ際には、絶対に外せないポイントがあります。

実際に、良かれと思って選んだ仏壇が、お部屋の中で浮いてしまい後悔するケースは少なくありません。

【よくある失敗事例】
リビングの壁紙の色に合わせてウォールナットのモダン仏壇を選んだAさん。サイズも事前に測り、設置場所にも問題なく収まりました。しかし、いざ設置してみると、周りの家具がすべて明るいナチュラル色で高さも統一されていたため、仏壇だけが色が濃く、背が低く、明らかに浮いた存在になってしまいました。友人から「その濃い色の低い家具は何?」と聞かれ、とっさに「本棚だよ」と嘘をついてしまったそうです。

このような失敗を避けるため、以下の3つの絶対条件を必ず押さえてください。

条件1:空間との完璧な調和(デザイン・素材・色)

失敗事例のAさんのように、壁紙やサイズだけを気にしていては不十分です。最も重要なのは、お部屋全体、特に周りの家具との調和です。

Point 1:「仏壇」ではなく「一つの家具」として選ぶ

まず、「仏壇を置く」という意識を一度リセットし、「リビングに新しい家具を一つ迎える」という視点で考えてみましょう。 そうすることで、自然と以下の点に目が向くはずです。

  • 素材の統一感: テレビボードやテーブル、椅子などの主要な家具で使われている木材は何ですか?ウォールナット、タモ、クルミ、チェリーなど、素材感を合わせることで、空間に統一感が生まれます。
  • 色のトーン: 家具の色調は明るいナチュラル系か、落ち着いたダーク系か。全く同じ色でなくても、トーンを合わせることで美しく調和します。逆に、全く違う色を「差し色」として使う高度なコーディネートもありますが、これは専門家のアドバイスが不可欠です。
  • デザインの方向性: インテリアは北欧風、ミニマル、インダストリアルなど、どんなテイストでまとめていますか?仏壇のデザインも、直線を活かしたシャープなものか、曲線を活かした柔らかいものかなど、テイストを合わせることが重要です。

Point 2: 写真ではなく、プロの目で実物空間を確認してもらう

カタログやウェブサイトの写真、あるいは自分で撮った部屋の写真だけで判断するのは非常に危険です。光の当たり方や周りの家具とのバランスは、実際にその空間に立ってみないと分からないことがあまりにも多いからです。

専門家からのアドバイス
仏壇選びのプロは、単に商品を売るだけではありません。お客様のご自宅に伺い、リビングの壁の色や素材、窓の位置と光の入り方、そして何より家具類の色や高さ、雰囲気を総合的に拝見し、最適な一台をご提案します。自分で判断するのではなく、専門家を自宅に招き、お部屋全体を見てもらうことが、後悔しないための最も確実な方法です。

条件2:世代を超えて受け継がれる「本物」の品質(木材・加工・仕上げ)

「高級」と名のつくモダン仏壇は、なぜ高価なのでしょうか。それは、見た目の美しさだけでなく、目に見えない部分にまで徹底的にこだわり、永く使えるように作られているからです。 特に「国産」の仏壇には、日本の気候風土を熟知した職人たちの知恵と技術が詰まっています。

Q. 国産の仏壇と外国産の仏壇、具体的に何が違うのですか?

A. 主に「木の乾燥」「芯材」「塗装」の3つの工程で、品質と耐久性に大きな違いが生まれます。

比較項目 高品質な国産仏壇 安価な外国産仏壇(一部)
① 木の乾燥 1年以上かけて自然乾燥させ、日本の四季の変化による木の伸縮を最小限に抑える。 自然乾燥を省略し、乾燥機のみで処理するため、後の反りや割れの原因になりやすい。
② 芯材 見えない部分にも、厳しい品質基準をクリアした反りや湿気に強い芯材を使用する。 湿気で膨張したり、ネジが緩みやすい低品質な芯材が使われていることがある。
③ 表面塗装 傷や熱、紫外線に強い「ウレタン塗装」など、硬度が高く長持ちする仕上げ。 傷がつきやすく、経年劣化で白く濁りやすい「ラッカー塗装」などが多く、耐用年数が短い。

安価な仏壇を購入し、数年で扉のネジが緩んだり、花瓶の水分で板が膨らんでしまったりといったトラブルは後を絶ちません。そして、粗悪な素材のものは修理自体が不可能な場合も多いのです。

永く、気持ちよく使い続けるためには、なぜその価格なのか、品質の裏付けをしっかりと説明してくれる信頼できる専門店から購入することが不可欠です。

条件3:単なる”モノ”ではない、心の拠り所となる存在感

最後の条件は、最も感性的で、しかし最も大切な要素かもしれません。それは、そのモダン仏壇が「自然と手を合わせたくなる存在感を放っているか」ということです。

優れたデザインと卓越した品質が融合したとき、仏壇は単なる「モノ」を超え、空間に静謐な空気感と精神的な中心を生み出します。

Point 1: 暮らしの中に溶け込む「佇まい」

お仏壇は、特別な場所に安置するものではなく、共に日常生活を送るものです。家族が集まるリビングに置くことで、子供や孫が自然にご先祖様への感謝の気持ちを育んだり、思いやりの心を学ぶきっかけにもなります。そのためには、威圧感を与えるのではなく、暮らしの中にすっと溶け込むような、穏やかで美しい「佇まい」が求められます。

Point 2: 自分の目線に合った高さを選ぶ

椅子に座って過ごすのか、ソファに座って過ごすのか。その日常生活における目線の高さも非常に重要です。仏壇を見下ろす形になるのではなく、少し見上げるくらいの高さに御本尊やご位牌がくるように設置するのが理想的です。 こうした細やかな配慮が、日々の祈りの時間の質を高めてくれます。

これら3つの条件をクリアしたとき、モダン仏壇は初めて「リビングの主役」となり、あなたの暮らしに豊かさと安らぎをもたらしてくれるでしょう。


【実例紹介】東京都品川区のマンションに生まれた、光あふれる祈りの空間

ここで、実際に「高級モダン仏壇」を選ばれたお客様の事例をご紹介します。東京都品川区のスタイリッシュなマンションにお住まいの、デザインや品質にこだわりのあるご夫婦のケースです。

【お客様のお悩み(Before)】

  • 「以前の住宅で使っていた仏壇はあるがキズもあるし、新居のリビングにはどうしても合わない」
  • 「いかにも”仏壇”というデザインのものは置きたくない」
  • 「インテリアの一部として誇れるような、美しく質の高い祈りの空間が欲しい」

【新川崎雲山堂からのご提案】
まず、私たちが最初に行ったのは、ショールームへのご案内ではなく、お客様のご自宅へお伺いすることでした。

陽光が差し込む明るいリビング、モダンで素敵なデザインの家具。その洗練された空間を拝見し、家具の明るい素材とマッチしながらも暖かみのあるサクラ材の仏壇で、扉や背板などにかわいらしい桜模様がアクセントとして入っている、徳島の職人が製作したモダン仏壇をご提案しました。

【納品後の変化(After)】
仏壇をリビングに設置したとき、お客様から感嘆の声が上がりました。そして、お届け後のアンケートにて、嬉しい感想を頂きました。

Q.実際に仏壇をお仏壇に置いてみて、いかがですか?
A.「とても素晴らしいです。部屋の雰囲気にも合っていて満足しています。細やかなところまでお付き合い頂き、ありがとうございました!」

この事例のように、プロの視点を取り入れ、空間全体との調和を考えることで、「置きたくない」と思っていた仏壇が、暮らしを豊かにするかけがえのない存在へと変わるのです。

よくあるご質問(Q&A)

高級モダン仏壇を検討する際に、多くの方が抱く疑問にお答えします。

Q. モダン仏壇の価格相場はどのくらいですか?
A. サイズや素材、国産か外国産かによって大きく異なります。チェストの上に置くコンパクトなタイプであれば10万円台から、高品質な国産材を使用した床置きタイプやセミオーダーメイド品になると50万円~200万円以上と幅広いです。品質は価格に比例する傾向があるため、ご予算と共に、この記事で解説した「品質」の観点から慎重に選ぶことが重要です。

Q. 仏壇を置く方角に決まりはありますか?
A. 伝統的には様々な説がありますが、現代の住宅事情では厳密に守ることは難しくなっています。それよりも、ご家族が毎日気持ちよく手を合わせられる場所、直射日光が当たらず、風通しの良い場所を選ぶことの方が大切です。リビングなど、家族が集まる場所に置くことをお勧めしています。

Q. 購入から設置までの流れを教えてください。
A. 当店での一般的には以下の流れになります。

  1. ご相談・ご自宅訪問: まずは専門家にご自宅を見てもらい、設置場所やデザインの方向性を相談します。
  2. ご提案・お見積もり: お部屋の雰囲気に合わせて、具体的な商品やデザイン、お見積もりをご提案します。
  3. ご契約・製作: 内容にご納得いただけたら契約となり、既製品の場合は発注、セミオーダー仏壇の場合は製作に入ります。
  4. ご納品・設置: ご指定の日時に専門スタッフが伺い、丁寧に設置いたします。古い仏壇がある場合は、供養やお引き取りも相談可能です。

最高の祈りの空間は「お部屋」から始まる

ここまで、「仏壇を置きたくない」というお悩みを解決する、高級モダン仏壇の世界について解説してきました。

従来のイメージを覆す美しいデザイン、現代の暮らしに寄り添うサイズ感、そして世代を超えて受け継がれる確かな品質。高級モダン仏壇は、あなたのリビングをより洗練された、心安らぐ空間へと昇華させる力を持っています。

しかし、最も大切なことを、もう一度お伝えします。

最高の祈りの空間を創るためのスタート地点は、仏壇店のショールームやカタログではありません。あなたとご家族が実際に暮らしている、その「お部屋」そのものです。

どれほど美しく高品質な仏壇も、置かれる空間と調和しなければ、その魅力は半減してしまいます。逆に、プロの目であなたのお部屋の個性や可能性を最大限に引き出すことで、想像以上の素晴らしい祈りの空間が生まれるのです。

もしあなたが、本気で後悔しない仏壇選びをしたい、リビングの主役となるような最高の祈りの空間を創りたいとお考えなら、まずは専門家をあなたの自宅に招き、お部屋を見てもらうことから始めてみませんか?

私たち新川崎雲山堂では、仏事の専門知識はもちろん、建築士の資格を持つスタッフが、お客様一人ひとりのお住まいとライフスタイルに合わせた最適なご提案をさせていただいております。セールスは一切いたしません。まずはお客様のお話、お部屋の雰囲気をじっくりと拝見させていただき、プロとして最善のご提案をすることが私たちの使命です。

あなたからのご相談を、心よりお待ちしております。

[専門家によるご自宅訪問・無料相談はこちらから(新川崎雲山堂ウェブサイト)]

高品質で安心の国産仏壇

 


この記事の監修者

株式会社 新川崎雲山堂 体表取締役 青地 直樹

役職: 代表取締役 / 仏師三代目
経歴:
昭和24年創業の仏壇店「雲山堂」をルーツに持つ「新川崎雲山堂」の三代目。祖父、父の背中を見て育ち、幼い頃から仏壇・仏具に触れる。大学では建築学を専攻し、住宅デザインや動線計画を学ぶ。卒業後、家業を継ぎ、仏壇業一筋の道を歩む。経営者として悩んだ経験から「お客様の心に寄り添う」ことを経営理念の中心に据え、日々お客様と向き合っている。
保有資格:

  • 二級建築士
  • 仏事コーディネーター

お客様へのメッセージ:
「お仏壇は、特別なものではなく、日常生活の中に溶け込み、故人と共に暮らすための大切な場所です。私たちは、お客様が心から安らぎ、自然と手を合わせたくなるような、世界に一つだけの祈りの空間を創るお手伝いをさせていただきます。どんな些細なことでも、お気軽にご相談ください。

ホンマルラジオにスペシャルゲストで出演しました。川崎の仏壇店

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私(株式会社新川崎雲山堂 代表取締役社長 青地直樹)が
スペシャルゲストで出演し、いろいろとお話しさせていただいた、
ホンマルラジオ「経営者ストーリーズ」第13章
良い仏壇店の選び方とは?
~お客様の願いを叶えるセミオーダー・リメイク仏壇~
が2023年8月13日に公開されました。

視聴はこちらから↓

良い仏壇店の選び方とは? ~お客様の願いを叶えるセミオーダー・リメイク仏壇~

私が大学時代に学んだ住宅の設計・デザインの知見を活かし、
住宅に会う仏壇選びを提案をしている話し。
三代目として苦労したこと、経営者勉強会で得られた学び・気づき。
そして、新川崎雲山堂が得意としているセミオーダー・リメイクの仏壇について。
良い仏壇店を選ぶために
ご来店前にチェックするポイントとご来店時にチェックするポイント。
仏壇選びや経営者としての考え方を中心に、
いろいろとお話しを引き出していただきました。
是非ご視聴ください!

下記に、ラジオで話した内容を全文文字お越しいたしました。

2023年8月13日公開
ホンマルラジオ「経営者ストーリーズ」第13章
良い仏壇店の選び方とは?
~お客様の願いを叶えるセミオーダー・リメイク仏壇~

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本気の人が本気でしゃべる本気まるだしラジオ局、今日も本気で喋ります。
経営者ナビゲーター水戸脩平の経営者ストーリーズ、パーソナリティの水戸脩平です。
どうぞよろしくお願いいたします。

この番組では挑戦する経営者とそれを支えるスペシャリストの思いやストーリー、
ブレイクスルーのポイントを打ち出すことで経営者と日本を元気にします。
ということで第13章、スタートいたします。

今回も四谷のオープンのスタジオの方で収録をしております。
オンエアがちょうどお盆の時期になるということで、
今回はお盆にふさわしいスペシャルゲストの方に登場いただいております。
後ほどゲストの方を紹介してトークの方させていただきたいと思っておりますけれども、
その前に経営に役立つ可能性のある情報をお届けいたします。

MITOS経営、今日のMITOSワンポイントアドバイスです。
今回は「事業承継、引継ぎ補助金について」お話をいたします。
事業承継、引継ぎ補助金という補助金がございまして、
これは事業承継ですね、受けた会社さんが何かしら新しい取り組みをするとか
あるいは事業承継する際に専門家の方に支払う経費の一部が補助されるという制度になっております。
経営革新事業、専門家活用事業、廃業・再チャレンジ事業の3種類がございまして、
そのうち経営革新事業は、この事業承継をM&A契機にしてですね
経営革新等というと難しいんですけれども、
新たな取り組みをされている従業者の方を支援する制度になっております。
専門家活用事業というものはですね経営資源の引継ぎ、
要は事業承継に要する経費の一部を補助されるという制度でございます。
最後の廃業・再チャレンジ制度事業、こちらが再チャレンジですね、
取り組みにかかる廃業するとか廃業にかかる経費の一部を補助されるという制度でございます。

経営革新事業は事業承継、前に遡りまして2017年4月1日からの事業承継、
2024年1月22日までの事業承継する会社や事業が対象になりますということで、
以前に事業承継された方でもお使いいただけます。
専門家活用事業につきましては、補助金を申請する後のですね
今後の事業承継という形でお使いいただける制度になっております。
ですので、事業承継した後に新たな取り組みしたいよとかですね、あるいはM&Aですね、
お考えの会社さんございましたら是非当社宛にお問い合わせいただきたいと思います。
経営者ストーリーズをつきましたと言っていただければ初回相談1時間無料で聞きますので是非ご相談ください。
はい、以上、MITOSワンポイントアドバイスのコーナーでした。

はい、お待たせいたしました。
本日のスペシャルゲストの方を紹介いたします。
本日のゲストは、二級建築士・仏事コーディネーターで株式会社新川崎雲山堂、
代表取締役社長の青地直樹さんです。
よろしくお願いします。
青地:はい、よろしくお願いいたします。

水戸:はい、では青地さん自己紹介をお願いいたします。

青地:はい、新川崎雲山堂の代表取締役の青地直樹と申します。
うちは、いわゆる仏壇店ですね、お仏壇、またお位牌を一般の方々にお売りする職業をしております。
それ以外にはお寺さんにも出入りさせて頂いておりまして、
お寺にお参りに行った時に目に入ってくる仏具、上からぶら下がってる物、仏像等々
そういったものも合わせてやらせていただいております。
よろしくお願いいたします。

水戸:はい、よろしくお願いします。
ようこそホンマルラジオへ。
と言うことでありがとうございます。
新川崎雲山堂さんですね、鹿島田ですかね、JR南武線鹿島田駅から徒歩5分ぐらいですかね?

青地:5、6分ぐらいですかね。

水戸:の場所にお店でございますので、ぜひ皆さんも仏壇ですね、
ご検討の際は立ち寄っていただきたいなと思います。

水戸:はい、まずは青地さんにお伺いしたかったのがですね、この新川崎雲山堂さんですね、
これは事業承継で引き継がれたとお伺いしてるんですけれども、
事業承継をした経緯を教えていただけますでしょうか?

青地:はい、うちは私で3代目になるんですけれども、
元々私の祖父が昭和24年にこれ東京なんですけど、東京で創業致しまして、
うちの父が息子なので、そのまま引き継ぐ立場なんですけども、
実は弟なので私のおじさん、長男がそこのお店は引き継いで、
のれん分けという形でこちらの鹿島田駅の方にのれん分けしまして、
また私が更にそれを引き継いだというような経緯ですね。

水戸:そういうことですね。
最初の1店舗目は池上ですかね、東京の池上にあったと。

青地:そうです。
東京都大田区池上です。

水戸:そこから川崎の方にのれん分けという形で。

青地:そうですね、はい。

水戸:かしこまりました。
青地さんを紹介した冊子ですね、この3つの不足を補えば仏壇選びで後悔しない
という冊子もございまして、これWebでも見られるんですかね?

青地:Webから申し込んでいただければ書籍プレゼントっていうのがありますので、
そちらから申し込んでいただければプレゼントさせていただきます。

水戸:ありがとうございます。
はい。まずですね仏壇を検討されている方ですね、
書籍で仏壇選びのポイントを書いておりまして、そちらで事業承継ですね、
今回お話しいただいた経緯も書いておりますので是非ですね取り寄せていただきたいなと思います。
私は、ちょっとこの書籍を読みながらお話を進めていきたいと思います。
そういう経緯だったんですね。

青地:はい。

水戸:その前に二級建築士、建築の勉強をされたりとかですね、
されてるかと思うんですけれども、この新川崎雲山堂ですね、もう事業承継というのは、
もう引き継がなきゃいけないなというのはもう小さい頃から感じられていたんでしょうか?

青地:いや、そうじゃなくて元々私は建築の道に進みたかったんですね。
それで建築学科に大学にも進みまして、もう大学4年生の時には就職活動もしてたぐらいで、
まずは一旦、まあ後々は引き継ぐかもしれないけど、まずは自分のやりたい建築の道をと思ってたんですが、
その4年の時にうちの父がちょっと体調を壊しまして、心臓なんですけども、
それで重い物がもうちょっと持つのが厳しいって話になって、
重い物を持つ商売なのでこれはマズいぞと言うことで
お前引き継げないか、っていう話になって引き継がせてもらったと。

水戸:そういう経緯だったんですね。
やはり仏壇とか最低でもキロ単位ではあるような物ですもんね。

青地:そうですね。
結構重たい物が多いのでね。

水戸:そうですよね。
もう、何ですかね、お父様が倒れられた時に「これはもう自分が引き継ぐんだ」というのは何ですかね、
決断というか受け入れるというのは。

青地:そうですね。
元々もう中学位からちょこちょこお手伝いをしてたんで、どんな仕事か分かってましたし、
お客様から凄く喜んでもらえたりとかして、楽しい商売だなとは思ってたので、
別にいいなと思ってた商売を、引き継ぐタイミングがたまたま早く来たという。

水戸:ああ、そうですね、はい。
二級建築士の資格ですかね、こちらは大学だとか専門学校ですかね、
夜間で通いながら取られたということで伺ってるんですけれども。

青地:大学卒業した後、働きながらやっぱりせっかく建築の道を志してたので、
やっぱり形として残したいなという気持ちもあったので、
そこはちょっとうちの父に言って、働きながら夜間で建築の専門学校に通いながら勉強して
二級建築士の資格を取得しました。

水戸:やはり働きながらで夜間だと当時はかなり大変だったと思いますけど。

青地:そうですね。
結構忙しかったですね。

水戸:そうですよね。
ちなみに今のその何ですかね、仏壇の営業で、この二級建築士の資格というのは
どのような形で活用されているんでしょうか?

青地:資格自体がというよりも元々私が大学でやってたのが住宅のデザインの方で、
その中でも人の動き、動線計画とかって言うんですけれども、
人がどういう風に動いていくのかっていうのを考えるっていうところをスポット当てて
卒業制作なんかもやったので、やっぱその辺の勉強したことがお客様のお家に伺った時とかに、
お客様がどういう風にここで生活しているのかな、っていうことをイメージしながら生活の例えば目線ですね、
畳の部屋だと目線の低いところが生活の目線になりますし、椅子に座っていればその目線になりますし、
そういうところに合った高さのお仏壇を提案してあげたいなとかそういう風に人の動きとか
その生活をイメージできるっていうのは建築を勉強してたからならでは、かなと言うのはありますね。

水戸:やはり大切ですよね、やはり、先ほど畳と椅子でも全然違うということで話されました。
確かに高さが違いますし。

青地:そうですね。

水戸:置くべき仏壇、選ぶべき仏壇も変わってくるということですよね。

青地:そう、椅子でも食事をするような椅子とソファーの椅子ではまた目線が違うので、
どちらの部屋にお仏壇を置くかによっても、その部屋での生活目線って変わってくるんですよね。

水戸:やはりその辺りが建築を勉強されたことによって今のお仕事に活かされているということですね。

青地:そうですね。

水戸:そうですね。
仏壇を売るではなくて、やはりなんていうんですかね、仏壇というのも1つのライフスタイルですからね。

青地:そうですね。
お仏壇と一緒に生活して行くっていうところで、
お仏壇がそこに違和感あるような感じに置かれるんではなくて、
やっぱり生活の中に溶け込む感じに、もう一緒に自然にそこに仏壇があるっていうのが理想だなと
僕自身は思っていますので、それをしていくにはそういう目線もそうですし、色合いもそうですし、
置く場所もそうですし、そういうところでもちろん邪魔にもならなければ違和感がないような感じに
収めていただくっていうのが、1番いいんじゃないかなと思ってますね。

水戸:おっしゃる通りですね。はい。
で、新川崎雲山堂さんは、もう大学卒業して、就職したタイミングでもう事業承継もされたという。

青地:(そのタイミングでは)事業承継はまだしてないですね。

水戸:あ、事業承継はまだなんですね。
はい、実際その何ですか、経営権を引き継がれたのはおいくつの頃だったんですか?

青地:ええと4年前です。

水戸:あー、そうだったんですね。

青地:はい。
それで今5期目になるのかな、私が引き継いで、はい。

水戸:そういうことですね。
それまではその何ですかね、働きながら後継者として働いていらっしゃったという形ですね?

青地:ずっとうちの父が代表で、その中でやらせてもらってましたんで、そうですね。

水戸:はい、かしこまりました。
経営者さんとして、あるいはちょっと後継者さんとしても
やはりいろいろ転機があったんじゃないかなと思うんですけれども、
その辺りの何か転機ですかね、についてお話を伺いますでしょうか?

青地:そうですね。
やっぱり大学卒業して間もない時なのでまだまだ若いですし、全然その経営とか何とか何も分からない。
しかも周りにいた私の友達の人達がみんなサラリーマンなんですよ。

水戸:そうですね。

青地:だから一緒に色々飲みながらお話してももう全部サラリーマン目線なんですよね。
だから悩みのステージが違うというか、それで30ぐらいのところにちょっと何か
自分のその、経営の話ができる相手がいないかなっていうのが凄く悩んでまして、
その中でたまたま紹介していただいて「中小企業家同友会」っていう
中小企業の経営者達の勉強会に参加するっていう機会をもらって、
そしてそこでいろんな先輩達がそういう時は、こうやった方がいいんじゃないかとかね、
いろんな経営者目線のその悩み相談からいろんな話ができる場が
そこでやっぱり凄く経営って何だろうっていうのを学ばせてもらって、
その中でも「経営指針作成部会」という経営理念とか目的とか方針とかそういうのを
作成する部会にも参加させてもらって、
また私は、たまたま後継者だったからっていうのが上手いこといって、
その後継者だと社長の話をよく聞かなきゃいけない。
自分がまだ社長になってないからこそ。
なので、そこで凄く社長とコミュニケーションを取ってうちの父親と手紙とかも毎週のように貰ったりとか、
それもそこで出される課題なのでね。手紙を貰って来てくださいと。
で、手紙で改めて貰うと「あ、うちの親父こんなこと考えてたんだな」みたいな、
今まで近くにいていろんな話してるんだと思ってたんだけども、知らなかったことがいっぱいありましてね、
だから凄くいい機会もらえて、それでうちの理念目的っていうのを作り上げて一応うちの背骨がビシッと通った。

水戸:では、元々はやはり相談できるその方を作るというところで
そういう経営者さんの集まりに顔出されたんでしょうけれども、
本当に何ですかね、経営理念、経営指針作られて後はそうですね、
そのお父様、先代のお父様、当時は社長さんですね。

青地:はい。

水戸:だからその後継者としてその何ていうか、社長の思いを受け取ったりだとか、
あるいは青地さんご自身がこういう会社にして行きたいんだっていう話をしたりとかするのは、
やはり貴重な場だったんですね。

青地:そうですね。
そういう話をする場を貰えたっていうのはありがたかったですね。

水戸:いや、そうですよね。
恐らく1つ屋根の下にいてもなかなかね、
やっぱり話せてると思ってて話せてないというのはやっぱりあるんだなと思いましたね。

青地:そうですね。
そこにスポットライトを当ててきちんとそれに対して向き合って話す。
または、その自分の作った物に対して「親父どう思う?」っていう感想をもらう。
そういうのって普段やらないですからね。

水戸:そうですね。
本当にご自身に向き合うって時間もそうですし、先代社長さんですとか
その事業というところに向き合う時間なかなかやはり取れないからこそ貴重ですね。
はい。

青地:そうですね。

水戸:そこであの経営理念、経営指針を作られて、
で何ですかね、どういう形で事業を伸ばしていくのか、
また改めて事業をやるのかというところを考えていかれたということですかね?

青地:はい。

水戸:かしこまりました。
その経営理念、経営指針を作られる中で現在のですね、
新川崎雲山堂さんが注力されている事業サービスはどのようなものになりますでしょうか?

青地:それも事業をやりながらお客様からこんなことできない?
っていうような相談があって、そこをやってみたら凄く喜んでいただいて、みたいなところから
今うちはセミオーダーっていうジャンルと後はリメイク、この2つ、
後はもちろん修理っていうのも出来るんですけどね。
やっぱこの辺りが凄くやっぱり、普通のその辺にある仏壇屋さん行って
ポンって買ってくるのでは叶わないことが叶うことができる、それを叶えてあげられる。
なのでそれがやっぱり凄く喜んでいただけるのでやっぱりセミオーダーをしてあげたり、
リメイクしてあげたり、要はお客様の仕様にカスタマイズしてあげるっていうのが、凄く喜んでいただいているんで、
そこを今すごく注力していますね。

水戸:あー、そこはやはり大手の仏壇屋さんとかだとなかなかやらないような?

青地:そうですね。
なかなかそういうのはしてないところが多いんじゃないかと思いますね。
特にやったことがないと、なかなかやらないですよね。
だから元々修理はやってたので、その素地があった上でそれに更にこういう改良、
こういうカスタマイズというところでリメイク、でリメイクやってたから
その発想で行けば新しい仏壇を同じように改造してあげることもできるんじゃないかということで
職人とここまでは出来る、ここはちょっと難しいっていう限度はあるんですけども、
出来る中でそれを叶えてあげていくっていう。
ただ、うちの特徴としては、仏壇を製造する工程の中でちょっとお邪魔させていただいて
1本だけ特別仕様を作ってくださいみたいなやり方をしたりすることが多いので
ちょっと期間だけはたっぷり必要なんですけど、
次の工程が3ヶ月先ですっていうことは3ヶ月待たなきゃいけない。
ただ、その代わりそういう風にちょっとお邪魔させてもらうことによって
費用面を抑えることが出来るんですよ。だからお見せするカタログに載ってるその価格って
普通はその商品の普通の価格なんですけど、それに上乗せすることなく
追加費用がかからないっていうのが、まあその、膨大な量のいろんなことをやればここまでやると
確かに追加費用かかっちゃいますっていうのがあるんですけど、
大概の場合は追加費用をかけずに出来るんですよ。
だからそれこそ新しい既製品を買うのと大体同じぐらいの金額で。

水戸:その辺りが何ですかね、サービスの設計というか、工夫の部分なんですかね?

青地:そうですね。
もう大体セミオーダーとかリメイクのニーズのお客さんっていうのはそんなに急いでないことが多いんですよね。
すぐに欲しいとか新しい仏壇購入する方の場合は49日までに揃えたいとかっていうタイム的なものが、
ここまででっていうタイムリミットがあるんですけど、
セミオーダー、リメイク、修理の方は別にこの日までにとかっていうのはそれほど無いもんですから、
だからそういう面でもお互いにマッチしてるというか、時間はあるよっていう方から時間を貰ってるので。

水戸:あー、そうですね。
これも何ですかね、
時間の余裕というか比較的かけられるのはやはりお客様が
仏壇の必要性というところとかをかなり理解されている方が多いということですかね?

青地:そうですね。
元々お仏壇を持ってる方がほとんどです。

水戸:あー、なるほど。

青地:で、それを例えば引越しとか例えばリフォームするとか、
そういう時に今ある仏壇をこのままじゃやっぱり、ほとけ様の仏像様のお家も
自分達のお家がキレイになると同時にキレイにしてあげたいというところで
それで修理する方もいれば、リメイクする方もいれば、
セミオーダーで仏壇を作る方もいるっていうような感じなので、
元々仏壇を持っている方から依頼されることがほとんどですね。

水戸:あ、そういうことですね。
ちょっとそもそもになってしまいますけど、セミオーダーというのはどういう仕組みなんですか?

青地:セミオーダーは先ほど言った通り持ってる仏壇の中に飾ってある、
そのままお祀りしている仏像の大きさ、お位牌の大きさが結構昔からお仏壇を持ってる方って
お仏壇自体が大きいので、なので中でお祀りされているそういった物も大きかったりするで、
それを今度はもうちょっとコンパクトな仏壇にしたいって言った時に
既製品のコンパクトな仏壇の中にこんな大きいの入らないよってケースが結構あるんですよ。
で、その時にその仏壇を改造して入るようにして、棚の高さを変えたりですとか、
そういう風に、後は扉も、扉が付いた場所に入れたいから
仏壇自体に扉いらないんだけど、っていう方もいるんですよ。
そういう場合は、じゃあ特別に扉ないような作りにしようとか、
そういう形でセミオーダーは、そういう風になってますね。

水戸:分かりました。
そうですね、やはりそうですね。
ほとけ様がいる場所ですので、やはりそういう何ですかね、
家が引っ越したらやはり当然その居心地とかやはり変わってきて
仏壇も何とかねそこに合わせた物をリメイクしたり、あるいはセミオーダーしたりする。

青地:昔ながらのお家だとお位牌も結構たくさんあったりするんですよね。
そうすると段が3段じゃ足りなくてもう1段欲しいってなると
段を増やす為にはもちろん高さも必要ですけど、奥行きも増やさないといけなかったりとかするのでね。
じゃあ、奥行きも増やしましょうっていう、そうやってカスタマイズしていくっていう。
ただ元々既製品を元として使わせてもらうっていうベースはそこからやってますので、
それ以外に元々フルオーダーメイドもやってるんですけども、
これはやっぱり皆さんハードルが高くて、1から全部フルオーダーメイドでっていうのは、
なのでセミオーダーがやっぱり多いですね。

水戸:あー、やはりお客様の、特に仏壇にこだわる方のニーズが大きいところがセミオーダーで、
そこに今注力して取り組んでいらっしゃる。

青地:そうですね。

水戸:ありがとうございます。
青地さんが、新川崎雲山堂さんが考える仏壇選びやあるいは仏壇業者さんの選定のポイント、
選ぶポイントというのはどういうところにあると思われますか?

青地:仏壇屋さんにまず行く前にチェックするポイントと行った後にチェックするポイントというのがあって、
行く前っていうのはホームページとかそういうのを見ていただくといいんですけど、
納入事例とか後はお客様のその声、実際に直筆で書いたアンケートとか
あとお客様自身が一緒に写ってたりとか、そういうのがたくさん見れるホームページだと
「あっ、ちゃんとお客様と密にコミュニケーション取ってるんだな」
だからこそ、そこにそういうアンケートがあったり顔写真まで出させてもらえるってことは
信頼関係があるということ。それが1つ目のポイントで、
もう1つあるのが修理とかそういうことをちゃんとやってるかどうか、
アフターサービスに繋がるんですけども、売って終わりみたいな業者じゃなくて
ちゃんと修理もたくさん受けてる事例が載ってれば
「あっ、ここは売りっぱなしじゃなくて、ちゃんと後々面倒を見てくれるところなんだな」って言うのが
これも行く前にチェックできるポイントですね。

水戸:あー、その2点ですかね。
導入する時に実際に付き添って入れてらっしゃるか、後その入れられた後にもアフターサービスというか、
されてるかどうかというところが仏壇選び、業者さんの選ぶポイントになってくると。

青地:後はご来店した後に気を付けるところっていうのは、
業者自身も、私も業者だから確かにそうしたいけどっていうのがあって、
例えば仏壇を選んだら仏具全部セットでお付けしますみたいな。
これ楽なんですよね、売る側からすると、もうそこに力を使わなくて済むので、もうこのセットでってことでポンと。
でも、それはこっちが楽なだけで実際それじゃあ1個、1個選んだらどんぐらいかかるかっていうと
30分〜1時間ぐらいで全部選び終えるんですよ。
1個、1個選んだとしても。
で、やっぱりその先ずっとその仏壇に手を合わせていく中で
例えば仏像の顔とかも自分の好きな顔かどうか、
手を合わせたくなるような厳かな顔かどうかってやっぱり好みの顔があると思いますし、
あと「おりん」なんかも、その音色って本当に好きな音色ですか?って、
やっぱり何か、ただただ叩き比べるだけでもこの中だとこの音色が1番しっくりくるわねとか、
やっぱりそのお客様にとってしっくりくる物を選ぶ作業を、そこを手を抜かずにきちんとやってくれるかどうかですね。
「はい、これでセットです」っていうのは、
ちょっとそこの仕事の部分を楽しようとしてるんじゃないかな、っていうそのところが透けて見える感じがしますね。
で、後もう1個同じ業者目線で言うと、なかなかカタログを出してくれない業者、
来店した時に、これもう明らかにここに並んでいるのが売りたいんですよね。
それで商品を回転させたいんですよ。
でも、それは業者の方のあくまで気持ちはそうかもしれないですけども、
お客様はそこに並んでなくてもいいわけですよ。
うちのお家に1番いい物が欲しいんです。
そうすると、うちみたいな小さな店舗でも2、30個、大きい店舗だと200とか300とか並んでるかもしれない。
いっぱい並んでいるように見えてカタログ開くとその中には1万点以上の商品がありますので、
やっぱ選択肢が多ければ多いほど、自分にとって1番しっくりくる物に出会える可能性が高いので、
そこでカタログをなかなか出してこないなぁこのお店はっていうと、
ちょっとそれはお客様側に立って無いんじゃないかな、というのが透けて見えるかなと思いますので、
この辺りちょっと気を付けて来店した時にはね、見ていただくといいんじゃないかなと思います。

水戸:ありがとうございます。
やはり仏壇選びですね、最初から慣れている方っていらっしゃらないと思うので、
おっしゃっていただいたような観点とかですね、関心が重要になってくるかなと思いますね。
逆に何ですかね、その中で新川崎雲山堂さんが青地さんが心がけていらっしゃる部分が
雲山堂さんの価値であり、サービスポイントなのかなと思いましたね。
やはり何ですかね、本当に事業者さんのお客様の為に選択肢を幅を広くしたりですとか、
あるいはその納入時に直接付き合う、で何て言うんですかね、
仏壇のリメイクだったりとか必要になった時もきちんと修理とかもやっていくというところで
その辺り1つ1つの取り組みが。

青地:そうですね。
リメイクなんかも本当にお客様が、この昔の自分の父母が使ってた仏壇の思いを
どうにか引き継げないか、でもこのままだと家のリビングに全然マッチしないんだっていう
そういうので話してじゃあどうしましょうかねって事で話してた中で、
じゃあここを取り出してここの部分をここに組み入れてみましょうかっていうので仏壇、
新しい仏壇の中に古い仏壇の障子のところの彫りだとか欄間のところに家紋の部分をちょこっと入れたりとか、
そういう形で古い仏壇の思いを引き継いでもらうことでお客様にとってもね、
あ、これで一応まったくゼロになっちゃうんじゃなくてその思いをちゃんと引き継げているなっていう
気持ちをね大切にしてあげられるなと思って。

水戸:いやあ、大切ですよね。
やはりその世代を引き継がれていく、特に仏壇っていうものにですかね。
ありがとうございます。
結構いい話を聞けてですね、時間が差し迫ってしまったんですけれども、
最後にですね青地さんの経営者さんとしての夢や目標ですかね、何か教えていただけますでしょうか?

青地:そうですね。
やっぱりうちはずっと家族経営でやってきたんですけども、
この春から他人の方というか他の方も雇い始めて少しずつ経営者として
会社として家族経営からちゃんとした会社にステップアップして行きたいなという気持ちはありまして、
そういうのもやっぱり、さっき言った経営者の勉強会でみなさんの姿を見て、というところが強いんですけれども、
その中でやっぱりまだまだ私も自分自身が動いているような、
まあ野球で言うところのプレーイングマネージャー、
監督やりながらキャッチャーやってるみたいな、自分もプレイヤーっていう状況なので
全くプレイしないのは難しいですけれども、
少しずつ監督業、その経営者としての仕事に専念していけるように
人をもう少し増やしていって、もっともっと経営者らしい経営者になっていきたいなと思っています。

水戸:ありがとうございます。
はい。
今日いかがでしたか?
ラジオに出られて。

青地:いやぁ、楽しかったですねぇ。

水戸:楽しかった!
あっ、そう言っていただけて嬉しいですね。
私自身も青地さんの思いですとか、いろいろな話を伺えて非常に楽しかったです。
今日出ていただいて本当にありがとうございます。

青地:こちらこそどうもありがとうございます。

水戸:はい、本日のゲストは青地直樹さんでした。
青地さんありがとうございました。

青地:どうもありがとうございます。

水戸:では、次回の経営者ストーリーズでお会いしましょう。

 

視聴はこちらから↓

良い仏壇店の選び方とは? ~お客様の願いを叶えるセミオーダー・リメイク仏壇~

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